手仕事しましょう♪

子どもを取り巻く生活、遊びにかかわる手仕事をしてみたい、作ってみたい大人を応援する手仕事講師のブログ

東京タワー

2005-06-24 23:22:19 | その他いろいろ
朝、紅花の摘み取りのお手伝い。
2時までは部屋の片付け。
mocomocoの原稿を事務所に届けにでて
4時ヒルズで友達と待ち合わせ。
8時からフィリップスコレクションを見ました。


ルノアールの「舟遊びの昼食」の前にソファがあり、ほとんど人のいない会場で友達と2人、心ゆくまで幸せな舟遊びを満喫しました。こんなに静かな展覧会は初めてです。
絵の中の人生を楽しむ人たちを見ていると私にもくつろぎがヒタヒタと注がれてきました。




帰り道に見た東京タワーも、なんだかとってもやさしい光。人込み負けする私のために、静かな静かな六本木でした。
無理しても行ってよかった。
でもまだ本調子ではないので、からだがくたくたです。もうしばらく休みます。おやすみなさい。

6-1学期活動ー水餃子を作りましょう

2005-06-24 10:55:44 | その他いろいろ
1学期に1度、PTAのお母さん中心で子供たちと一緒に学びのある有意義な活動をしていく学期活動。今回はクラスのお友達のお父さんが有名中華店にお勤めとしり、餃子作りを教えていただくようお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
皮からこねて餃子を作るのは初めてのお母さん達も多く、本場の味に興味津々です。ごあいさつをした後、早速皮をこねるところを見せていただきました。

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ボールに入れた500gの小麦粉に、250ccのぬるま湯を少しづつ加えながら菜箸で全体をかき混ぜていきます。小麦粉同士がつながって、ポロポロしたそぼろのようなものが出来てきます。グルテンが働き始めました。

さらに少しづつ加えて全部入れたら、上から押すようにして小麦粉をまとめます。
少しまとまったら体重を乗せるようにこねて行きます。全体をこねて、硬い感じがしたら、小さじ半分ずつほどの少量のぬるま湯を足してはこねてみて、あまり柔らかくならないよう、ほっぺたのかたさくらいにします。

力を入れてこねると、表面が滑らかになってきます。決め細やかな肌になったらボールの中に入れてラップをしておきます。薄力粉なので、すぐ皮作りをしても大丈夫ですが、次に具をつくりますので、少し寝かせておきます。



具を作ったら皮を丸く伸ばします。
塊をいくつかに切り分けて両手で細長く伸ばし、太さが3cmくらいにします。さらに長さ3cmに切り分け、断面の両端に小麦粉をつけてくっつかないようにして並べます。
円柱のようにたてたら、真上から親指の付け根のふくらみのところで強く押すと、皮はすでに小さな円形になりました。

麺棒を右手で転がりながら、左手で皮を回していくと、見る見るきれいな皮が出来ています。
子供達は講師の魔法のような手を食い入るように見ています。ため息や歓声が上がり、次第にやる気満々になってきたようです。



今回は白菜とセロリを茹でて豚肉と混ぜましたが、具は自由に作っていいと思います。季節のおいしい香草と、白菜やキャベツなどつかってください。
今回の一番のコツは、肉の臭みをとる工夫でした。
あらかじめショウガやネギの青いところを包丁のはらで押し叩き、ヒタヒタの水につけておいたもの作っておき、その水を大さじ3杯ほど肉に加えて調味料とともによくこねることです。
水を入れる?!何度説明されても?マークのつく私達に、講師は丁寧に説明してくれました。



豚肉 300g
白菜 1/4個
セロリ 1/3本
しょう油 大さじ1強
塩    少々
酒    少々
味の素  少々
ごま油  大さじ2杯



小麦アレルギーがあるF君も、お母さんオリジナルのレシピでみんなと別のテーブルでコメ粉、ジャガイモ、白玉粉をこねて皮を作り、中身をみんなとつめて同じテーブルで食べました!


子供達は予想以上に手際よく皮を作りました。クラスには中国人RちゃんやYくん、中国滞在経験のあるおかあさんFさん、そして宇都宮の私、と講師の先生のほかにも皮作りの経験者がいたため、完成度もかなりのものがありました。
担任のK先生は8班あるテーブルのすべての餃子を食べて回りました。どの班も、皮の食感や硬さが違って、同じ材料を同じ分量で作っても、個性豊かな餃子が出来手いるということがわかったそうです。
隣のクラスのS先生が試食に来る頃にはしょう油がなくなってしまって、押すだけで食べてもらうことになってしまいましたが、おおむね好評でした。
講師の先生から、お父さんにも作って食べさせてあげてください、と最後にお話いただき、何人かのお宅では昨夜餃子がテーブルに載ったようです。

どれだけ子供たちが食べるのか、経験のない準備班の私達親は、何度もお買い物の量を計算し直してくれたFさんお疲れ様。
当日は買い物に行き、具の下ごしらえをし、時間との戦い。本当にがんばりました。
私は連日の湿度と暑さで当日突然具合が悪くなり、司会進行を変わってくださったさんありがとう。
セロリの嫌いなこの特別多いこのクラス。この餃子は大丈夫かと内心どきどきでしたが、予定の量で子供達はほぼ完食。ロスやごみのほとんど出ないすばらしい終わりとなりました。
1学期班の皆さんお疲れ様。
そして講師の先生。本当にご親切、ご協力ありがとうございました。

藍のたたき染め

2005-06-24 00:42:12 | 紅花日記
藍の葉がだいぶ大きく育ってきましたので、試しにたたき染めが出来るかどうかやってみました。

用意するもの
◇藍の葉数枚
◇木槌、または金槌
◇和手ぬぐいまたはガーゼハンカチ
◇透明フィルム、固めのビニール1枚
◇セロテープ
◇ゴム製などの下敷き

手順
◇下敷きに布を敷き、好きな位置に葉を乗せてセロテープで軽く固定します。
◇フィルムを乗せてセロテープで2箇所藻固定します。


◇木槌で葉の全体をまんべんなく叩いていきましょう。根気よく、淡々と。
◇繊維が壊れていて葉が白くなってきたら、フィルムがずれないように
 左手でおさえながら擦るように木槌を動かします。
  擦りすぎると葉脈の模様が消えてしまうので 優しく動かしてくださいね。

◇そのまま、葉とフィルムをはずし、乾かします。
 叩いてすぐはきれいな緑色をしていて、時間とともに空気に触れたインデガン
 という色素が青に変化させていきます。時が変化が楽しめます。

7月の夏休み前、6年生の総合学習の時間にみんなとたたき染めするために学校にお邪魔したいと思います。待っててね~

紅花を摘み取りましょうー更新 子供達編

2005-06-21 23:05:05 | 紅花日記
紅花の赤くなっていく様子が観察できました。



紅花は少しづつその紅が色濃くなってきています。この間ほんの数日です。萎れてしまっては色があまり取れなくなってしまいますので、そうなる前に摘み取り、保存します。
Yさんの丹念な集計によって、今大体80数個の花が咲いているそうです。6年の皆さんは赤くなれば適宜摘み取って花をザルのような広いところに広げて乾燥させてください。

◇◇紅花餅の作り方◇◇

紅餅は最も古典的な紅花色素の保存方法です。紅娘達の苦労をしのびつつ・・・
(え、そんなに大変じゃない?)


花の根元のふくらみを指で押さえ、反対側の指で赤い花びらだけを引っ張り取ります。
細かいごみや虫を取り除いて、ビニール袋の中にいれ、水で湿らせます。
袋の上から木槌で叩き、紅花の細胞を壊して紅の色素を出しやすくします。
明日以降、発酵によって赤味が増せば乾燥させます。

6月23日
紅餅が乾きました。

これで冷暗所保存できます。

6月24日
6年1組の女の子が紅花を摘みました。今日は音楽鑑賞会で朝から忙しい中、Wさんとあわただしく簡単な作り方だけを説明し、紅餅は私達が作って見せてから形成しました。
紅餅は先生の机の横、窓際にザルごと置いてきました。月曜日に登校したらもう乾燥していることでしょう。乾燥剤とともに袋に入れて火に当たらない冷暗所に保存しておきます。
月曜日は男子が収穫予定。8:50紅花の畑集合です。
あーYさんに連絡するのを忘れました。写真撮るんだったよね、ごめんねー次月曜朝。

6月27日月曜日
朝礼後6年2組の子供たちが紅花を摘みました。とげが刺さった子は大丈夫でしょうか。韓国から、今日たった1日来日登校しているキュノ君、すばらしいタイミングで紅花つみが体験できました。Yさん、写真撮れた?

6月28日火曜日
8時半に6年1組の男子が摘みに来る予定です。

長南町「紅花祭り」に行ってきました

2005-06-20 23:54:00 | 紅花日記


行ってきました。BEBY誕生の喜び覚めやらぬまま、車を飛ばし(私はAと共に車中爆睡ありがとう父。)少し手前の道から紅花祭りの看板があり、じわじわとにぎやかさが感じられます。
木村さん(お寺の執事さん)が小学校でおっしゃったように、一面の紅花畑が延々と続くところを想像されてくる方が多いようですが、この写真のアングルがベストポジションであり、ここがほとんどすべてです。でも、毎年大切に土に養分が与えられ、耕されて長南紅花を大切にそだてられているのです。
小学校のひ弱な紅花とはまるで別の植物であるかのように、どれも背が高く、ひとつの茎からたくさんの紅花が咲いて出ていました。学校でも、お寺の土のプランターが一番元気に育っていることも考え合わせ
「土が違うんだよ。」
とおっしゃる意味が、よくわかりました。





お寺の参道に立ち並ぶテントの中で色々なイベントがあり、昔ながらのお寺のお祭りの雰囲気が懐かしさ一杯です。
紅花の黄色を練りこんだ手打ちソバ。紅花を練りこんだお餅つき。桃色の紅花うどんなども食べられました。
黄色のシャーベットのような紅花アイス。手作りクッキーにもすべて紅花が入っています。
これだけ食べたら薬効もありそうでし、何よりおいしかったです。

紅花染めの体験もあり、子供達に好評のようでした。紅花は回数があまり染められないので、たくさんの染液を用意しなくてはならないのではないでしょうか。大変だと思います。

私が何よりも来てよかったと思ったのは、紅花畑の看板でした。
長南をもう一度紅花の町にしましょう。という呼びかけで、種を撒いたりするお手伝いを、町内外問わず参加募集していました。山形県の紅花を今のように盛んにしたのは、千葉の長南一族だったというルーツが一番有力とのことで、何とか町を紅花一杯にしようという熱意が伝わってきました。
来年、再来年と、町の路地のあちこちに紅花が咲いているればいいなあ、と思いながら帰路に着きました。種を快く別けてくださって、ありがとうございました。

帰り道は九十九里の有料道路を通り、外房の海を見て来ました。