手仕事しましょう♪

子どもを取り巻く生活、遊びにかかわる手仕事をしてみたい、作ってみたい大人を応援する手仕事講師のブログ

紅花の絵本

2005-06-18 14:46:09 | 紅花日記

 

農文協のそだててあそぼうシリーズの中の一冊です。
このほかに藍もあり。この本、子供向けと思ってあなどる事なかれ!

専門の出版社が出しているだけあって、専門書5.6冊分の知識が平易な言葉で書かれているため、私のような素人には調べる手間も少なく、ためになり、すぐに実践できるように出来ています。
これひとつあれば、子供達が栽培から紅花染めまで出来るので、本当に助かる一冊です。
すごいな、他のものも全部読んで見たい、どこかで揃えている図書館ないかなーと検索していると気がついたことが・・・・

版を重ねるうちに、色々取り上げなくてはならないためか、畜産業も仲間に入れてくれといったのか定かではありませんが、もう「あそんで」いられないものも出て来てしまうのです。

たとえば、それぞれの目次に目をやると
 
第10集「ブタ」     悲しいけれどブタは人間の大切な食べ物
第12集「乳牛」     さあ、いよいよ君も牛飼いだ!            
              牛乳を搾るにはまず種付け
第13集「肉牛」     生きたウシが肉になって食卓にのぼるまで   
     「アイカモ」   アイガモを太らせよう            
              丸ごと一羽食べつくそう!

明らかに後継者育成本となっています。遊べない、遊べない。
もう仕事だし、子供のすることじゃなくないし・・・私には試せない(;_;)/~~~

でも、植物などは、知らない歴史やおいしい食べ方など書いてあって関心するばかり。植物なら何の違和感もないのに畜産になると急に物悲しくなり、動物に感謝どころか、「これからベジタリアンになってもいいかなー」と思ってしまう。

第12集に「ネギ」があり、「あ、じゃあアイガモと同じ13集にすればよかったのにね。」という相方の前向きな明るい意見を背後に聞きつつ、本当に面白くてためになるシリーズだ、と深く感嘆するのでした。

江戸川区立中央図書館に、シリーズが揃っていました。ぜひ読んでみてくださいね。