発見が常識を覆す、覆った常識が時代を変える、変わった時代が人間と政治を変える

政治は知恵を出せ
政治家よ常識を変える発見をしろ
政治家よ時代と人間を変えろ
政治は誰にでも出来る物ではない

第109話 走馬灯が回る

2007年11月26日 | Weblog
走馬灯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
自分の歩いた人生が・・・
赤ん坊の時から・・寿命が尽きるまで・・
もう一度歩かされる・・・・・・・・・・
しかし・・二度歩いたにもかかわらず・・
二度目の人生は・・一瞬に時間が過ぎていた・・
竜宮城へ行って・・遊んだ浦島太郎のように・・
気が付いたら・・年を取って・・寿命が尽きようとしていた・・
「あ”」・・気が付いたら・・死神が迎えに来た・・


卑弥呼は自分の天から与えられた使命をすべて終えた”
「もう”思いも越すことはない」
死んだ”はずの命に再び火が灯った”
その理由は、今までの使命が、延命させた・悟った・・
別れ際に、帝は・・・
「もう”再び”会えることはお互いあるまい”
 せめて、寿命が尽きるまで、健康でいたいのう”」
「そうですね~”ほほほほ~」
お互いの顔を見詰め合って笑った・・・・

卑弥呼の一行は来た道を引き返した。
大阪にたどり着き船に乗った。
風は順風”船は水面を滑るように進んだ・・
旅の疲れか”眠ってばかりの卑弥呼に難斗米は声をかけた
「姉さん”淡路島だよ”」
卑弥呼は弟の声で目をさました。
「あ~淡路島か”」
夢で見た島”脳裏に、イザナギとイザナミが浮かんできた
夫婦の会話が聞こえてくる・・・
「あなた”もう”明日食べる食い物が無いのよ”どうするの?」
「何とかなるさ”これから探してくる」
この会話から始まった夫婦の旅路・・・
工夫と努力と優しさの旅が・・やがて・・世界を包んだ
夫婦の旅路を追い始めた・・・
この仲の良い夫婦にも別れがやってきた。
3人目の子を産んだとき、無事に出産はしたものの、
出血多量で亡くなった、女は、命を生み出すのは
命がけですものね、・・・
血まみれになって、壮絶な妻の死を受け入れることが
出来なかったイザナギは、私のようだ!”・・・・
もう死んだのに”切なく、寂しくて、墓まで掘り起こした
そこまで似ている・・あ~~・・・
また、睡魔が襲ってきた・・
「目むい”もう”起こさないで」・・弟に告げて再び眠った・・

「ふふふ!”くすぐったいわ”」
夫が私の乳房に手を伸ばしてした。結婚して、式が終わった
その後の初夜だった・・
夫の暖かいその手が・・・くすぐったいから・・だんだん・・
心地が良くなっていく・・・そして・・ふふふ・はずかしい・・
「こんなことをして、貴方は”気持ちがいいの?」
確か”私が質問したわ”
「ああ”すごくいい”・・もう”忘れられん”」
そういって・・毎日”抱いてくれた・・・
う~~ん”いたい!・・初めての出産・・・
生まれた後の心地よさ・・・
赤ん坊を抱いて、乳を飲ませた・・・嬉しかった”

第108話 三種の神の器

2007年11月26日 | Weblog
勾玉・・三種の神器の一つ

曲がった歴史を正しく見る
歪んだ過去をまっすぐに直せる道具・・



卑弥呼は全ての用事を終えた・・・
卑弥呼「帝殿”これは私から、心よりの贈り物です」
そういって品3種類の品物を差し出した・・
帝  「これは”?」
卑弥呼「三種の神器です」
帝  「三種の神器とは何だ?」
卑弥呼「これは・・人間を征服する物です」
帝  「人間を征服する道具だというのか?」
卑弥呼「そうです”」
帝  「どういう使い方をするのだ」
卑弥呼「実際に使うものでは有りません。」
帝  「使えぬ道具が人間を征服するというのか?」
卑弥呼「そうです”」
帝  「ふ~む”詳しく申せ”」 
卑弥呼「一つは・・鏡にございます。・・
    この鏡に神の心を映すのです。
    神は何を望みなのか?神の望む物が・・
    民衆の望む物にございます。
    我が顔を鏡に映して考えることです」
帝   「神が望む物は、民衆の思う物か?・・なるほど」
    「これは、何だ?変った形に、綺麗な石だ~」

卑弥呼 翡翠にございます」
帝 「翡翠?・・翡翠というのか・・
卑弥呼 「これは・・勾玉(まがたま)です。これを目前にかざして
     過去の歴史を見るのです・・
     間違ってはいないか?
     間違っていたら・・直ちに訂正します。
     曲がった歴史と歪んだ過去を?」
帝  「最後にこれは剣だな・・」
卑弥呼「そうです。草薙の剣といいます・・」
帝  「草薙の剣か・・・・」
卑弥呼「この剣は・・火と炎を払う剣です」
帝  「ほう~火と炎とは何ぞや?」
卑弥呼「火とは争いの火種、炎とは戦いの炎です」
帝  「なるほど・・・」
卑弥呼「いつも、公平に物を見て・・どちらの肩を持たない
    常に・・争いを納めて行く・・・
    これで・・全ての人間は・・帝に、逆らうの者は居なくなります」
帝  「なるほど・・・それで・・・三種の神器か」
卑弥呼「帝の家宝にしてください。親から子へ・・子から孫へ・・・
    代々伝えてください・・」
帝  「わかった・・家宝にして・・家督を継いだ者に伝えるとする。」
卑弥呼「では・・帝殿・・もう”言い残す事は有りませぬ・・
    これにて・・失礼させていただきます・・・」
帝  「そうか”帰るか”・・元気でな・・・・・・・」

帝は・・寂しさを感じながらも・・見送った・・
   「別れとは・・つらくもあり・・悲しいのう”」

うっすらと・・・・涙を浮かべていた・・・