昭和建築学会


昭和の建築物や路上にあるオブジェなどを中心にご紹介します。

昭和建築学会 第76回 神戸東京12日間 その5 小ネタ

2015年01月15日 | 建築

築地にいったあと、どこに行ったのかというとちょっとした用があって新橋方面にいった。

 

立ち寄ったというところ。

ガード下です。

 

 

物件としては新しいけど、それゆえかなり浮いてるアールでしたね。

この少し前に汐留でデ・キリコ展を見たばかりなので、キリコの形而上絵画を彷彿とさせる物件でした。

 

 

もはや、「トマソンってなんでぃ?」とけんか売られているような物件。

何回にもわたって塗り込められた入口(門?)です。

 

この辺になると、ヒップホップ系の落書きもスゲーへたくそですね。

 

そんなことより、「歩道」と書かれた標識、この標識は初めて見ました。

道路標示からすると導流帯だけど、描き直す予算がないので標識で誤魔化したってところでしょうか?

 

そういう、公務員のビンボーと手抜きが街をどんどんカオスにしてゆくんです。

がんばれ、行政くん!

 

 

こちらはまあ、健全に営業しているようでした。

それだけでつまらないです。

 

人が……

 

消えた!

 

ただ、連写しただけですが(笑)

 

投げやりなアーチの塗り込め方と、赤い塗料の投げやりな塗り方、昭和ですねえ。

でも、なにゆえに赤ペンキなのでしょう?

赤れんがからの連想?

 

場所を移動しますね。

 

 

本当ならば、レトロなアーチとして、観光資源化できるはずなんです。

餃子の王将ならどうしようもないですね。

 

神戸市ならば、見事観光スポットに仕立て上げたでしょう。

今日は、2015/01/15 阪神淡路大震災もまもなく20年を迎えます。

 

昔は、JR神戸駅のあたりなど、とんでもない場末で、女性が一人で歩くのが怖いようなところでした。

今は見事再開発されてます。

元の、JR神戸駅を知らない人の方が多いことでしょう。

 

帰途につきます。

 

 

先日、赤瀬川原平さんの梱包アートを見た後なので、一枚。

なんとお店が梱包されていますね。

梱包資材屋さんを梱包する……、アートだなあ。

 

 

何気なく通るつもりでした。

けど何のための、アンチスロープ?

まあ、開店の時にはここにあんどんを出すのでしょう。

 

 

定礎の下には赤いべべが……。

定礎の梱包、これも存在感がありますね。

 

 

先ほどの、アンチスロープのところにトマソンをみっけ。

 

すごくもったいないスペースになりはててますけど、工事費もバカにならないのでしょう。

ビンボーが芸術を創る!

 

がんばれ、日本のビンボー! アンチ安倍政権!(笑)

 

 


昭和建築学会 第76回 神戸東京12日間 その4 築地その他

2015年01月15日 | 建築

私は地方に住んでいるのだが、東京に着くとまず行くのが築地である。

築地場内に「天房」という天ぷら屋さんがあり、ここの「穴子と芝エビの天丼」が感動的に旨いのである。

とまあ、関係ないことを書いてしまった。

 

築地といえばまず築地本願寺のものものしさに圧倒され、

田舎のものは市場に行かず、お寺の前で座りしょんべんしてしまうと言われている。(嘘ですけど)

 

話が築地本願寺に行く前に、これに注目。

 

 

東急ステイと呼ばれるホテルの壁面、なんと築地の一画は大阪の飛び地だったのです。

しかし、本当の大阪ならば、壁面でぴちぴち(というのか?)動く鯛の像を作ったでしょう。

大阪人というもの、これくらいじゃあ何とも思いません。

 

で、築地本願寺近辺でしたね。

普通の木造建築で、みんな築地本願寺と中央卸売市場とその関連のいいにおいの漂うお店に気をとられますが、

何か、由緒正しい木造建築がありました。

人も住んでおられるようです。

 

しかし、田舎者は、座りしょんべんも立ちしょんべんもせずアップしますね。

 

 

なかなか、立派な純木像建築……。

二回の樋の折れ曲がっているあたり、萌えますな。(謎)

 

玄関の横の方にある木戸。

 

 

ちょっと玄関より。

 

 

いちおう正門ではあるのですが、封鎖されています。

やっぱり空き家?

 

 

何気ない木の塀にときめく、私。

 

 

インターホンが……。

やっぱりお住まいのよう。被写体になっていただきありがとうございました。

 

関係あまりないですけど、よく築地の中央卸売市場は、

東京の胃袋

とメディアで言われるのですが、

じゃあ、ここで競り落とされて売られてゆく生鮮食料品って、

う○こ

ってことですか?

 

築地本願寺の塀というか柵?はこんなです。ちょっと個性的。

 

 

 

半円柱でもないんですよ。石に丸みをつけてあるのは、なにやら、仏様のあたたかいご慈悲を感じます。

 

また、脱線しますが、「ご慈悲」を古いATOKで変換しようとしたら「5時費」と出ました。

この写真を撮った数日後、私も5時費を払って、5時よりずっと早い時間から忘年会に出席していました。

 

 

冷静に受け止めましょう。これが現東京の事実なのです。

築地は、銀座まで軽く歩いて行けます。東京駅まで楽勝で歩けます。

 

 

高いのやら、安いのやら……。

 

歩いていると、角物件を見つけました。

 

 

チェーン店のラーメン屋さんと、たばこ屋さんです。

角に建てるたいへんさが分かります。

 

特にラーメン屋さんの方なんか、遠近法を無視した小学校高学年くらいの子の絵ですよ。

 

 

たばこ屋さんとラーメン屋さんの境界。

ヒップホップ系ではないなにやらアートっぽい落書きも。

 

この境界の扉も通る人を選ぶ扉ですな。

チャーシューの原料のような人には(わたしのこと)通れません。

 

 

なかなか、工夫の跡が見られるゴミ捨て禁止の木の覆いです。

箱形にすると、絶対、上にゴミをのっけるやつやからすがきます。

 

荒川修作的スロープ、

ですな。

 

築地方面、その他はとりあえずおしまい。

シリーズはまだまだ続きます。