忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

早読み 深読み 朝鮮半島 「7番目の強国」と胸を張る韓国のアキレス腱>2012.7.4

2012年07月04日 | 過去記事

    




早読み 深読み 朝鮮半島 「7番目の強国」と胸を張る韓国のアキレス腱 人口5000万人達成も、日本より速い少子高齢化(日経ビジネスオンライン) - goo ニュース

< 「我が国はついに7大強国に入った!」 。このひと月間というもの、韓国社会は自己賛美で満ち溢れた。推計人口が5000万人を超えたのがきっかけだ。ただ、人々が冷静さを取り戻した後は「このまま行けば日本同様に衰退期に入る」との恐怖が語られ始めた。


2万ドルに留まらず3万ドルも突破できる

 「強国賛歌」に火を付けたのは最大手紙の朝鮮日報だった。同紙は5月28日付で「韓国、世界で7番目に“20-50クラブ”入り」「“後進国”で初。中国もできなかった偉業を達成」という見出しの大型記事を掲載した。骨子は次の通り。

(1)6月23日に韓国の推計人口は5000万人を超す。
(2)韓国の1人当たり国民所得(NI)はすでに2万ドルを超している。
(3)人口が5000万人を超し、かつ、1人当たり国民所得が2万ドルを超す国を意味する「20 50クラブ」に加入することになる。
(4)同クラブに入っているのは日本(1987年加入)、米国(88年)、フランスとイタリア(90年)、ドイツ(91年)、英国(96年)の先進国だけで、韓国が7番目だ。
(5)過去の加入国はすべて1人当たり国民所得3万ドルを突破している。だから、韓国もそうなるだろう。
(6)韓国の開放性と多様性、復元力が同クラブ加入の原動力だ。韓国人は自負心を持つべきだ。


「20 50クラブ」って何?

 違和感を持った韓国人もいた。「来月から我が国は強国になります、と突然言われても……。これまで『韓国は小国』と言われ続けてきたのだから」

 この記事を読んだ日本人の多くも首を傾げた。「『5000万人以上が人口強国』という定義は誰が決めたのだろうか」「『20 50クラブ』なんて単語も初耳。ネットの検索エンジンにかけても見つからない。『加入』なんて言うけれど実際に存在するクラブではなく、韓国人が国威発揚のために作り出した仮想概念に過ぎないではないか」。

 「韓国は世界で何位」という記事が大好きなこの国の人々のことだ。韓国が上位にのぼれるランキングを、知恵を絞って考え出したと思われる。

 人口が5000万人に達するのを機に、それ以上の国を「強国」と規定すれば1人当たり所得は高いものの人口の少ない欧州の小国や、豪州、カナダをランキングから排除できる。一方、所得2万ドルというハードルを設ければ、人口は多いが所得はそれに達していないブラジル、ロシア、インド、中国など新興大国を除くことができる>








妻の友人で在日韓国人3世の女性がいる。旦那さんも在日韓国人。レイシズムに目覚めた妻にしては、実に友愛に満ち溢れて結構なことだ。旦那さんの実家は京都の某所で「韓国料理食材」を売る店をしているという。先日、妻が私の国籍を勝手にカミングアウト、おとしゃんも朝鮮人やさかいに、と言ったら、その女性が自家製キムチと「ごまの葉(大好物)」をくれた。絶品だった。店の場所を聞いた妻が「今度行こう」とか言ってきた。まったく、レイシストとしての自覚が足りない。本能的にコスモポリタンな妻だった。

妻は顔だけフィリピン人。相手は国籍だけ朝鮮人。つまり、日本語でコミュニケーション可能(我が妻が劣る)、ということで日韓友好的に愚痴の言い合いになったという。妻は適当に私の悪口など、捏造と虚構、それから創造と歪曲を交えて繰り広げたが、その在日妻の愚痴というか、悩みとは「旦那の家族」のことだった。

宴会が多く、長男である旦那の家に親類縁者がやってくる。その際、自分は「女中のように(本人談)」に使い回されるのだという。ほとんど初対面だった長男の弟からの「アレ取って、コレ取って」には参ったという。私はそれを聞いて「典型的な韓国人」と教えてあげた。ひとくちに「在日」と言ってもいろいろあって、私のように「祖父が日本兵で祖母は(普通に)親日」という真面目な在日は珍しくないが、幼少のころから民族教育、民潭どっぷりの人権人権、差別差別、アイゴーアイゴーなのも少々いる。どちらも旧正月にはナムルを喰い、子供のころは「トック(韓国の雑煮みたいな・・)」が大好きで、タレに漬け込んだ焼肉に小躍りするのは同じでも、近くに「わしらはチョパーリに差別されとったンじゃニダ!」という人間がいるのといないのとでは大違い。私のオカンのように「学校でキムチの臭いすると言われた!」と言ったあと、やっぱり差別はあったのか!と驚く私に「だって、食べてたからな!」というネタを披露するのもいる。朝からキムチ。ツラミの焼肉。さすがは焼肉屋(火事になったけど・泣)。

最近、生活保護の話題があった。キングコングの小さい方とか、次長課長の課長の方とか(?)。日本人は普通、子供が親の面倒を見ると言うとき、親は往々にして「いいから、あんたは自分とこの生活をちゃんとしなさい」とかやる。よろしくないことだが、今時ではイイ歳になった子供がまだ家から出ず、痩せ細った親の脛にかじりついているのもいる。まだまだ元気で働ける親は「子供に面倒見てもらう」などまっぴらごめん、それよりも迷惑かけずに放っておいてくれ、という立派な親がいる。我が倅も「将来、稼げるようになったら」とかで旅行をプレゼントする、とか勝手に言い出し、我ら夫婦から「まったくもって大きなお世話。ガリガリの癖に調子に乗るな。そんな金があるなら祖国のベトナムに帰って経済発展させろ」と叱られるという憂い目にも遭う。

韓国人は違う。この国では「子供が出世して親が不労収支を得る」ことは自慢となる。もちろん、これは「親」に限らず、願わくば親類縁者全員、ひとりの出世頭を立ててお気楽に暮らすことを是とする。親は親戚連中にいい顔も出来る。親孝行の基本だ。広義の意味での韓流ファンはこれを「儒教精神」と呼び、勝手に日本と比して「嘆かわしい」と悦に入るのが彼らの作法だ。日本人は韓国の「親を大切にしましょう」を見習えと。

身内の恥になるが、私の場合もそうだった。オカンはともかく、その叔母家族(オカンは4人姉妹)全員が「たかって」きた。ひとりの叔母は「子供の頃、面倒見てやったのはだれ?」と真顔で言った。私も結婚して家庭がある。私の親類縁者を喰わせるのに、いまの妻と子供に「貧乏してくれ」と言えるわけもない。叔母の子供が入学する。「金を出せ」と言ってくる。祝いは出す。しかし、平然と「足らない」と文句を言われる。

教科書から鉛筆までぜんぶ揃えるのは親の務めだ。私は言った。無いなら無いで行かせれば?それも教育、躾の範囲じゃないの?―――返ってきた言葉は「鬼」だった。薄情だと誹られた。その言葉は昼間から酒飲んで寝ている旦那に言うべきだ。40も過ぎて「職場が合わない」とかで簡単に辞めてくる旦那に向けて「この子は教科書も買えない」と泣き叫んで修羅場を作り出すべきだ。甥っ子の羽振りが良くなった、として嫉妬に狂い、あいつは小遣いもくれない冷血、身内を捨てた薄情者と吐き捨てている場合ではない。

叔母は私の妻をして「あのオンナ」とか「そのオンナ」という言い方をした。私は何度も頼んだ。その言い方は止めてくれと。あるとき、携帯に連絡があった。もちろん、金の無心だ。子供が交通事故を起こした、とのことだった。50万円ほどなんとかならないか、ということだった。小さい頃、私の後を追い「おにいちゃん、おにいちゃん」と懐いていた女の子だ。私は驚き、そして心配した。私は妻に相談し、我が家の支払いを滞らせて「貸してあげてもいいか」と言った。我が家に借金があった頃だった。

妻は快諾した。娘も倅もまだ小さかった。それでも無理して用意した。持って行く、と言った。もちろん、心配だったからだ。しかし、叔母は「急ぐから入金してくれ」の一点張りだった。私は言われたとおり振り込んだ。叔母からは驚くほど早く「ありがとう」の連絡があった。翌日、私は車を飛ばして地元に帰った。心配だったからだ。

叔母の家にはその女の子、従妹がいた。怪我もしていない。バイクでこけた、と聞いた。しばらくぶりに会った従妹は年頃の女の子だったが、髪も染めて品の無い感じの派手さがあった。叔母はいなかった。問えば従妹は困った顔をした。私はすぐに察した。駅前のパチンコ屋だ。私は従妹に免許証を見せてくれと言ったが、すぐに「もういい。わかったから」とあきらめた。従妹は下を向いていた。私は茶も出さぬ従妹にその髪型が似合っていないこと、馬鹿丸出しだということを告げて向かった。入口近くのパチンコ台に知った顔があった。姉妹が並んでいた。スロットコーナーには旦那の姿もあった。

叔母は私を認めると、一瞬、驚いた表情を浮かべた。それから笑顔で近寄って来て「助かったわ、ありがとうな」と言った。私はパチンコ屋店内の騒音を理由に外に出た。一応、バイクの事故のことを聞いた。こけたんじゃなかったのか。

すると「コケたのは間違いない」と言う。ただ、相手もコケたのだと。そのとき相手のバイクが壊れてしまい、その弁済を急がされたのだということだった。従妹は無免許、相手はバイクの弁済、それから治療費、慰謝料を要求してきた、ということだった。

ところで事故の場所は?「えっと、中環(中央環状線)」相手は?「女子高生・・・?」怪我の具合は?「・・・詳しくは知らない」入院してるの?「知らない。してないと思う」相手の家は?「・・・・」慰謝料とかの請求は本人が?それとも親?「・・・・・」

もういい。私はスロットコーナーに向かった。旦那を呼ぶ。一瞬でバレた。

「・・・・事故?なにそれ、オレ知らんけど?」

どういうこと?

旦那と私に詰め寄られ、困り果てる叔母だったが、すぐに本性が出る。

「なに?あんた、それ責めてるの?わたしを?」
「ぎょうさん稼いでるのに、自分だけよかったら、それでええの?」
「あのオンナに貢ぐ人生は楽しいか?」

溜息が出た。金はくれてやる。その代わり、二度と連絡してくるな、と告げて立ち去った。

先日、オカンが総胆管結石で入院。内視鏡手術をした。妹から連絡があって病院に行く。そこには叔母がいた。15年以上ぶりだ。50を過ぎた叔母は見る影もなかった。体も悪くして入退院を繰り返し、酷くやつれているように見えた。悪餓鬼だった従妹らも大人になり、みんなちゃんと働いていた。金髪だった従妹も20代後半、今日は早朝から仕事に出掛けているという。旦那はいま、運送会社でアルバイト。どうにかやってる、ということだった。


儒教とか朱子学ではなく、いわゆる「朝鮮人マインド」では豊かになれない。日本でも少子高齢化、現役世代が多くの老人を背負わねばならない、とかで盛り上がっているが、韓国にも少子高齢化の波は押し寄せてくる。そのとき「面倒見させて当然」という高齢者と「自分らのことは自分らでなんとか」という高齢者がいる国では雲泥の差が出る。

<我が国はついに7大強国に入った!>というのは結構なことだが、強国というからには他国にたかる根性も直さねばならない。それと平気で嘘を吐く習性も改めねばならない。

怪しげな『20 50クラブ』はどうだか知らないが、世の中には「経済協力開発機関(OECD)」というのがあって、今年の5月、そこの試算では「20年後の韓国は経済成長率1%」となった。これはOECD加盟34ヵ国の中で ルクセンブルク(0.6%)を除いて最も低い数値になる。ルクセンブルグの人口は韓国の100分の1だ。財政危機でデフォルトが懸念されているギリシャさえ1.1%の評価になった。OECDの経済見通し報告書では<韓国など主要加盟国は少子高齢化で生産可能人口(15~64歳)が減少し、中長期潜在成長率が持続的に落ちている>ということだった。もちろん、日本も他人事ではないから「1.3%」の評価しかない。アメリカは弱者切り捨ての移民国家、それでも「2.2%」しかない。

足し算と引き算だ。労働人口が減って扶養人口が増える。経済は萎縮する。成長するためには「何か足す」必要がある。日本も韓国も条件は同じだが、日本の場合はまだ、高齢者自身が「若いモンの世話になってたまるか」とか「自分でなんとかできないものか」という曽野綾子女史のような人がいる。これが日本の「新成長エンジン」となる。国家の盛衰とは所詮が「国民の性根」による。「民度」と換言しても差し支えない。

権利権利でぶら下がる「朝鮮人マインド」を見抜いて切り落とす。義務義務で支える「日本人マインド」を見直す。OEDCはこの差を「0.3%」としたが、この数字はまだまだ日本を舐めている。潜在的な自立高齢者、つまり、典型的日本人はもうちょっといるし、これから増える分を計算していない。



―――叔母はパート勤務を始めた、という。パチンコは?と問うと恥ずかしそうに「もう行ってない」とのことだった。金髪だった従妹には妹がいて、これも20代半ばになる。二人共が働いて家に金を入れてくれる。叔母は言った。「嫁に行くまでがんばらんと」

それから「奥さん・・・元気にしてるの?」

元気過ぎて困る、と言っておいた。妹が口を挟む。

「めっちゃ仲良しやで。笑うで」

―――あのオンナに貢ぐ人生は・・・・

いまの叔母ならわかると思う。




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