Fare un brutto sogno

大切なのはバランス
無理をしたときの揺り戻しが一番怖い

潮風

2006年05月10日 21時31分29秒 | 1.心の叫び
潮の香りがする。
さっきまで歩き続けて汗だくだったのに
ここの風は涼しくて気持ちがいい。

ここは川?
それとも海?

大学の実習船
教官の声に合わせて
心許なくオールを振る学生達。
彼ら、彼女等は航海士を目指しているのだろう。
だが、あまりにも慣れていない動きに
余計な心配をしてしまう。

波の音が聞こえる。
そして自動車の騒音はとても遠い。
不思議な空間だ。

本社ビルを目の前に見上げながら
潮風に五感を委ねている。
もう、かなりの時間
ずっとこのままに。

山のように積み重なった悩み事
その一切を頭から追い出し
ひたすら潮風に
潮の香りに
ただ唯、集中している。


世間では、これをサボりという。(笑)

しょうがないよ
頭痛と吐き気と発熱
押さえられない衝動
もはや、自分でも医者でも
どうにもならない。


腕を見る
止まったままの時計
本当は動いている
でも
止まれと
強く強く念じている。

もう戦いを辞めたい
安らぎか欲しい
俺に頼るな
自由に居させて欲しい


どうにもならない。
何も変わらない。
逃げることすら出来ない。
また、歩き続けるしかない。
肩に食い込む
荷物を背負って。



さて、都の西へ
行きますか。
仕事よりも
もっと大切な闘いへ。
コメント
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