忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2008.12.30 [2]

2008年12月30日 | 過去記事
支那で「独立阻止教育」という露骨な洗脳教育が行われている。スローガンは「民族団結」とキレイなものだが、それは漢民族が少数民族を飲み込むという民族浄化に過ぎない。▼堂々たる洗脳を「必修科目」とすることに今更ながら驚く。無料で開放されている「南京大虐殺記念館」などの「愛国主義教育基地」を見学させたりもするらしい。▼そんな中、支那で使われる「日本語教材」に「旧日本軍医が多くの中国人を助けた」という史実が混じってしまった。旧日本軍は悪鬼でならねばならない。支那共産党は慌てて削除させた。▼問題視されたのは「永井隆・原爆の地、長崎に生きて」という部分。自身も被爆しながら、長崎の被爆者を治療し続けた永井氏の生涯が紹介されている。その永井氏が1937年、支那の地において日本人だけでなく、多くの支那人を救ったという記述が「問題」なんだそうだ。▼北京の大手出版社と日本のNPO法人は、同じ内容で話を進めていた。支那側から「問題」とされてからも「永井隆全集」などの資料を送り、理解を求めたらしいが、そこは支那共産党、もちろん、「ノーコメント」。ともかくダメだと。作り直せというわけだ。▼韓国や台湾では問題視されていない。永井氏の記述はそのまま出版されているらしい。▼支那の「民族団結教育」。どこの国に対して、何を「団結」させようというのか。疑う余地はあるまい。

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