ねこ☆にゃらーず

猫と暮らしながら感じること、動物ボランティアの日々のつぶやき

ねこマンガ作成中♪

堕胎はひどいですか?

2010-03-21 03:33:17 | ボランティアの本音
先日より、ある里親希望者さんとのやり取りで、考えることがありました。
その人は、野良猫を飼い猫にした、優しい人です。
ただ、その先住猫(未手術)が脱走した際に、妊娠した可能性がある。
今は妊娠しているか分からないが、妊娠していたら産ませる。
妊娠してなかったら、手術をする。
それでなおかつ、私の保護猫が欲しい。というものでした。

以下は、私がその人にしたお返事になります。厳しいものになりました。
でも、これは、すべての人に読んで、考えて欲しいことです。
特定の誰かへではなく、すべての人に向けた、私の気持ちになります。

先住猫ちゃんの妊娠の件。妊娠の判定は、現在難しいと思います。
ここからは動物ボラではない人には、抵抗があるかもしれませんが…
不妊手術は妊娠していても、できます。


私の場合は、妊娠している。または、可能性がある個体は、手術します。
絶対に産ませません。なぜなら、自分が生ませなくても、
世の中に不幸な子猫は、あふれるほど生まれてくるからです。

自分がまず、一つの元栓を閉めることにより、
他の野良猫や、捨て猫の赤ちゃんが、もらわれる可能性があります。
まず、増やさないことが大事だからです。


生まれるかどうか、わかるまで手術しないのではなく、
今、手術しようという選択はありませんか?


共同保護者とも話したのですが、私たちは世の中から不幸な猫を減らすための活動をしており、
そのためには、家庭における不妊去勢手術の徹底が一番重要であると考えています。

そのため、私たちの理念と相反する「不妊手術をしない」および、
「妊娠したら自家繁殖」を選択される方のところに、保護猫を送り出すことはできません。


現在、猫の数は「飼える人」の数をはるかに超えています。需要に対し、供給過剰なのです。


飼ってもらえない猫たちの末路は、野良猫であったり、捨て猫であったり、保健所です。

この飼ってもらえない猫を減らすために、私は啓蒙活動として、不妊去勢手術の徹底をお願いしています。
どうぞ、ご理解いただければと思います。にゃーも


妊娠した子の手術を、「かわいそう」と言ってしない人は、多いです。
産ませる人の多くは、「必ず里親を見つける!責任とる!」と言いますが、
その子猫をもらった人も、同じように増やます。
でも、その人は、きちんと里親を探すでしょうか?
仔猫が4匹生まれて、その子たちがまた4匹づつ産んで、1年で16匹になります。
その先は、無限大です。
そういって産ませていたら、猫はどこまでも増え、減らないんです。
そこから、野良猫や捨て猫が生まれます。


故意に妊娠させた、偶然妊娠してしまったにかかわらず、
自家繁殖をするという、責任の重さを理解して欲しいのです。
自分だけの問題ととらえずに、考えてみてください。


「かわいそう」と言う人は、もともと優しい人だと思います。
どうか、現実を知って、考えて欲しいんです。

感情的に野良猫のTNRボラを、「堕胎するなんて、ひどい!」と罵る人もいます。
TNRをひどいという人に言いたい。
毎日捨て猫や、みじめに死んでいく野良猫を見続け、世話をし、保護し、
もらわれないまま大きくなった保護猫を抱え、病気や障害を負って、
誰にももらわれない、世の中から捨てられた命を必死に守り、
どうしたらこんな不幸な子が、これ以上増えないようになるのか?
自分はこれ以上どうしたらいいのか?何ができるのか?

堕胎を反対する人は、そこまで追いつめられたことが、
考えたことがありますか?

全国、沢山のTNRボラが、心で泣きながら、詫びながら毎日手術しています。
今の時期は、繁殖シーズン。猫を捕まえるために、徹夜で張り込むボラさんも多いです。
血のにじむような努力をして、猫を減らす人たちの反対に、簡単に増やす人がいる。
増やすのは簡単。でも、減らすのは何十倍も大変。

猫が可愛いなら、猫が好きなら、
不幸な野良猫や、捨て猫を見たくないなら、
不妊・去勢手術をしてください。

きついことを言いましたが、私はもうこれ以上、辛い子たちを増やしたくない。
この気持ちを、理解していただける日が来ますように。

沢山の人に見てもらいたいので、ランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ 人気ブログランキングへポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村

その犬は幸せか?

2010-03-14 06:57:10 | ボランティアの本音
今日は犬の話です。





愛媛県の動物愛護センターに、処分目的で、犬を持ち込む場合、
以前飼い主は職員に、犬たちがいる犬舎に連れて行かれ、言われた。
「あなたの犬は、ここで数日過ごし、ガス室で死ぬんですよ。」
「連れ帰る気は、ありませんか?」
現場を見せられても、犬を連れ込む人のほぼ100%が、犬を置いていく。
帰り際に、「健康な子犬をくれよ」という人もいる。
置いていく犬の前で、家族そろって記念写真を撮る人もいた。

病気の苦しんでる犬を、どうしてそこに置いてこれたのか!
理解できない。
生きている世界が、違うのではないかと思った。

安易に犬は飼わないで欲しい。猫も同じ。
どうか最期まで、一緒にいてあげて欲しい。

沢山の人に見てもらいたいので、ランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ 人気ブログランキングへポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村

何もできないって言葉

2010-01-27 19:04:39 | ボランティアの本音
ゆきももこさんの「ゆきももこの猫夢日記」のトラックバックです。
ボランティアの話です。長くなるので、興味のある方だけどうぞ

「私は何もできない…」
動物ボランティアしてると、よくこの言葉を聞きます。
出来ることと、出来ないこと。
出来たらいいけど、できるからって良いわけじゃない。
なんでそう思うかというと…


うれしいのは、
「動物のために何かしてあげたいけど、何もできなくて…」
「何かしたいけど、どうしたらいいのか分からなくって、ごめんなさいね。」
そういう言葉をいただくとき、
決してその人は何もしていないなんて、私は感じません。
そういう風に思っていただける気持が嬉しいし、大事だと思います

愛護活動、保護、ボランティアなんて言うと、硬くって、
なんかバリバリやんなきゃいけないんじゃないかって、感じると思いますが、
そんなことないですよ~~~怖くないよ

多くの場合は、興味はあるけど、何していいか分からない。
どうしたらいいのか分からない。だと思います。
そういう場合は、近くの動物愛護団体にボランティア登録してみるのもいいと思います。
私も初めは、団体のイベントの準備とか、事務仕事のお手伝いとかしてました。(啓蒙活動)
それから、動物の一時預かりや、保護活動もするようになりました。(保護活動)

ボラだから、ぜ~~~んぶ、やらなきゃいけないなんてないので、安心してください。
自分にできることから、コツコツと。
啓蒙活動は地味で、みんな動物とかかわる保護活動に目が行っちゃうけど、
啓蒙活動なしに、愛護の心は広まらないよ~~
啓蒙活動はホントに大事、さらに時間がない人も、参加しやすいですよ。

団体とかに入らなくても、ネットで愛護法の改正に署名したり、広めたり。
探すと出来ることって、ありますよ

ただ、ネットの啓蒙活動で注意して欲しいことがあります。
ネットでの発言て自由ですね。
でも、自分の知識と経験の裏付けがないのに、他の人の意見を鵜呑みにして、
その事実の裏付けもせずに、ネットで問題を広めてしまった場合。
それが間違った情報だったら、どうしますか?
「自分は知らなかった。ネットで見た情報を流した。信じただけ。」
悪意はなくても、それが愛護活動の足を引っ張ってしまうことがあります。
責任はとれますか?ネットは良くもあり、悪くもあります。
そこだけ、気を付けてください


問題だな~と思うのは、いっぱいあるんですが

①自称ボラ。
人のアドバイスを聞かず、いい加減に犬猫を譲渡して、里親さんともめて、渡した子を不幸にする。
自分だけ悲劇の主人公になっちゃって、自己弁護しか言わないし、
「私は初心者なんだから、仕方ないでしょ!」
「どうして私を責めるの?ひどい。文句いわないでよ!」
自分のことはいいから先に犬猫が心配じゃないの?おかしいでしょ?

それに初心者てなに?(何回も譲渡してるくせに初心者言うか
自分で自分のこと「保護活動してるボランティアです~」って、言ったよね。
まず、初心者ボラでも、熟練ボラでも預かる命の責任の重みは同じ
責任もてる覚悟がないなら、ボランティアはしないほうがいい。
するべきじゃない

できないなら、しないのも潔い決断です。

②「猫が大好きで、ボラさんの手助けがしたい」と言ってくれた、里親希望さん。
おうちに伺うと、多頭飼育で、その猫たちの健康状態は悪くて…
その人は、自分は猫が好きだから沢山飼ってあげる。良いことをしてる。という感覚なんです…。
でも、違うよね
それは自己満足で、猫のためじゃない。猫のためになってないもの。

猫のために、飼えるけど飼わないっていうのも、愛情です。

③数年前、初心者の小さい保護グループがありました。
ネットで資金や物資を大量に募って、支援者もいっぱいいる所でした。
でも、内部分裂やリーダーの気持ちが続かず、
数か月で活動は、投げ出すかたちで終わりました。

そこの残った人と、少し交流があったので、その人から
「あなたたちで、あと何とかしてくれないか」と言われました。
今までも、色々アドバイスなどしていたのですが、
リーダーがいなくなっても、支援者たちはいたし、
残った人でやる気があれば、活動は続けられるんです。
なので、
「改めて、一緒にやってくれる人を探そう。私たちも保護活動で、
仲間を増やしたいとき、助けて欲しい時は、譲渡会とかでいろんな人に声かけて、
話して、友達になって、仲間を増やすから。そういうふうにしたら?」と言いました。

その返事は
「私は初心者なのに!何もできないのに!私に捕獲しろっていうの…うんぬん」逆切れ
その人のブログで、なぜか私さんざん叩かれました。冷たいって。
当時は、私も捕獲はしたことなくて、まさに初心者
「私だって初心者なんだけど…私にはやれってか…」状態です。

そもそも、ネットで大々的に宣伝して、沢山の人から資金や物資をいただいておいて、
「私は初心者!」「私は何もできない」は、無責任じゃないのか
冷たく断られちゃったから、だから、私は続けられません~みたいに、
自分が被害者みたいに書いてましたが、うそ~~~~ん
自分で出来るけど、大変だから誰かやってっていう責任転嫁でしょ~
辞めたい口実に使われたようでした。

初心者ゆえの挫折や、失敗はあると思う。
途中でボラをやめる人は、いっぱいいるもの
でもね、辞めるために、他の誰かに責任を押し付けて、口実つけて
いろんな責任や負担から救われたいなら、最初からボラしない方がいい。


よく、「あんたボラでしょ?この猫保護してよ!」って一般の人が言ってきます。
中には、保護できない事情を話して、里親探ししましょう手伝いますねって言っても、
「ひどい!あんたはボラなのに!猫かわいそうじゃないのか!引き取れ!」って言ってきかない人。
たいていそういう人は、自分で何もしてないし、出来るのにしない人が多い。
何でもかんでも愛護団体やボラがしてくれると思って、すぐに責任転嫁。
そんな人と、先のボランティアは同じだ。
出来るのに、「私はできない」って言いきって、シャッター下ろしちゃう。
ホントに出来ないの?
そう思い込もうとしてるだけじゃないの?

出来ることは、人によって違う。
キャパを超えて頑張りすぎると、自分が倒れるだけじゃなく、
周りも巻き込んで、倒してしまうことがある。
出来ないことの線引きも必要です。
それなのに自分がやって、とれなくなった責任を誰かに押し付けて、
文句を言うなら、そんな人はいくらボラがしたくても、何もしない方がいい。

「私には何もできない」
ホントかな?そうかな?
沢山の人に愛護活動に参加して欲しいから、足を踏み出してほしいけど、
出来なくても、いいんです。
その気持ちが大事です。
今の自分に合ったところから、まずはコツコツあせらず、始めたらいいと思う。
色んな事があるから、たまに休憩して、またコツコツでもいいんです
やりだしたら、止まらなかったりするけど

小さなことからコツコツと。
小さくても、一歩は一歩。
潰れないようにねできなくても、いいんだよ
みんながちょっとづつ、コツコツしたら、大きい力になることもある。
コツコツしましょう

沢山の人に見てもらいたいので、ランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ 人気ブログランキングへポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村

ボランティアの現実

2009-08-25 03:06:54 | ボランティアの本音
あなたが考えるボランティアの姿って、どんなですか?

これから私が書くのは、いちボランティアの本音です。
これは、現在ボランティアしている人にも、それ以外の普通の人にも、
読んで欲しい事です。、
これを読んで、思う事、考える事、感じる事があればと思います。

私は現在、自分の住む町の地域猫活動を、有志の人たちとしています。
これは、全くの個人活動です。
そして、「えひめイヌ・ネコの会」でボランティアもしてます。
さらに複数の動物愛護・自然保護団体の会員になってます。
でも、完全に各団体の考えに、賛同しているわけではないんですよね~
しかし、応援しちゃいます。なんでかっていうと、

色んな考え、やり方の違う団体や個人活動がありますが、
どんな団体も個人も、最小公約数の所では、気持ちは一緒
「動物と人がより良く共存していけるようにしたい」だと思う・・・
でも、命の問題だし、人との生活と切って切り離せないから 、
いろんな考えがあって当たり前、最大公約数ではまとまらない 。

ある問題を考えるとき、100人いたら、
100人全員が満足する結論なんて、出ないと思うから。
それは、人間だから。


私がボランティアしていて、気づいたのは、
動物愛護は、つまるところ「人対動物」じゃなくて「人対人」です
動物病院の看護士をしていた友人とも話したけど、
動物を助けたいと思ったら、
まず飼い主なり(捨てる人や里親さん)「人」と話すんですよ
人とのやり取りで苦労する 。
こっちの熱意が伝わるように、でも相手の目線で・・・う~難しい
上手く気持ちが伝わらず、思わぬ罵声を浴びたりすることもあります。

正直へこむ。かなりへこみます

メールの世界でも、今は特に激しいんじゃないかな?
メールや電話は、相手が見えない分、 自分が思うより強く出てしまいがち

動物が好きでボラ始めたけど、そういう人とのやり取りに
打ちのめされてしまって、人が信じられなくなって
ボラをやめた方、結構います 。


ボランティアする人はすばらしい!自分を捨てて活動する!
明るくて、人に優しい素晴らしい人って、結構多くの人思ってますね~
ボランティアなんだから、動物救って当たり前!
ボランティアなんだから、いつでもどこでも、駆けつけてきて当たり前!
ボランティアなんだから、市民の言う事聞かないのはおかしい!

そろそろ、そういう考え方を捨ててほしいんです。
スーパーマンじゃないから

ケネディの言葉
「国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何ができるか、問いかけてください。」
私はこの言葉を、動物を救いたいと思う人に投げかけたい。

もう、ホントのボランティアたちは、いっぱいいっぱいです。
みんな家庭や仕事を持ちながら、ホントに時間をやりくりして、
自分の個人的なことは、後回しにして、出来る限りのことをしています。
団体のスタッフやボランティアもそうです。
大きい団体ほど、外からの要求はきりがない。
「団体」というと、きっと皆さんのイメージは、
50人、100人も会員がいる団体なら、
それがみんな全員、保護活動のエキスパートで、
何か依頼したら、その人たちがどっと来て、すぐに解決してくれる。
そんなイメージじゃないですか?違いますか?
大なり、小なり、実際に動くのは、内部の中の一部のスタッフです。

会員て、誰でもなれるんです。
私も寄付のつもりで、複数の団体の会員になってます。
でも、その多くの団体の活動のお手伝いは、してません。
ただの会員なんです。
どこの会でも、ほとんどがそういう会員で成り立っていて、
実際に動けるボランティアスタッフは
数えるくらいなんじゃないでしょうか?
その限られたボランティアたちが、膨大な保護や事務作業を
個人個人分担して、できる範囲でやっているんだと思います。
要するに、団体であっても、処理能力をはるかに超える問題を抱えていて、
全ての人の希望は満たせないんです。

だから、個人で構いません、失敗してなんぼです。
動物を救いたい人は、まず、自分が行動して欲しいんです。
人に頼らずに、やってみて欲しいんです。
どこかの個人活動家や、愛護団体にお願いするだけじゃなく、
多くの人がしなかったら、本当の意味で動物愛護の輪は広がらないし、
動物愛護って、どういうことなのか、やらなければわからないからです。


そして、もうひとつ、

ボランティアは個人も、団体も、「会社」じゃないんですね
会社みたいに、愛護活動家になる為の研修~なんてものは無い

活動してても、してなくても、 知識があっても、なくっても
愛護の理想があっても、なくても同じ会員、ボランティア。
どういうことかというと、こうあるべきと理想はあっても、
個人なり団体なりの中で、 人によって情熱の差や性格、知識の差なんかがあって、
仕方なく活動に差がでます。

仮に、私はスーパーや街頭でビラ配ったりできるけど(職業柄)
内気な人はできません。
ある人が、「あんなに立派なパンフレットがあるのに、配らないなんて、
愛護団体のくせに・・・」と書いていました。
私だって、配って欲しいです。できるなら。

また、動物は好きだけど、人が苦手な人もいます。 子供が嫌いな人もいます。
一般の人には、ボランティア歴が「1日」だろうと「10年」でも、
活動の場所、里親探し会やイベント会場にいれば、
そこにいるみんなが、愛護活動のエキスパートに見えます。
その団体の「顔」と、受け止められるんです。
だから、愛想よくして欲しいけど、出来ない人はいます。

電話やメール対応や事務はやりたくない
って方、中堅のボラさんでも多いです。
前に書いたような理由で、耐えられなくなる方が多いんです。
でも、そういうことを引き受ける方が必要です。

「子犬や猫ならいいけど、野犬や野良猫保護はイヤ、怖いから 。」
という人もいます。
私も多頭飼育の崩壊現場で作業中、犬に咬まれたからね~ 怖いのはわかります。


もし会社なら、接客しない社員、接客が下手な社員を怒れるし、強く指導できるけど 、
でも、団体はボランティアに、こうしろと強制はできないんです。
地域猫の活動でも、同じ仲間同士であっても、
人によっては、お願いしずらい事とかがあります。

ボラ心がある人を、人との対応がうまくないとか
やって欲しい活動に参加しない、できないからって怒れないんです
出来るだけ頑張ってほしいけど ・・・
でも、出来ないなりに、がんばってる人もいっぱいいます。
周りが理想とするボランティア像とは、違うかもしれない。
でも、頑張ってる人は、私は良いと思う。頑張らない自称ボラもいるから

ボラさんに、やんわりこうして欲しい、こうあって欲しいとお願いするけど、
うまくいったり、うまくいかなかったり
とかいう私も、活動は中堅だけど、 ただの「いちボランティア」に過ぎません。
愛護活動に関する理想も、人が言って育つものではありません。
志の低い人は、どんなに周りが言っても変わらないんです。

会社じゃないから、
ボランティア、一人ひとりの良識や意識に任されている・・・
でも、そういって、のんきに構えてると、活動が停滞してしまうんですよね
結局、ほっとけない一部の人が抱えて、いっぱいいっぱいになってしまう。

各ボランティアさんの意識を高め、さらにボランティアに参加しやすい環境を作りたいと思って、
なんとか頑張る先輩ボランティアさんたち。
円滑に活動できるようにする事で、周りからの愛護活動への理解も深まっていく。

でも、そういう事を、一部の自称ボランティア、自称愛護活動家たちは理解しません。
愛護団体は自分に何をしてくれるか。何をくれるか。要求ばかり述べる人。
自分の意見が通らないと、悪口やデマを流す人。
どうしたら、この後捨て犬や捨て猫が減るんだろうと、考えない人。
愛護活動の理想も持たず、単なる自己満足のために、保護を繰り返すだけで
無条件にただ、犬猫を譲渡する人。
それは、私の中では、ボラではない。

無条件に、安易に犬や猫を譲渡する事は、その後の捨て犬・猫を増やす原因になりますが、
もっと怖いのは、里親詐欺・虐待目的の里親希望者に犬や猫を渡してしまう事になるんです

「動物のしあわせは人間しだい」と、
私の大好きなボランティアさんは言っていました。
動物を守るのも、不幸にするしないも、人間なんです。
それの分からない人に、自称でもボランティア・愛護活動家と名乗って欲しくない。

動物を救うために、まず、自称の人たちを何とかしないといけない・・・きついなぁ・・・
ボラの中でも「人対人」


地域猫でも、団体の中のボランティア活動でも、どうする事が動物のためになるのか?
どうしたら、ボランティアの意識を高められるのだろうか?
どうしたら、もっと沢山の人に、参加してもらえるんだろうか?
どうしたら、どうしたら・・・
どうしたらいいと思いますか?

偉そうな事を書いてますが、いつも悩んでばかりです。
ボランティアは聖人じゃないです。ただの人です
やって当然と思われることに、悩み傷ついたり、
こっちの方が助けて欲しい・・・と、思ってしまう事もあります。
スーパーマンでも、聖人でもないんです。

mixiの日記を一部訂正して使いました。

沢山の人に見てもらいたいので、ランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ 人気ブログランキングへポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村

それは、ボラではない(怒)

2009-08-24 13:02:15 | ボランティアの本音
ボランティアって、なんですか~~~~?

動物病院の待合室で、順番を待っていると
受付で、看護師さんと子犬を抱えた親子が騒いでる
言葉の合間に、「えひめイヌ・ネコの会」と聞こえる。

んん~~~「えひめイヌ・ネコの会」だと~~
じっとしていられなくて、
私:「すみません。えひめイヌ・ネコの会のボランティアの○○です。
どうかされましたか?」
看護師さん:「イヌ・ネコの会の人から、子犬を譲り受けたそうなんですが、
子犬の年齢が分らないとおっしゃって・・・。
先生が見た目で、だいたい分るんですけど。
たぶん保護した犬だから、正確な生年月日は分らないし、それでいいんですけど。」

飼い主さん、生真面目な人なのか?
「正確な生年月日が分らない!」の一点張り。

私:「会から譲渡された場合は、だいたい生後何ヶ月くらいですと、
お話させていただいたかと思いますが、譲渡契約書に保護した人の名前と
連絡先がありますから、保護主さんに確認してみてください。」
飼い主:「違いますよ!会から譲渡されたんじゃないの。」

私:「え?」
飼い主:「あなた、会の里親探しの時にいた人でしょ?
あの日、欲しい子犬がいなくて、あなたから言われて、
会のホームページ見たけど、欲しい子はいなくて、
あなたが動物愛護センターにも問い合わせてって言うから、
センターも見たけど、あそこ、もらったら後で近況報告とかしないとだめなのよ。
めんどくさいでしょ。だから、もらうの止めたの。
この子はね、地元のタウン誌のペットあげます欄に載ってて、
駐車場ですぐくれたのよ。○○って、おばあさん。会員さんみたいね。」

はあ~~~~
私:「○○さんから、どういう経緯で保護したとか、およそ何ヶ月ですよとか、
健康診断したかどうかとか、話はあったんですよね?」
飼い主:「いーえー。駐車場で子犬くれて終わりよ。」

ふざけんな~~~~
今回はえひめイヌ・ネコの会からの譲渡ではなく、
個人対個人の譲渡なのだけれど、ボランティアにたずさわる人間が
そんな手抜きでいいのか
何も聞かずに、ただ受け取って満足した飼い主さんもひどいけど・・・
普通、「何ヶ月くらいですか?」くらいは、聞かないかい?

飼い主さんは、その場で保護主に電話してくれ、
飼い主:「おおよそ生後1ヶ月位で、野良犬の子で、健康診断はしていないそうです。」
と、電話しながら院内で、私に報告してくれました

私は、自分の猫を抱っこしながら、会員○○に対しムカついていた。
○○め、健康診断や避妊去勢の話もしないで、まる投げか
今後も、この飼い主さんが困ったときも、助けないだろうな・・・
モンモンとムカついてると、ふと、ある考えが頭をよぎりました。
「これは、最悪の中のチャンスだよ!この人は、健康診断に来てくれた。
それで私と会った。この人に、健康診断の意味や去勢手術のこと、話せるのは
今しかないんだよ~~~~

うちの猫そっちのけで飼い主さんに話しかけ、病院の事、手術の事お話しました。
だって、今を逃したら、その人に大切な事伝えられない
飼い主さんは、ちゃんと話を聞いてくれたように思います。
もらわれた子犬が、幸せになる事を祈るしか出来ないけど・・・

しかし~~、○○め
即効、先輩ボランティアさんにこの事を話したところ、
先輩ボラさんが、○○に電話して「そんなんじゃ、いかんのよ~~」と
話したけど、○○おばあさんは、「そんな話しらんよ。」と、とぼけた
先輩ボラ:「にゃーもさんが、病院で飼い主さんとあんたが話しよったの、
知っとるんよ。その場にいたんよ。」
と言うと、
○○おばあさん:「そういえば、病院から飼い主が電話かけてきた。」と認めました・・・しかし、
「会からの譲渡じゃなくて、個人的にあげたんだから、文句ないでしょう?」
だって・・・

そもそも、このおばあさんは、自分に都合がいいように良くウソをつく人なのだが
会員になったのは、動物愛護の高い理想があるわけでもなく、
会員になったら、会から援助金やエサの物資がただでもらえるからで(要申請)、
里親探し会にも、健康診断を受けさせないまま子犬を連れてきてしまう・・・
何度、「病気がある場合があるので、健康診断してから連れてきて下さいね。
ノミやダニも駆除してあげてください。まず子犬の身体が心配だし、
万が一、子犬が伝染性の寄生虫とかいたら、他の子犬に移ります。
他の子犬にうつったら、その子犬と保護主さんが、かわいそうでしょう?
健康診断をしないと、他の人に迷惑をかけるんです。わかりますよね?」
と、何度言っても聞かないし・・・

ボランティアって、なんですか~~?
確かに目の前の子犬を助けるのは大事なこと、
だけど、健康診断や避妊去勢手術の話、啓蒙の話をしなかったら、
それは単なる、犬の横流し。
啓蒙しないと、どうなると思いますか?

手術しないので、もらわれた犬が妊娠。
    
子犬が増えて、捨てられる
    
保護する、でも啓蒙せずに、ただ渡す
    
手術しないので、もらわれた犬が妊娠。
    
子犬が増えて、捨てられる

    
無限ループですよ

啓蒙なしに犬猫は救えない。不幸な子達は、減らないんです。
それを省くのは自称ボランティア、自称愛護活動家だ
自称ボランティアの増やした犬猫を、ホントのボランティアが尻拭いしている。

これって、きっと全国どこでもある話なんです。
この話は、もう少ししたいので、また書きます。
公園の猫の捕獲の話、ちょっと待っててくださいごめんなさい

沢山の人に見てもらいたいので、ランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へ 人気ブログランキングへポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村

まる投げって、ボラですか?

2009-06-26 20:42:12 | ボランティアの本音
私も、まる投げはボランティアだと思いません。
ゆきももこさんの「ゆきももこの夢猫日記」を、トラックバックします。
まず、トラックバックの記事を読んでから、私の話を読んでいただきたいです。

最近、私のまわりのボランティアさんたちに、チェーンメールのように
「多頭飼い崩壊SOS、当方は県外の為、あなたが助けてもらえないか?」
というようなメールが、(自称)動物愛護ボランティアから来ました。
自分は県外で何も出来ないから、後はあなたが全部やってというまる投げ。

私は以前にも、日記「捨て猫」のことや「地域猫問題発生」の中で、書いたけど、
保護すると言うことは、その子の全てを引き受けること。
きれいごとじゃないですよ。
どれだけの苦労があると思いますか?
私はそれを知っているから、気安く「保護して!助けて!」と言えません。
ボランティアの苦労もそうですが、ゆきももこさんが心配するように、
安易な譲渡(とにかくこの子が貰われればいい・・・という、まる渡し。)も、
まる投げでは起こしかねません。
「情報流した。→誰かが貰ってくれた。でも譲渡内容の詳細は不明。→とにかく助かったから、満足。」
こんなんで、ボランティアじゃないでしょ~~

「私には情報を流すことしか出来ないから・・・」
あなたが流しているのは、本当に確かな情報ですか?
私は、ネット上で、よく読んだら(現場ボランティアの経験があるものからしたら)
「このSOS、おかしいよね?」
って内容が結構あるんですが、みんな「命が!」って、いきなり転載したり、
自分で事件の裏付けすることなく、安易に批判したりする人が
悲しいけど、多いです。

私は、自分の目で確認したか、ある程度のお付き合いがある人の情報じゃないと
信じません。
要するに、人から聞きましたとかいうていどの、噂や悪口はすぐに信じません。
(マイミクだからとか、ブログにいつも優しいコメントくれる人だから、
といっても必ず情報源と、裏を取ります。事実かの確認をします。)
ブログやミクシイで、うまいこと言っても、実際の活動はしていない
「自称ボランティア・自称動物愛護活動家」さんを数人知っているからです。
あ、なので、私のブログも、私を知らない人からみたら怪しいもんです。
それでいいんです。
命にかかわることだから、簡単に信じなくていいんです。
安易に情報を流しまくって欲しくない。
責任の所在のないまま、記事が一人歩きしてしまうこともあります。

記事を転載でも載せたら、自分はその記事を支援しているということです。
責任の所在はどうですか?
問い合わせがきたら、転載元になる投げですか?
転載するなということじゃなくて、どういう心構えで転載し、
自分が対応する心構えが出来ているかです。

そして、ボランティアに対して、保護出来なかったことを、
責めないでください。
本当に辛いのは、情報を流しただけの人より、
できるなら助けたかったに違いない、断ったボランティアさんだと思うからです。

はい、賛否両論来そうですが、最近この話題で、
ただでさえない時間を取られ、努力してる人間ばかり損してる。
という思いに駆られましたので、書きました。
こういう考えの、ボランティアもいます。
追記:友達に来たメールは、よくよく元をただせば
「多頭飼育崩壊」などでは、ありませんでした。

沢山の人に見てもらいたいので、ブログ村のランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村


「捨て猫」のこと

2009-05-28 10:06:12 | ボランティアの本音
哀しい、腹立たしい、暗い話題、
それもマンガじゃなくて、申し訳ないのですが、
先日の流れのひとつとして、こういうこともあると
知って欲しいと思い、書きます。

写真の猫は、うちの「ムジカ」です。
見て分るように、両目が白い。見えてません。
正しくは、獣医さんいわく「今は片目が、ぼんやりは見えてると思う。」

この子は、何年も前に「里親探し会」の場所に、捨てられていました。
夏の日に、キャリーバックは逃亡防止か?ガムテープで覆われ、
アスファルトの上に、置き去りにされました。

当時、一ヶ月に満たない子猫でした。
両目は、猫かぜによる目やにでおおわれ、癒着し、
目を開けてみたところ、眼球は白濁、膨張し、失明していました。
膨張した両目は飛び出そうで、
獣医さんからは、「このまま目が膨張したままなら、手術で摘出しないといけない。」と、言われました。
目の組織は、水晶体みたいじゃなく、もう筋肉の組織みたいに、
目の繊維みたいなのが、バラバラと出ていて、血がにじんでいます。


私「この子、痛くないんですか?」
先生「もうそういう感覚もないだろうね。
もともとこの子は、目が見えてなかったと思うし。
本人は辛いとは思ってないと思う。」

小さな子猫を抱えながら、もう私が面倒見ることに
揺らぎはなかったけど、この先医療費いくらかかるんだろ~(大汗)
残業、何時間したらいいんだべか?と、頭でパチパチしました。
保護は、ただじゃありません。
安易に、捨てる、保護してと言う人に言いたい。

「保護するってことはね、命も預かるけど、その子にかかわる、全責任を負うってこと。
人間と同じように、医療費、食費、いろんな金銭的支出もある。
時間だって取られる。
動物は物じゃない。それだけの覚悟ないと、保護なんてこっちもできんちゅーの!」

捨てられる子は、子猫や子犬ばかりではありません。
大人の犬や猫だったり、この子の様に障害のある場合もあります。
はっきり言います。
無理、自分の手に負えないものを、ボランティアに押し付けないで!
この子だって、捨てられたとき、ボランティアはみんな手一杯。
さらに障害のある子で、みんな預かれないと言ったもの。
及び腰になるよ。
人間ね、ボランティアだって、できることとできないことあるの。

もう、全国どこでも同じだと思うけど、
ボランティアはもう充分、手一杯なんです(怒)
自分の責任は、自分で、金がなければ残業でも何でもして
時間も寝る間惜しんで、作りやがれ~~~!

ふぅ・・・え~と、
眼球は、幸運にも小さくなり、摘出はしなくてよくなりましたが、
その後、いろんな獣医さんに行っても、「目が見えるようには、ならない。」
と、言われました。
「ダメもとで、先生治療して。ダメならダメで、あきらめるから。」
と、ごり押しして、半年間治療したら、
先生も奇跡だねと言ったけど、片目だけ、ぼんやりだけど見えるようになった♪
で、名前だけは可愛く「ムジカ」音楽という意味にしました。

とにかく、「捨て犬・捨て猫」は許さないなりよ!
沢山の人に見てもらいたいので、ブログ村のランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村

「里親探し会」のこと

2009-05-26 11:57:00 | ボランティアの本音
先日(5/24)の「里親探し会」は、
「NPO法人えひめイヌ・ネコの会」が、いつも使っている場所の、
道路の使用許可が下りず、そこで会とは関係ない方が、
場所だけ貸してくださって、することができました。ありがたいです

でも、今後はもう、そこですることはありません。
なぜかと言うと、会とは関係ないのに、
「里親探し会」をした場所=ここの人は、動物を救ってくれる人
と、勝手に思って、犬や猫を捨てる人が出るからです。
ここに捨てれば、助けてくれる・・・
そんなわけの分らない身勝手な、自分勝手な理屈、なんじゃそれアホか

自分がするべき責任(不妊去勢・里親さがし)を、怠っておいて、
他人に全てを投げつける。
そんな人のせいで、今までもボランティアたちは充分傷ついて、泣いて、
自分たちのせいで増えたわけでもない、動物たちを保護してきました。

そして、その保護した子達の為に、里親を探す為の場所さえも
「捨てる人間」のせいで、奪われます。
八方塞(はっぽうふさがり)ですよ。どうしろというんじゃい

どうして「捨てる人間」に、ここまで追い詰められないといけないんだろう。

みなさん、ご存知ですか?「捨て犬、捨て猫」は犯罪ですよ
警察に捕まりますよ!私はすぐ、通報しますからね
許さないぞ私は怒ると怖いんだからな~~~~

沢山の人に見てもらいたいので、ブログ村のランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村

犬の話(長くまじめな話ですが読んで欲しいです)

2009-04-22 13:20:45 | ボランティアの本音
私は今、怒っている
「親戚の犬が人を噛んだ。どうしたらいい?」と、
数ヶ月前、職場の人から相談を受けました。

その親戚の人の犬(オス・未去勢・1歳)は、脱走へきがあり
近所の人とその飼い犬に、噛み付いた。
被害者の近所の人は、犬同士のケンカを止めようとして噛まれ、
飼い犬は噛まれた上、その際に逃げてしまって行方不明。
被害者は親戚の人に、
「私も犬も噛まれた。その上、私の犬がいなくなった!
あんたの犬を殺処分しろ!私の犬を返して!」と要求。

私は悪いけど、親戚の人が悪いと思う。
飼い犬のしつけが出来ていないとか、脱走癖があるのに対処しないとか、
それは犬の責任じゃなく、飼い主の責任。
噛んだのは犬だけど、責任は飼い主が取るべき。

私は「なんとか被害者さんの気持ちが落ち着くように、
謝るのはもちろん、いなくなった犬を探してください。
で、自分の犬はまず去勢手術する。しつけ教室に通う。
脱走しないように、具体的に工夫してください。
お詫びの気持ちと、今後のために、なにより犬が殺処分されない為に、
頑張りますという姿勢を被害者さんに見せてください。」
と、お願いしました。

親戚の人は、県の愛護センターへ犬がいないか見に行った際に、
センターの人から、私と同じことを言われたそうです。
それでやっと、手術としつけ教室に行くことを考えたそうですが、
「あなたは犬に対して、どこまで本気なの?」と、哀しくもあり、
ま~その気になってくれたからいいかと、思う気もあり・・・

数ヶ月経ちましたが、いなくなった犬は見つかっていません。
被害者さんは今では、殺処分しろとは言いませんが、
「いなくなった犬もういいわ。年取ってたし、帰ってこなくても。」
と、言っている・・・・

ふざけんな~~~~~~~~
一番の被害者は犬!
もうあえて言います、両方ひどいよ!
犬を、動物を飼うことに、もっと真剣になろうよ
動物の命は、人がにぎってる。犬は、自分の弁護も出来ない。
そして年取った犬なら、飼い主さんも探してください。お願いします。
不明になってから、探してくれていません。なぜに~~~

あ~、動物を助けるための権限・執行権のある外国のアニマルポリスになりたい。
いきなりとっぴですが、日本では、行政にも愛護団体にも
不適当な飼い方をしている飼い主に対して、法的権限がない。
問題がある飼い主さんだなと感じたときは、
お話させていただいたりしてます。
なかなか、これが、相手にわかってもらえるように切り出すのが、難しい。
今回のように、言っても分ってもらえてなかったのかい、オイッてこともある。
でも、私たちにできるのは飼い主さんへの注意だけ。
飼育上の虐待に関してもそう。心は煮えたぎってるんだけどね
どんなに愛護団体やボランティアが、何とかしたいと思っても
できない法的壁がある。

私がボランティア始めた頃、いつも通る道の一軒家の庭に
プラスチック製の網状のケージが2つあって、
中に猫が、1つに1匹づつ入ってました。
雨の日も、風の日も猫たちはそこにいる・・・
なんとか飼い主さんと話がしたいと思って、
飼い主さんがどんな人か、近所の人から聞いて、
ある日、思い切って玄関のチャイムを鳴らしました・・・。

結果から言うと、私は失敗しました。
自分では、飼い主さんを怒らせないように、下手に出て話そう。と
思ってたけど、実際には、そういう態度じゃなかったんでしょうね、
やり取りのうちに、気持ちが高まってきてしまって・・・

私が行ったのは、冬の雨の日の翌日で
外の猫のいるケージの中は、水浸しでした。
私:「外のケージに、水が溜まってますけど・・・」
飼い主さん:「当たり前でしょ、雨だったんだから。」
プッツーーーーーン切れてしまいました。
交渉はおじゃん。私はすぐに、ボランティアの先輩に電話しました。
「私じゃもう話を聞いてくれないので、代わりに行ってもらえないですか?
猫は私が引き取りますから。お願いします。」って、泣きつきました。

先輩ボラさんが、何度も訪ねて行って、
最初は私の態度に激怒していた飼い主さんも、
やがて落ち着いてきて、先輩ボラさんのアドバイスにより
日傘、雨除けを設置する。防寒のために、発泡スチロールで
周りを囲んだり、毛布を入れたり環境を整える。
など、言うことを聞いてくれました。が、
そこまでしかしてくれません。
実は、飼い主さんの猫は、亡くなったお父さんの形見だそうです。
でも、夫婦は猫が嫌い。息子も小児喘息もち。
家には絶対に入れたくないとのこと。
先輩ボラさんが、「里親に出してみませんか?」と再三持ちかけましたが、
「形見だから。」と断られる。
そこから先は、もう愛護団体でも、ボランティアでも、行政でも
手出しできないんです。
なでられもしない、ただ生きているだけの猫。

あの時、私がもっと上手くやっていたら・・・
もう何年も何年も昔の話ですが、絶対に忘れられません。
そして、あれから考え方が変わりました。

先輩ボラさんから優しく言われました。
「あなたのやり方は失敗だった。
だけど、あなたが猫のためにとしたことは正しかった。
でもね、本当に猫を救う為には、どんなに自分が正しくても
敢えて相手に合わせて、折れることも大事なの。
自分は正しいのに、何で相手に気を使わなきゃいけないの?って、
思うと思うよ。
でも、猫を救うには、相手の飼い主さんに理解してもらわないとダメ。
あの飼い主さんにも、多少罪の意識があったのよ、でもね、
ストレートにそこを突かれて、かえって引くに引けない。
依怙地になって、あなたの話を聞かなくなってしまった。
できたなら、「可愛い猫ですね、おやつあげてもいいですか?」
そんな風にもちかけて、飼い主さんと関係を作れたらよかったね。
そんな面倒な、相手に折れるなんてイヤだって気持ちが先にたつなら、
ボランティアは難しいよ。私も辛いもの。
でも、猫のため、動物のためなの。」

救ってあげたい、守ってあげたい、でも出来ない。
それを知らない人から、なんで助けてやらないんだ!
ボランティアだろう!と怒られることもある。
つらい。できない自分がはがゆい、つらい。

きっと、ボランティアさんの誰もが思っていると思います。
なんか、私らしくなく、説教くさいですけど、
どうしても、書いておきたいな。と思いました。

ブログ村のランキングに参加してます
にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へポチッとクリックお願いしまーす
にほんブログ村

譲渡か購入か

2009-03-21 10:00:01 | ボランティアの本音
動物ボランティアをしていると、自分の周辺の人から
「こういう犬が欲しい。紹介して。」と、言われることがある。
うちには犬がいないので、犬を保護しているボランティアさんを紹介するけど、
たまに純血種の「チワワ」「ダックス」などなど、犬種指定で欲しいと言われる。
チワワやダックスは、たまに保護される・・・飼い主が甘やかした結果
しつけできなくて、言うこと聞かなくなって、飼育放棄されるから

昨夜遅く、職場の人から「柴犬の子犬はいないか?」と電話が来た。
どうしても柴犬で、子犬が良いと言う。
こういう時、あまり私は手元にいる雑種の子を無理に勧めない。
犬種にこだわりがある人がいる。その犬種しか愛せない人。
真剣に飼うんだったら、私は、それはそれでいいと思ってる。
もちろんお薦めはするけど、相手の反応しだいのところもある。
「雑種の子は、大きくなるから嫌だ」よく言われる
「雑種は気性が分らない。」よく言われます
しつけがちゃんとできれば、いいんだよ~
しつけが出来てなかったら、純血種・小型犬だって関係ないよ~

グッと抑えて・・・小型犬が好きな人もいる。いいのだ。
柴の子犬で純血種は、いまいないと話すと、
「じゃあペットショップで買う」と言われた。
お子さんの高校入学祝で、柴犬はお子さんの希望だそうだ。

ボランティアで里親を探してる理由・目的・事情をお話してから、
「ただ良かったら、買う前に、日曜日にボランティアで里親探し会を
やっているので、そこで一目、犬たちを見てもらえませんか?
愛媛県の動物愛護センターでも、譲渡会をしているので
同じように飼い主さんを待ってる犬がいます。
よかったら、お願いします・・・」と、伝えた。

購入は嫌いです。
ただ純血種でも、雑種でも関係なく、購入、非購入関係なく
飼ったら、必ずその子が死ぬまで大切に【家族】として育ててください。
お願いします

にほんブログ村 猫ブログ 猫 ボランティア・保護活動へポチッとクリックお願いします

にほんブログ村