余録

新天地

女人解禁の秘法した第18番恩山寺・・(31)5/22 

2006年03月11日 00時05分14秒 | お遍路さん
徳島市内55号線は片側4車線だ。
交通量が多く、エンジンの騒音が唸りを上げ、スピード上げ
ビュンビュン速度を上げ次から次へひっきりなし走って行く。
電車のラッシュで乗降口に飛び込んでいく様に似ている。

歩き始めて1時間30分位・・小松島市内へ入ってきた。
道幅も2車線で狭くなって交通量も少なくなってきた。
もう人に会う事も全く無くなった。
一人旅になる。

この頃の私は左の肩痛に苛まれていた。
肩痛は背中に背負うハイキングザックの肩紐が肩に食い込む他に
もう2ヶ月前から痛みがあった。
時々ザックを下ろせる適当な場所を見つけては休み、肩痛の痛みを和らげた。

田畑を見ながら単調な国道55号は酷道55号線に思えてくる。
何の変化も無い酷道で見る物は看板と
正面から走り過ぎる車の騒音だけでただひたすら歩く以外ない。

徳島バイパスから3km歩んだ。
歩道、右のガードレールが終わった端に右に折れるよう遍路道表示があった。
右に折れて第18番恩山寺の山に向かう。

国道55号から別れて田畑を通り抜けた。
住宅が立ち並ぶ舗装道路を暫く・・15分歩くと小高い山が見えた。
山の麓に着くと急な坂道があった。
疲れを感じながら一歩一歩坂を登って行くと
正面、階段の上に本堂が見えた。

恩山寺は初め密厳寺といい、女人禁制だ。
弘法大師がここに滞在中に母の依御前が訪ねてきた。
だが女人禁制の為の厳しい掟のために会う事が出来ない。
大師は7日間女人開禁の祈念を成就させ
ようやく母を迎え入れる事ができたといわれている。

3月になって初めての書き込み、仕事の疲れと体調の悪さで
PCに向き合う時間が持てず思うような日々で無かった。












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