1学期に1度、PTAのお母さん中心で子供たちと一緒に学びのある有意義な活動をしていく学期活動。今回はクラスのお友達のお父さんが有名中華店にお勤めとしり、餃子作りを教えていただくようお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。
皮からこねて餃子を作るのは初めてのお母さん達も多く、本場の味に興味津々です。ごあいさつをした後、早速皮をこねるところを見せていただきました。
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ボールに入れた500gの小麦粉に、250ccのぬるま湯を少しづつ加えながら菜箸で全体をかき混ぜていきます。小麦粉同士がつながって、ポロポロしたそぼろのようなものが出来てきます。グルテンが働き始めました。
さらに少しづつ加えて全部入れたら、上から押すようにして小麦粉をまとめます。
少しまとまったら体重を乗せるようにこねて行きます。全体をこねて、硬い感じがしたら、小さじ半分ずつほどの少量のぬるま湯を足してはこねてみて、あまり柔らかくならないよう、ほっぺたのかたさくらいにします。
力を入れてこねると、表面が滑らかになってきます。決め細やかな肌になったらボールの中に入れてラップをしておきます。薄力粉なので、すぐ皮作りをしても大丈夫ですが、次に具をつくりますので、少し寝かせておきます。
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具を作ったら皮を丸く伸ばします。
塊をいくつかに切り分けて両手で細長く伸ばし、太さが3cmくらいにします。さらに長さ3cmに切り分け、断面の両端に小麦粉をつけてくっつかないようにして並べます。
円柱のようにたてたら、真上から親指の付け根のふくらみのところで強く押すと、皮はすでに小さな円形になりました。
麺棒を右手で転がりながら、左手で皮を回していくと、見る見るきれいな皮が出来ています。
子供達は講師の魔法のような手を食い入るように見ています。ため息や歓声が上がり、次第にやる気満々になってきたようです。
今回は白菜とセロリを茹でて豚肉と混ぜましたが、具は自由に作っていいと思います。季節のおいしい香草と、白菜やキャベツなどつかってください。
今回の一番のコツは、肉の臭みをとる工夫でした。
あらかじめショウガやネギの青いところを包丁のはらで押し叩き、ヒタヒタの水につけておいたもの作っておき、その水を大さじ3杯ほど肉に加えて調味料とともによくこねることです。
水を入れる?!何度説明されても?マークのつく私達に、講師は丁寧に説明してくれました。
豚肉 300g
白菜 1/4個
セロリ 1/3本
しょう油 大さじ1強
塩 少々
酒 少々
味の素 少々
ごま油 大さじ2杯
小麦アレルギーがあるF君も、お母さんオリジナルのレシピでみんなと別のテーブルでコメ粉、ジャガイモ、白玉粉をこねて皮を作り、中身をみんなとつめて同じテーブルで食べました!
子供達は予想以上に手際よく皮を作りました。クラスには中国人RちゃんやYくん、中国滞在経験のあるおかあさんFさん、そして宇都宮の私、と講師の先生のほかにも皮作りの経験者がいたため、完成度もかなりのものがありました。
担任のK先生は8班あるテーブルのすべての餃子を食べて回りました。どの班も、皮の食感や硬さが違って、同じ材料を同じ分量で作っても、個性豊かな餃子が出来手いるということがわかったそうです。
隣のクラスのS先生が試食に来る頃にはしょう油がなくなってしまって、押すだけで食べてもらうことになってしまいましたが、おおむね好評でした。
講師の先生から、お父さんにも作って食べさせてあげてください、と最後にお話いただき、何人かのお宅では昨夜餃子がテーブルに載ったようです。
どれだけ子供たちが食べるのか、経験のない準備班の私達親は、何度もお買い物の量を計算し直してくれたFさんお疲れ様。
当日は買い物に行き、具の下ごしらえをし、時間との戦い。本当にがんばりました。
私は連日の湿度と暑さで当日突然具合が悪くなり、司会進行を変わってくださったさんありがとう。
セロリの嫌いなこの特別多いこのクラス。この餃子は大丈夫かと内心どきどきでしたが、予定の量で子供達はほぼ完食。ロスやごみのほとんど出ないすばらしい終わりとなりました。
1学期班の皆さんお疲れ様。
そして講師の先生。本当にご親切、ご協力ありがとうございました。