栃木の木々 

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小山市 与良川排水機場 2020.10.20

2020-10-25 | 小山市

栃木県小山市

■土木学会 関東支部 栃木会のホームページから・・・

与良川排水機場は、与良川流域の湛水被害を防ぐ目的で小山市生井地内に設置されたもので、現在の第1、第2排水機場の総排水量は、毎秒25.726m3である。
当地域は、渡良瀬遊水地に接し、思川、巴波川に挟まれた平坦な湿地地帯であるため、長い間、降雨の度に地域一円が湛水被害を受ける”水害常襲地域”であった。
このため、昭和5(1930)年、「生井村外3ヶ村耕地整理組合」が結成され、昭和9(1934)年から同11(1936)年にかけて排水機が設置された(旧第1機場:排水量は毎秒7m3、エンジン2基(300馬力/基))。
その後、昭和22(1947)年の洪水により旧第1機場が水没したため、昭和24(1949)年から同27(1952)年にかけて「県営与良川沿岸排水事業」が実施され、与良川の改修と排水機の増設が図られ、旧第2機場が設置された。
また、昭和37(1962)年から同39(1964)年にかけて「湛水防除事業」が実施され、与良川の最上流部に新荒川放水路を開削し、第3機場が設置された。
さらに、昭和44(1969)年から同47(1972)年にかけて「県営湛水防除事業」が実施され、毎秒約15m3の排水能力を持つ第4機場が設置された。
そして、昭和53(1978)年から平成元(1989)年にかけて「県営かんがい排水事業」が実施され、従来の第1、第2機場を老朽化のために廃止し、新たに毎秒10m3の排水機を設置(第2排水機場)、従来の第4機場を新たに第1排水機場と改名した。
現在、第1排水機場の敷地内に、旧第1機場で使用していたエンジンおよび排水機が保存、展示されており、当時の状況を知ることができる。

※小山市白鳥地区は田園風景百選の地。

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