解放区を隔ててある、二つの廃屋を観察していた。
で、この二軒は道路にはさまれ、孤立状態になっているのであった。(図)
廃屋1の表の方に回ってみた。前回、ちらっとだけ市松模様のタイルが見えた方である。
むむむ、この戸袋……。
緑のホース状(?)なのは、何でしょうか? エアコンの排水ホース?
戸袋アップ。土台のコンクリートに貼り付けられているのが分かります。
普通の民家が、このような意匠を必要としたのでしょうか?
緑色のものは、巻き取り式のビニールひさしでありました。
この戸袋にして、派手な市松模様のタイル……、うーんもと遊郭とか水商売関係?
入口らしきところ、(左の方)の横っちょになにやらありました。
もう1枚。
なにやら、です。街灯跡か、玄関ベルの跡かな?
こういう大物を観察していると、小さなものは見落としがちですが、
ひさしのところにあった金具です。巻き取り式のビニールひさしを支えていたのでしょうか?
この頑丈さ、ただ者じゃありませんな。
屋根には旧式のテレビのアンテナ。
うん、パラボラアンテナはBS専用だったのでしょう。地デジ移行のときには、もう人は住まなくなっていた?
郵便受け。
回覧板の分厚いファイルが入ったままに。
うん、ご近所づきあいはあったのでしょうね。
前回も少し触れた、空のリール。
モダンアートのように路上に立っていました。
これも前回見ましたね。
赤い鉄の箱と、ころのついた黄色い台車のようなもの。
やっぱり下町の工場か何かとして、この建物は最期となったのでしょう。
廃屋1の裏の戸。
なんでもないところに、こんなアールが!
レトロですなあ。
そういえば、上中下と別れていて、上中とガラス張りなのも、
なにやら意味ありげな。
軒下には、このような細かい細工が……。
ふたたび、裏手から二階部。ちょいキュビズム建築なんですね。
一階部を窓越しに撮影。カメラやカメラマンの腕がじゃなく、
ガラスではなく、曇った厚いプラスチックのようなものが窓にはめられていたんです。
ちょっとお見苦しいの許して下され。
廃屋2にいくまえに。
近くで見つけたアート。
このフタバマークの造型、
DQNアート
呼びたいと思います。
ヒップホップ調の落書きなら、
DQNアート
にならないけど、すごい場末に放送禁止用語をスプレーで書いたようなのは典型的な、
DQNアート
一度、アップロードします。