Fare un brutto sogno

大切なのはバランス
無理をしたときの揺り戻しが一番怖い

うちの子の卒業式

2004年11月26日 23時58分26秒 | 1.心の叫び
先週、ユース選手3年生たちの卒業式だった。
感動的だった。
誇りを感じた。
サポーターやってて良かったと心から思った。

そして、今日はうちの子の卒業式。
たった20分間だが、5、60名を前に堂々と発表し、評価されていた。
大変だったよね。
指導する側に一貫したポリシーがないと、指導される側は混乱するだけだもんね。

でも、うちの子が最も力を入れたことが評価されて良かったよ。
みんな「やること」に夢中で、「積み重ねること」まで手が回らない。
そんな中で、いの一番に「積み重ね」を評価したコメンテーター。
あんたも立派だよ。
良くぞそこを突いてくれた、評価してくれたと、心の中で喝采したね。

心配で目を離せない時もあった。
自信を失くさせてしまったこともあった。
グングンと成長した時もあった。
距離を置こうとした時もあった。
「そのパーマはやめなさい」と
いらぬおせっかいを言ったこともあった。

客先に連れて行く事が出来なかった。
もっともっと任せれば良かったと思った。

「背筋を伸ばせ」
「相手をジャガイモだと思え」
「自分の提案に自信を持て」

ホント、お小言ばかり云ってた様な気がする(笑)。

もう、うちの子は完全に一本立ちだね。
あとは自分の頭で考え、自分の足で歩くんだよ。
誰かを育てる側になるんだよ。


『つゆのあとさき』

一人歩きを始める 今日は君の卒業式
僕の扉を開けて 少しだけ泪を散らして
さよならと僕が書いた 卒業証書を抱いて
折りからの風に少し 心の代わりに髪揺らして

倖せでしたと一言 ありがとうと一言
僕の掌に指で 君が書いた記念写真
君の細い指先に 不似合いなマニキュア
お化粧はお止しと 思えばいらぬおせっかい

 めぐり逢う時は 花びらの中
 ほかの誰よりも 綺麗だったよ
 別れ行く時も 花びらの中
 君は最後まで 優しかった

 梅雨のあとさきの トパーズ色の風は
 遠ざかる 君のあとを駆け抜ける


ごめんなさいと一言 忘れないと一言
君は息を止めて 次の言葉を探してた
悲しい仔犬の様に 震える瞳を伏せた
君に確かな事は もう制服はいらない

 めぐり逢う時は 花びらの中
 ほかの誰よりも 綺麗だったよ
 別れ行く時も 花びらの中
 君は最後まで 優しかった

 梅雨のあとさきの トパーズ色の風は
 遠ざかる 君のあとを駆け抜ける




さて、さて、
俺も『卒業』しなきゃね。
この場合、「子離れ」って言うのかな(爆)。
俺が一番
「卒業」が必要だったのかもね(笑)。



『卒業』

校舎の影 芝生の上 すいこまれる空
幻とリアルな気持 感じていた

チャイムが鳴り 教室のいつもの席に座り
何に従い 従うべきか考えていた

ざわめく心 今 俺にあるもの
意味なく思えて とまどっていた

放課後 街ふらつき 俺達は風の中
孤独 瞳にうかべ 寂しく歩いた

笑い声とため息の飽和した店で
ピンボールのハイスコアー 競いあった

退屈な心 刺激さえあれば
何でも大げさにしゃべり続けた

 行儀よくまじめなんて 出来やしなかった
 夜の校舎 窓ガラス壊してまわった

 逆らい続け あがき続けた
 早く自由になりたかった

 信じられぬ大人との争いの中で
 許しあい いったい何 解りあえただろう

 うんざりしながら それでも過ごした
 ひとつだけ 解っていたこと

 この支配からの 卒業



誰かの喧嘩の話に みんな熱くなり
自分がどれだけ強いか 知りたかった

力だけが必要だと 頑なに信じて
従うことは負けることだと言いきかした

友達にさえ 強がって見せた
時には誰かを傷つけても

やがて誰も恋に落ちて 愛の言葉と
理想の愛 それだけに心奪われた

生きる為に 計算高くなれと言うが
人を愛すまっすぐさを強く信じた

大切なのは何 愛することと
生きる為にすることの区別迷った

 行儀よくまじめなんて クソくらえと思った
 夜の校舎 窓ガラス壊してまわった

 逆らい続け あがき続けた
 早く自由になりたかった

 信じられぬ大人との争いの中で
 許しあい いったい何 解りあえただろう

 うんざりしながら それでも過ごした
 ひとつだけ 解っていたこと

 この支配からの 卒業



 卒業して いったい何解ると言うのか
 想い出のほかに何が残るというのか

 人は誰も縛られた かよわき小羊ならば
 先生あなたは かよわき大人の代弁者なのか

 俺達の怒り どこへ向かうべきなのか
 これからは 何が俺を縛りつけるだろう

 あと何度自分自身 卒業すれば
 本当の自分に たどりつけるだろう

 仕組まれた自由に 誰も気づかずに
 あがいた日々も終わる

 この支配からの 卒業

 闘いからの 卒業



もう、「うちの子」というのは止めようね。
何ていっていいのか判らないけど。
もう、一人前だもの。
うちの子というのは失礼だよね。

何て呼ぶか・・・
明日までに考えるよ。

あっ・・・
明日は仙台か(笑)。


コメント
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