忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「おにはそと」

2008年02月24日 | 過去記事
■2008/02/03 (日) ガチコメ的「おにはそと」1

太巻きを南南東の方角を向いてかぶりつく。

『泣く子はいねぇがぁ~~風呂上りの主婦はいねぇがぁ~~』

コレを言いながら全部喰わんと『福』が逃げてしまうというから大変だ。体脂肪とか血糖値、もしくは悲しい思い出などならば逃げさせてもよいのだが、ことが「福」だけに逃すわけにはいかん。もっともっとふくはうち。毒餃子にあたる可能性も増すかもしれん。

ん?

違う?

黙って喰うだけだと?

ンなもん、文化的生活において「会話しながら食事をする」ということは、文化的コミュニケーションとしては必須ではないか。それでなければ、ただ本能的な「栄養補給」となり、とても私のような進歩的文化人の営みとはいえん。

なに?

それでなければダメなのか?

むぅぅうう・・・そ、そうか。そうしなければJTの株でも下がるというのか。毒餃子の公式発表の2日前に売りまくられたあの株だな。不思議な話だな。予知能力でもあるかのようにガクンと下がっていたからな。餃子の中には毒が入り込んでたが、こいつらの中は腐ってるんだろうという今日この頃、みなさま、ふくはうち。おにはそと。

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しかし、本気で豆をぶつけて追い出さんとダメな鬼がいるもんだ。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080203/crm0802030130002-n1.htm
<「うそをついた」と長男に熱湯、35歳の父親逮捕 群馬・桐生市>
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080203/crm0802032228013-n1.htm
<母親「行儀悪い!」と2歳児にかみつく 傷害容疑で逮捕>

しかし「熱湯」とは・・・小学4年生の男の子だろ?ぶん殴ればいいぢゃないか?

で、こっちは「2さい」だと。2歳に行儀もクソもあるわけない。

「躾」なぁ・・・

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やっぱり「やいと」とか?「メシ抜き」とか?「閉じ込める」とか?ww

私がやられたのは「孫の手」でしばかれるという単純、且つ、効果的なもんだったがなぁ・・一度「掃除機の棒」で殴られたが、そのあまりの攻撃力の無さにオカンはすぐに装備を変えたからな(笑)。殴られた瞬間、互いに「え?」って感じになったww

「2」へ

■2008/02/03 (日) ガチコメ的「おにはそと」2

オカンは「孫の手」装備でようやく攻撃力が100を超える(掃除機の棒・攻撃力10 孫の手・攻撃力75 ガラスの灰皿・攻撃力200 小学校4年の私・防御力280 今の私・防御力35)のであった。それでようやく、私のHPを少しずつ削れるのだった。

比して「ばあちゃん」は基本装備が「素手」+「アイテム・くるみ(特殊効果なし・食べられる)」だったにもかかわらず、攻撃力は53000(初期形態)を超えていたからな。とっくにクリアして「レベル70」とかになってるドラクエで「スライム」殺すよりあっけない。

いや、そんなことは、どうでもいいのだが-------------

私が言いたいことは、親として「叱りつける」ときなどは、もっと冷静なもんぢゃないのか?ということだ。

私も当たり前に、躾において「体罰」を辞さぬところではあるが、それでもクレバーに状況は把握しているもんだ。ここに飛んでったら危ないとか、そこは殴ったらいかんだろ?とかな。ましてや「咬む」とか「熱湯をかける」などあり得ん。理解不能である。

例えば、「何度言ってもいう事をきかない」ということから、『怒り』という感情が噴出することは理解できる。親とはいえ人間である。当然ながら、疲れているときもあるし、気分がよくないときもあろう。それにしてもだ、例えば、私が倅を『躾』る際において、いきなり顔面を蹴るなどということはあり得ん。投げ飛ばすにしても、場所を見るし、頭から落とすなど危険は避けると知れているではないか。それは、倅が「避けない」ということも『暗黙のルール』であり、いわば「お約束」の中で行われる、儀式的なものが含意されるわけだ。でなければ大きな怪我をさせてしまう可能性もある。

道端ならば、避けつつ殴り返すことがあるかもしれない。危険を感じたり、犯罪者だと認識すれば、先制攻撃も有りうべし、まさに個別的・集団的自衛権の行使であろう(笑)。しかしながら、それが「親の攻撃」ならば甘んじて受けるのが普通である。すなわち、親の側もそれを前提として、ひとつの覚悟、親としての意思表示として体罰を行うわけである。

「3」へ

■2008/02/03 (日) ガチコメ的「おにはそと」3

いうまでもなく、近状の「幼児虐待」や「ネグレクト」からなる事件は「躾」や「体罰」などではない。その延長でもなければ、単なる事故ですらないのだ。ただ、理性を失った大人が立場や腕力の弱い幼児をリンチしているにすぎない。最低で愚劣な行為である。

「躾をしようとした・・・」

というのが捕まった親の言い訳となっているようだが、躾で大怪我させられたり、殺されたりするんじゃ子供はたまったもんではない。飯の食い方が汚かろうと、勉強が阿呆の極みでも、忘れ物連続チャンピオンでも、熱湯かけても仕方がないのだww。

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ちょっと偉そうだが、躾について書く。私なりに悩んで悔やんで出来上がりつつある「躾」に関する私見であるから、苦情や文句は受け付けない。勘弁してください。嗚呼、許して。

先ず----------------------

区切りはともかく、ある程度の年齢までは「危険」について「躾」る。変なもん喰ったり、高いところに登ったり、尖ったものを振り回したり、いろいろあると思う。まさに「目が離せない」時期であるな。いちばんカワイイ頃というところか。この頃は「顔色を変えて怒鳴る」とかで済む。体罰なんぞあり得ない。意味もわからんだろう。つねくったところで与えるのは痛みと恐怖だけだ。嫌われるぞ?

そして、今度は『人に迷惑をかける』ことを教える。まあ、「嘘をつくな」とか「友達を大切にしろ」とか、家庭外での態度を咎める場合もある。説明は簡単だろう。「相手の立場になる」ということで十分伝わる。後は説得力の問題だ。己の「家庭内での」態度を省みればいい。とくに大切なことは「説明」だと思う。コレをしない親が多いのではないだろうか。私の親もそうだったような気がする。例えを出そう。

「4」へ

■2008/02/03 (日) ガチコメ的「おにはそと」4

よくあるシチュエーションだ。

今度の休日には家族で遊園地に行くという約束があったとする。先ず、肝心なのは「守る」ということ。疲れていようが、気が乗らなくともだ。嘘はバレる。仮に本当に疲れすぎていて中止にする際も、キチンと詫びることが肝要である。嘘をつかず「疲れているからすまん」と謝るのだ。ここで怒ってはいけない。それはただの開き直りである。怒ってよいのはココから先だ(笑)。しつこく「嘘つき!」と罵ってきたり、それを理由に態度が悪すぎる場合である。こちらは、何よりも大切な「親の権利」を曲げて謝罪しているわけだから、当然ながら子供はそれを受け入れねばならんのだ。気に入らなくとも、なんであろうがだ。それ以上は「我侭」であると叱責する。無論、場合によっては体罰もありだ。

そしてそれは「仕事」が理由であっても同じである。約束は約束だ。たしかに、例えば父親ならば、その「仕事」が生活の基盤を支えていることは間違いない。つまり、何よりも優先されるべきことであるから、つい、詫びる気持ちがおろそかになる。しかしながら、それは関係ないのだ。この場合は謝罪よりも「説明」が重要である。子供相手であろうが真摯に説明する。どうしても中止にせざるを得ないと説明するのである。当然、ここでもこれ以上のクレームをつけるようであれは怒っていい。だって「仕事」なんだから仕方がない。我慢するしかないのだ。理解しないほうが悪いww。

要は「真面目に向き合う」という姿勢を問われるわけだ。大人の都合で振り回されることは仕方がない。しかしながら、家族、家庭の中における役割分担において、それを果たすがための説明の手間を惜しんではいけない。家庭を束ねるということからして、本末転倒である。

そして、成長してくるにつれて、家庭内における「役割」=『責任』を果たさせる。それは勉強よりも大切なことである。個人の能力よりも、他者との協調性が重要であると徹底して擦り込む時期であろう。その家のルールを守る。これは何より優先される。

「5」へ

■2008/02/03 (日) ガチコメ的「おにはそと」5

ちなみに我が家では、成績が悪ければ笑われるだけである。夕食時の話のネタにされるのだ。倅のできの悪さを家族みんなで笑っている。『勉強したほうがいいよ』というアドバイスは出る。だが、それだけだ。倅の人生だ。必要だと思ったらするだろう。やりたいことがあれば相談にも乗る。最低限のルールである「学校にちゃんと行く」を守っている限り、倅にとやかく言うことはない。

笑えないのは『家のルール』を破ったとき、それは他人様の家庭からして「笑えること」であってもだ。例えば「夏休み」なんかでも、倅の友達は夜遅くに遊びに出ている。勉強もできる子らしい。夜の10時を回っても公園やなんかで話し込んでいるという。当然、倅も誘われる。だが、残念。我が家のルールにおいて「餓鬼の夜遊び」は厳禁である。だから倅は当然のように断る。倅はその友人に「厳しいなぁドン引きやわ・・・」と笑われたという。それで結構だ。「勉強のできん阿呆」と「ルールを守らん阿呆」の違いは社会に出てから大きくなる。どちらが通用するかは言うまでもない。

先日は「外食でのルール(※マナーではない)」などを教えた。無論、こっそりと「彼女との付き合い方」なども教えている。最近の中学生は怖いからな・・・あわわ・・・

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私は親として、倅に「幸せ」になってもらいたい。
そして、いつかは誰かを「幸せ」にしてあげて欲しい。

そして、なんというか、まあ、それだけなのだ(笑)。

だから、

「幸せになる努力」

はさせる。殴ってでもさせる。

それは嫌々させる勉強でもないような気がするし、とくに優等生な言動でもないと私は思うのだ。ただ、「危険」と「迷惑」、そして「責任」は教えたい。

「6」へ

■2008/02/03 (日) ガチコメ的「おにはそと」6

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と・・・ここで懐かしい本を発見した。

「お母さんはしつけをしないで」長谷川博一著

おお・・・懐かしい。昔、私が妻になんとなく買ってあげた本だ。なんとなく妻も悩んでいたからな。ぺラッと読んで・・そのあとは、なんか放っていたような気がする・・。

ちょっとめくってみる・・・

いきなり「少年事件」と躾を結んで・・・なるほど・・・ふむふむ・・・

長崎の「幼児突き落とし事件」だな。4歳の男の子をデパートの屋上から突き落として殺した中学1年生・・・それに愛知県での高校生の主婦殺害事件・・・「人を殺してみる経験がしたかった」というやつだな。あったあった。で・・・バスジャックだな。このときも高校生が主婦を殺害したな。それに岡山での「金属バット殺人」な。母親を殺した高校生だ。

そして「さあ、ゲームの始まりです」だな。神戸の「酒鬼薔薇(さかきばら)」だ。小学校6年生の男の子の首を校門に置いた事件だな。ん?これは大学生だったか・・・大阪府で「互いの両親を殺そう」と計画した男女だな。男のほうは母親を殺害して父親と弟に重傷を負わせたが、女のほうは未遂で捕まったアレだ。ふむふむ・・・

「7」へ

■2008/02/03 (日) ガチコメ的「おにはそと」7

ココでこの本はこう脅す。

<上手にしつけられてきた子供達が凶悪な事件を起こす時代です。一大事だと思いませんか?>

おわー!!こっわー!!

思います!思いますとも!!

で、ドンドンとご指摘がなされる。

『父性化が問題』=「支配→従属関係」
『しつけ』=「一方向性」

むむむ・・・

<ひと昔前の人間観に引きずられ「父親たるもの=権威」とはき違えた若いお父さんが多く残っています。この人たちは「自分の考え方が正しい」を根拠にして家族をしばります。>

わ、私のことか・・・むむぅ・・・

<いま、性別や年齢、身分に関係なく権利を尊重しあうという、日本人にとっての新しい価値観が主張されています。日本は「子供の権利条約」に批准下にもかかわらず(後略)>

きゃぁー!!

<ずいぶん前に「亭主元気で留守がいい」というフレーズを繰り返すCMが流行しました。当時の私は、世のお母さんたちが本当にそんなことを思っているのかと信じられなかったものです。しかし、今はその正しさを証明するような事態を知っています。>

『正しさ』!!正しかったんだ!!

<三世代家族の功罪~~三世代家族の罪の側面は、家族関係に支配性が強いと(後略)>

・・・!!

<「男女共同参画社会」「ジェンダーフリー」の呼びかけは、古い性役割観への強い異議申し立てなのです。(中略)もし、実現していたらこんなスローガンは不要なんです。>

そして、とうとう、この本はこう書く。

<しつけをお父さんに投げてみる>

味噌汁がこぼれたという設定で、お母さんはこう言うのがいいらしい。

「8」へ

■2008/02/03 (日) ガチコメ的「おにはそと」8

はい。もうすぐお嫁さんになるかもという女性はしっかり読んでね。

子供が味噌汁をこぼしました。はい、スタート。

お父さん「おまえ、なにをぐずぐずしているんだ!早くきれいにしろ!」
お母さん「そんなにあわてなくてもいいじゃない。人生が台無しになるわけでもないし。」

※ここでの戦いの相手は夫なのです。(説明文)

お父さん「汚いじゃないか!片付けろ!」
お母さん「そう思うなら、自分でやってよ。」

お父さん「俺は仕事で疲れているんだ!」
お母さん「私だって育児や家事、幼稚園のこととかたくさんあって同じよ。」

お父さん「こういうのは妻の役目だ!」
お母さん「そんな考えは、今時古いわねぇ~~」

※一般に男性は論理で勝負しようとしますから、ここで女性の武器となる「思い・気持ち」にゆだねるのです。(説明文)

この「お父さん役」の人は朝鮮人か?支那人か?「お母さん役」は田嶋陽子なみにイッチャッテル人なんだろうけれども・・・

<夫をあきらめる→夫婦喧嘩の余波・夫にまったく期待をしなければ、夫の存在はそのあたりに転がっている大き目の岩と同じです。邪魔であれば脇を通ればいいのです。>

・・・・・。

<夫に理解されたい・・という気持ちを捨て、同時に夫に気を使うことを放棄したほうが手っ取り早いでしょう。>

・・・・・・。

<宅間守元死刑囚が語った「子供時代の両親」にも、やはり夫婦喧嘩のことが出ました。母親はいつも父親から嫌味を言われ、しばしば殴られては血だらけになっていたということです。(中略)「早く離婚してくれればいい」と思っていたということでした。これがのちに何人もの尊い命が奪われた結果に・・・・(後略)>

・・・・・・。

<一般的に日本人には「離婚はしないほうがいい」という強い思い込みがある。>
<その偽りをまざまざと見せ付けられる体験を何度も積んできました。>

・・・・。

そ、そら放っておくわ・・・

よく燃やさなかったもんだ。

おにはそとおにはそと。

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