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忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「四字熟語ってさ、」

2008年12月14日 | 過去記事
恥ずかしい話だが、私は昔「歌詞」を書いていた。

アマチュアバンド時代に演奏していた十数曲のオリジナル曲、すべての歌詞は私が書いたものだったのである。どうだ。恥ずかしいだろう。もちろん、全部英語の曲もある。英語が全く話せないというか、理解不能な私がどうやって英語の歌詞を書きあげたのか。そこ、どうせ、誰かに英訳してもらっただけでショ?とか言っておるのか?ああぁ?




その通りだ。



通っていたスタジオに英語ベラベラの「ペラ子」がいたのである。で、その人を口説いて洗脳してから訳させていたのである。だが、しかし、私は重大な事実を忘れていた。



そう、



それでも、




歌うのは私だった。がーん





歌詞に書くだけではなく、声に出して歌うという作業を失念していた。あわわ・・


「カタカナ」をふってもらい、発音を教えてもらう。だがしかし、こっちはメロディラインというものがある。その曲に合わせて英語の発音を正すなど、そんな芸当、この私にできるはずがな・・・



「そうそう!すごい発音うまいよ!」


そ、そうか・・・?ぽっ・・・



私は褒められて伸びるタイプ。調子に乗ったら楽しくなる。楽しくなれば伸びる。





浪速の下町で育ち、生来の「早口」からは「子音」しか発せられなかったのかもしれん。いわゆる「巻き舌」で、おんどれこるぁいてまうどわれなにぬかしてけつかんじゃおらぁ・・




なるほど。


英語みたいだ。(ンなことはない)





それはともかく、その時代、勉強なんぞしたこともない私が、だ。朝まで机にかじりついてゴリゴリとノートに「怪しげな文章」を書くのだから、母も心配したのではないかと思われる。そうやって出来上がった「歌詞」を朝の光を浴びて読んでみる。きっと感動で胸が詰まるはずだ。これにメロディがついて、私のシャウトで運ばれたら、きっと、俺達のソウルはキミに届くはずさ・・・・って・・・



・・・・・なんと恥ずかしいのか。






夜に書いてるときは、ちょっと涙ぐむほどよかったはずだ。朝か?朝が悪いのか?酒飲んで書いた「さるさる日記」よりも恥ずかしい!!嗚呼ぁ!!削除削除!!

冷静に読んでみると、なんとも、如何ともし難く、とても恥ずかしい。あまりの「己のくだらなさ」に私は裏の草むらに向って吠えた。嗚呼ぁ!寝てればよかったっす!



-


で、だ。




こういう経験は誰にでもあると思う。

作文とか論文とか、あと、やはり、恋文なんぞはそうかもしれんな。最初は「イイ!!」と感動した文章が、なぜに後で読み返すと「恥ずかすい!!」になるのか・・・考えられる原因はだな、先ず、「書く」ことと「言う」ことの差異は圧倒的であるということだ。

それに「客観性」だな。例えば、私が夜に歌詞を書く。イイ女を思い浮かべたり、腹の立つことを思い出したり、駅裏の駐車場を思い描いたり、学校のことや、社会のことまでイマジネーションをフル動員するわけだ。自己陶酔。そこに客観性の入り込む余地はない。ンなもん、「客観性」だけをもってすれば、先ず、こんなブログも書いていない。


そして、時間が空き、想像の世界から現実世界へ戻って読むわけだ。朝とかにね。



すると、そのギャップが容赦なく襲いかかることになる。これがとても恥ずいわけだ。



例えば「社内文書」なんかは関係ない。ちっとも恥ずかしくない。まあ、中学生みたいな文章ならば、違う意味で恥ずかしいのだろうが、それは作文や詩を書くこととはまったく違う。顛末書を読み返してチェックするのは事実関係とか誤字脱字なんかであろう。そこは最初から「客観性」に基づく文章だからだ。そらそうなのである。






それを意識して、朝日の天声人語を読んでみよう(笑)。

http://www.asahi.com/paper/column.html
<2008年12月12日・天声人語>

いかにも「巧みに文章を操り」、さらには膨大な知識に基づく「四字熟語の洪水」とでも言いたげなオナニー文章である。まさに「自慰行為」。つまり、見たくもない。

赤面しそうなのを堪えて貼る、・・・いや、晒す。



<ほぼ健診だけで雇ってくれた良き時代が「無病即採(そくさい)」なら、今の雇用不安は「家内暗然」だろうか。漢字四つで表す世相。以下、住友生命が募った「創作四字熟語」でこの年を振り返る▼借金で消費を重ねたツケだろう。背伸びした米国の住宅ローンは「脆宅惨米(ぜいたくざんまい)」に終わり、リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)の「兄弟減価」で危機に火がついた。それより前で幸いだったのが、縦横無尽に働くべき日銀総裁がいない「中央無人」の20日間。危機こそ出番の政界なのに、失言を残して閣僚らが退く「舌退(ぜったい)多数」がなお続く▼医療や年金の不安から、不老長寿の夢は「苦労長寿」に転じ、医師不足の「窮々(きゅうきゅう)病院」に妊婦の顔も曇る。学校では無理難題を吹っかけるモンスターペアレントが「猪突猛親(ちょとつもうしん)」した▼食は今年も傷だらけ。小麦の高騰でパンもうどんも値上げの「粉群憤騰(こぐんふんとう)」。消費者担当相が孤軍奮闘しようにも、中国のウナギを愛知県産と偽る「鰻身(まんしん)相違」が足を引っ張る▼本番前に「聖火乱難(らんなん)」が五大陸を駆け抜けた北京五輪。ソフトボールは上野投手が金の夢をつないだ413球の「好投夢繋(むけい)」、競泳は北島選手がひと掻(か)きごとに連覇に近づく「一掻占金(いっかくせんきん)」にわいた。片やマラソンの高橋尚子さんは現役を引退、惜しまれつつの「活動Q止」に▼学生が大麻に手を出し、大学当局が頭を下げた「汚薬御免(おやくごめん)」もつらい。政治も経済も社会も、国ごと崖(がけ)の上にあるような日本だが、ひとり元気なのがアニメ文化。耳を澄ませば〈ポーニョポーニョポニョ〉と「四面魚歌(ぎょか)」の08年でした。>





「四面魚歌」ってwww「ぎょか」ってww

途中まで「うまいことなってる」と思ったら「創作四字熟語」からの引用かいwwで、最後(天声人語のオリジナルらしき)は「ぽーにょぽーにょぽにょ♪しめんぎょか」www



朝からバカバカしい。かあさん!アジの開きと卵焼きだ!!



ええと、「天声人語らしい」のを、いつくかあげるから参考にしなさい。





志操堅固(しそうけんご) 物事をやりとげる意志が固いこと。

思想嫌護(しそうけんご) 思想をすると護憲を嫌うことになるからダメだよということ。

相碁井目(あいごせいもく) ひとの実力は上下様々にあること。

哀号静黙(あいごせいもく) アイゴー!!とか騒ぐ奴は静かにしろ。黙れということ。

悪木盗泉(あくぼくとうせん)どれほど苦しくとも人の道に外れることをしてはならないということ。

悪朴当選(あくぼくとうせん)こんなんだったら、そのうち「悪い朴さん」が当選するぞということ。

鴉巣栖鳳(あそうせいほう) 愚かな親に優れた子供が生まれること。

麻生製呆(あそうせいほう) 麻生さんからは呆けた言葉が製造されていること。

右往左往(うおうさおう) あわてふためくこと。

右負左王(うおうさおう) 右は負けるが、左は王様だい!ということ。

鵜の目鷹の目(うのめたかのめ) 熱心に何か探すこと。

右呑め鷹呑め(うのめたかのめ) 右翼やタカ派は酒でも飲んでろということ。

羽翼既成(うよくきせい) 組織の基礎が出来上がりった状態のこと。

右翼規制(うよくきせい) 右翼は規制をかけてしまえニダ!ということ。







・・・・。

さて、朝に読み返すのは止めとこう。。。。。

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