忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2011.9.17

2011年09月17日 | 過去記事

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011091700223
<民主政権にチャンスを=樽床氏>

<民主党の樽床伸二幹事長代行は17日午後、山形市内で街頭演説し、民主党政権について「おわびを申し上げなければならない。この2年間、十分に国民の期待に応えてこられなかった。この国民の評価は、真摯(しんし)に受け止めなければならない」と述べた。「新政権になって、今ここでもう一度チャンスを(与えてもらい)、三度目のチャレンジをさせていただきたい」とも訴え、野田佳彦首相への交代に理解を求めるとともに、党の立て直しに全力を挙げる考えを示した>


この期に及んで、まだ「党の立て直し」を公然と言う姿勢自体、この政党の人間がどれほど世間と乖離しているのかがわかる。日本人はとくに「民主党にしっかりしてほしい」などとは思っていないし、党員やらサポーターではない限り思う義理もない。

普通、この国の政治家なら「立て直す」のは他にたくさんある。財政問題もそうだし、円高もそうだし、外交問題も山積している。なにより地震や津波、原発事故に台風被害と、いまほど「立て直す」モノがある状態もめずらしい。日本には「三度目の正直」という言葉もあるが、二度あることは三度あるわけだし、なにより民主党議員は「仏の顔も三度」という言葉を噛みしめておいたほうがいい。無茶をやっても後2年だ。この2年間で日本を壊さない限り、2年後、民主党であろうが「元民主党」であろうが、日本の有権者は久しぶりに「明確な意図」をもって投票所に足を運ぶ。

先の参院選。政党名を隠し、名刺のロゴも裏に回した選挙での街頭演説の際、有権者の反応は凄まじかっただろう。あと2年経てば、その「逆風」の威力とは倍では済まぬ。あの悪夢の政権交代のとき、自民党の大物議員は民主党の新人候補などを相手に、夏の蚊のごとくボタボタ落ちた。メディアが吹かせた「解散風」ごときでアレだった。

今度はあんなものでは済まない。民主党は売国法案を急ぐよりも、早く「一党独裁政権」となったほうがいい。投票率は100%、民主党の支持率も100%という、どこかのような国づくりを急ぐべきだ。まさか「もう一度、やらせてみてください」などとポスターをつくり、政権交代ではなく、今度は「政権続投」などという文字を刷ったマニフェストを配るつもりではあるまいが、そのときはもう、小舟にガソリンと米とキムチを積んで北朝鮮に行ったほうがいい。







http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110917k0000e040057000c.html
<捕鯨:和歌山・太地町漁協に「殺す」と脅迫状 >

<今月から鯨類追い込み網漁を始めた和歌山県太地町漁協に、日本語と英語で「殺す」などと書かれた脅迫状が届いていたことが分かった。県警が脅迫事件として捜査している。
 
同漁協によると、脅迫状が届いたのは14日。封筒にA4判の紙2枚が入っており、香港の消印があった。差出人の名前はなかった。紙は、インターネットの動画サイトの画面を印刷したとみられ、日本語で「殺す」、英語で「KILL」などと書かれていた。漁協職員の姿が映っており、首の部分にカッターのようなもので切り込みが入っていた。同漁協は15日、新宮署に被害届を提出。「これまでも漁への抗議文が届いたことはあったが、今回は過激で気持ちが悪い」としている。
 
同町では、毎年9月から、バンドウイルカなどの追い込み網漁が解禁される。漁を批判的に描いた米ドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が公開された昨夏以降、反捕鯨団体の妨害行為が相次いでおり、県警は警戒を強めている>


コレはもう、正体がバレている。文化差別だ。白人様がいくら牛や豚、鶏を殺して喰おうが、コレは神が与えてくれた祝福だが、黄色い日本人がクジラを殺すのは野蛮だと断罪できる根拠だ。日本人も牛や豚をたくさん殺して喰っているが、それにとやかく言わないのは、今のご時世、仕方がないからだ。本当は気に入らない。

シーシェパードの犯罪を支持しているのは日本人も含まれる。「クジラやイルカを守るためなら海上保安官とやりあう覚悟もある」というオバハンもいた。おそらく、犯人はこういう連中だ。踊らされているという自覚もない、哀れな馬鹿者である。

SSは「イルカを水族館に売る」として抗議しているが、ならば完全に商品として扱われる犬猫はどうだ。殺処分されるのは年間数万匹。「可愛いペット」は喰われるわけでもないのに捨てられて殺される。しかし「可愛いペットを守るため、殺処分する保健所と戦うのだ」という闘士はいない。人間とコミュニケーション可能な犬猫を売るな、としてペットショップに脅迫状は届かない。その理由も同じく、白人様もするからだ。本当は気に入らないが、今のご時世、あからさまな人種差別は御法度でもある。

「クジラなんて食べなくてもいいじゃん」という人は、ちゃんと「喰ってもいいじゃん」という人に説明せねばならない。もちろん、自分が喰わないのは勝手な話だ。それはニンジン嫌い、ピーマン嫌いという意味と同じだ。喰ったほうがいいとも言わん。勝手にすればよろしい。しかし、私が美味しくホルモン焼きを喰っているところに、牛の内臓を焼いて食うなんて酷い、という馬鹿が文句言いに来ればどうだろう。ちゃんとカネ払って注文する私からすれば、とても迷惑極まりないと思う。キレてもいいだろう。

「自己矛盾」とは、つまり「論理破綻」を意味する。「ユダヤ人のイエスキリストを殺したユダヤ人は許さない」という「自己矛盾」から脱せられない白人は、黒人を奴隷船で運ぶことに「論理」も「倫理」も用いなかった。そこには利便性と金儲け、労働力、すなわち化石燃料の代わりの動力の確保という合理的理由、そして欠かせないのはキリスト教信者の白人だけが神に祝福されるべき人間、という驕り高ぶった差別心だ。支那人の「苦力・クーリー」を使うのも同じ、日本人と戦争する際「ネズミ駆除隊」のワッペンを付けたのも、ジョンソン大統領がベトナム戦争で「壁につるすクーン(ベトナム人の蔑称)の皮を持ち帰れ」と言ったのも、アジア人を見ると誰でも「グーク・gook」と蔑んだのも(Dae han min gookのgookね)無理からぬ話だ。「関ヶ原の戦い」で徳川家康は豊臣軍を奴隷にしてポルトガルに売ることもしなかったが、コレを不思議がる日本人はいないと思われる。しかしながら、これはあくまでも「日本の中の常識」なのであるから、日本人は遠い祖先に感謝せねばならないのである。世界には「そうじゃない国」のほうが多いからだ。

犬を喰う、猿を喰う、それを不気味だと思ってもいい。世界にはグロテスクな食材もあるし、好き嫌いもあろうし、なにより「食文化」というものがある。コレを認めなければ文明人とは呼べない。喰うか喰わないのかは勝手な話だ。近く、私はまた台湾に行くが、これもやっぱり「八角」は喰えないと思う。「臭豆腐」も喰わないだろう。これは私の勝手、つまり、台湾の「食文化」を否定する根拠にはならない。しかし、人間がその国の「食文化」を否定してよい場合は例外としてある。それはカニバリズム(食人風俗)だけだ。







http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110917-00000142-san-soci
<大阪秋の陣はや火花…維新“候補”集結フォーラム>

<11月27日に想定される大阪市長・知事のダブル選を控え、集会やフォーラムなどが続々開催される。17日午後には大阪府の橋下徹知事の政治手法を問う集会が開かれる一方、19日には、橋下知事と親しい前宮崎県知事の東国原英夫氏や前横浜市長の中田宏氏、府立和泉高校の中原徹校長らが参加するフォーラムが行われる予定で、熱い“舌戦”が先行した形だ。

地域政党「大阪維新の会」を率いる橋下知事は、大阪都構想実現に向け、大阪市長選に併せて知事を辞職、ダブル選に持ち込むと宣言。すでにマニフェストや都構想推進大綱の素案をまとめているが、肝心の知事候補はだれか、まだ不明のままだ。

大阪市の平松邦夫市長は17日、大阪国際交流センター(同市天王寺区)で開かれる、橋下知事の政治手法を問う市民集会「『橋下』主義(ハシズム)を斬る」(「大阪の『今そこにある危機』を考える市民集会・実行委員会」主催)に、「一参加者」として訪れる予定。集会では、呼びかけ人の山口二郎・北海道大大学院教授が「橋下知事は、なぜ『危険なのに』支持されるのか」と問題提起し、精神科医の香山リカさんらを交えた対談が行われる。

対する維新は、19日に同区のクレオ大阪中央で開かれるフォーラム「大阪から日本の政治を変える」(「大阪から日本を変える志民の会」主催)に松井一郎幹事長が参加。東国原氏や中田氏、中原氏など維新のダブル選候補とも目される3人も参加し、パネルディスカッションなどを行う。

一方、市長選に元共産党市議の渡司(わたし)考一氏(59)、知事選に弁護士の梅田章二氏(60)を推薦する共産党系の政治団体「明るい民主府政をつくる会」なども、10月4日に府立体育会館で「府民大集会」の開催を予定している>



JR天王寺駅の駅前で、いつだったか「虹の飲み会」の際、みかけたことがある。日教組の連中が「橋下批判」をしていた。「クソ教育委員会」が話題の頃だ。

ところで、私は個人的には橋下知事を評価しない。某大物政治家の政治資金パーティーでゲスト参加した知事と一緒に写真も撮らなかったほどだ。パチンコ屋時代、社長マンの代理で出席した政治資金パーティーでもそうだ。多くの人に囲まれる大人気の知事を素通りして、仕事だからということで一応、出席して挨拶してメシ喰ったら、さっさと会場を出て飲み直した記憶がある。つまり、なんか嫌いなのだ(笑)。

理由はたぶん「テレビ屋」のイメージだ。しかし、まあ、ただそれだけのことだ。だから、政策はともかく、ちゃんと世間の評判通り、その発言やらリーダーシップやらは評価している。褒めているかどうかはともかく、我が大阪の「若き石原慎太郎」くらいの評価はしている。「子だくさん」も尊敬する(笑)。

しかし、左巻き臭いのが「橋下批判」するのはわかる。「危険」には笑う他ないが、まあ、左巻きのくるくるぱーにとって「危険」なのは間違いない。「ハシズム」も上手い。

世に出る「橋下批判本」のいくつかも読んだ。批判しているはずなのだが、普通に読めば「橋下、がんばってるなぁ」となってしまう。たしかに本の中身は「独裁的」「強権」に「圧力」など、これでもかと「橋下は危険」を書き殴る。しかしながら、そこはやはりというか、左翼体質に染まった見解からの批判であるから、普通の頭で読めば、橋下知事のなにが悪いのかわからない。代わりにわかるのは、左に巻かれた連中がとても困っている、ということだ。例えば、橋下知事に会うため「大阪の高校生に笑顔をくださいの会」という頭の悪そうな連中12名が大阪府庁を訪れた。橋下知事が「私学助成金削減」を言い出したからだ。

これに「会う」だけでもたいしたものだが、左巻き連中はこれに難癖をつけるわけだ。橋下知事は「借金を減らすことが第一。みんなで我慢することも必要」だと、相手のレベルに合わせて説明している。府職員は「20分の予定時間」を過ぎたために制止するが、橋下知事はコレを1時間以上も延長して説明した。連中はこれを「橋下知事は気色ばんだ」と批判する。ムキになった、とするのだ。阿呆である。これは府知事が無礼な餓鬼相手に真摯に説明しただけ、だと誰でもわかる。私なら「クソ餓鬼は家に帰って脱脂粉乳でも飲んで寝ろ」と暴言を吐き辞任している可能性もある(笑)。

この事例は橋下知事に対するイメージを下げるどころか、知事が言う「義務教育は中学まで。高校に行きたいなら自分で勉強して公立に合格しなさい」という発言にも矜持が感じられることになる。信念に基づいた立派な発言だったのだと、私のように「橋下なぁ・・」と訝しいと思う疑い深い人間にすら、よし、さすが橋下だ、と思わせてしまう。逆効果である。府立高校に通うという女子高生は、高校に行くだけが勉強じゃない。学ぶ機会はいくらでもある」と至極当然のことを言った橋下知事に「わたしたちの苦しみがわかっていない」と左巻きっぽく反論するも、橋下知事は「んじゃ、キミが政治家になって国を変え
るか、日本から出て行くしかない」と切り捨てると泣きだしだ。これを連中は「子供を泣かせた!」と大騒ぎするが、これまた同じく、普通の頭で考えたら、どちらが間違えているのかもわかることになる。

「弱者製造マシーン」が「弱者を厳しくも応援する知事」に「弱者切り捨て」だと批判する。それは自分らが困るからだ。共産党が目の色を変えて批判しているのも同じ理由からだ。弱者の絶対数が減少すると、彼らは存在価値が危ぶまれるからだ。高校生が「うちは貧乏で公立高校にやっと通っているけど、だからこそ勉強して親を安心させて恩返しがしたいんだ」と言うと、彼らは高熱が出る。安月給で働くお父さんが「いやぁ、オレは給料安いけど、一所懸命働ける職場があって、頼りにしてくれる仲間がいて、喜んでくれるお客さんがいて、お疲れさまと出迎えてくれる家族がいる。本当に幸せです。日本に生まれてよかった」と言えば発狂する。解雇された若者が「辛いけど、また、頑張って仕事を探します。社会や政治の所為?とんでもない。それはその社会に生きる自分らがどう考えるか、です。ボクはこれを機会に自分自身を磨こうと思っています。負けませんよ、ボクは」と言えば北朝鮮に亡命する。とても困るわけだ。橋下知事はソレをやろうとするから困る。

金美齢女史の言う通り、これはやっぱり、応援せねばなるまい(笑)。

1 コメント

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雑感 (近江謄写堂)
2011-09-19 21:26:36
1.ミンス、民公連合の胡散臭い動きに要注意。

2.捕鯨問題、日本ももっと狡猾に連携すべし。
  たとえ、その連携先が支那であったと
  しても。

3.平松さんに大阪市長を続けてもらいたい。

4.橋下、かなり危険です。
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