栃木県矢板市
矢板市野仏10選
■説明板・・・
●大石地蔵(おおいしじぞう)
宝暦(ほうれき)9年(1759)8月に平野村で死者14人もだす疫病(えきびょう)が猛威をふるいました。そこで、宝暦11年に村中の人達が、寒念仏(かんねんぶつ:念仏の寒行)を行い、病気で亡くなった人々の3回忌の供養と治った人々の全快の感謝の心を込め、地蔵彫りの名人、信州(長野県)の石工平嶋六右衛門(ひらしまろくえもん)に依頼し、石地蔵を建立しました。石材は、地元産出の「平野石」で、慈愛にあふれたその温顔は、人々の祈りと願いが込められているようで思わず合掌してしまうほどです。
※林道寺山線は寺山観音寺からさらに山に向かう。
※お地蔵様はちょっと高いところにあり、登りやすいようにロープが結んであります。