木本保平市長発言を許さない集会に２００名/【情報紹介】お遍路に外国人排除の紙

　東京から帰って、夕方の「慰安婦」は強制ではなかったという木本保平市長発言を許さない集会の準備。集会は３０分前から多くなりそうな感じで、最終的には２００名が参加。途中足りなくなったイスや資料などの準備に追われました。

　吉見義明中央大学教授が日本軍「慰安婦」問題をどう考えるかと題して講演。さまざまな資料によって日本軍性奴隷がどれだけ悲惨な状態に置かれていたかを丁寧に実証されていました。集会後にＮさん宅で関係者が講師の吉見義明さんを囲んで交流、意見交換しました。










集会決議は以下の通りです。

　自民党が衆参で圧倒的な多数を占める中、安倍政権は戦争に向かって暴走を続けている。ＮＨＫの中枢に意のままになる人物を配置しての政府広報機関化に見られるように権限を恣意的に行使して、独裁的、体制翼賛的な動きが急速に進められ、戦前思考の特異な価値観が表面化している。

　その中でアジアへの侵略と加害の歴史を改ざんし、日本軍が組織的に関与した性奴隷制についてもなかったことにする言説が何のためらいもなくまかり通るようになった。

　大阪においても日本維新の共同代表を務める橋下大阪市長が、従軍慰安婦問題について「当時は必要だった」と述べ、沖縄の米軍に「もっと風俗業を活用してほしい」と提案し、海外からも大きな批判を浴びた。

　木本保平茨木市長は、昨年5 月30 日の定例記者会見で、この橋下発言に同調し、「戦時中、慰安を求めた気持ちは理解できなくもない」「慰安婦は職業、強制的につれてきた証拠はない」と発言、兵士の買春を容認し、「慰安婦」制度のすべてにわたる強制と性奴隷の実態を否定した。

　私たちはこの発言を放置できないとして共同呼びかけ人を中心に発言の撤回と抗議を申し入れた。
また市長が議会外での公開討論会には応ずると発言したことから、その準備を進めてきた。しかし木本市長はその言葉とは裏腹に２月８日の公開討論会を直前になって一方的に断ってきた。その後も公開討論会の実施に向けて話し合いを続けたが、市長が趣旨そのものを歪める姿勢に終始したために中止せざるを得なくなったのである。

　木本市長は、その後も「韓国の大統領が２代にわたって、日本に対するヘイトスピーチをアメリカや全世界にばらまいた」（2013年文教委員会）、この3月議会本会議においても「私は慰安婦、公娼、あるいは売春婦いろんな呼び方があると思いますが、一緒だと考えています」、「誤解を恐れずに言うならば・・・差別する自由がある」と発言し、人権尊重のまちづくり条例や人権擁護都市宣言の先頭に立つべき市長の職務にありながら、これに反する言動を繰り返してきた。

　本日の吉見講演でも明らかなように、日本軍「慰安婦」制度は、居住の自由、廃業・外出の自由、慰安所での性的奉仕を拒否する自由も認められていない点で公娼制度より、さらに徹底した露骨な性奴隷制であった。強制性を否定する人々は意図的にこの事実を無視し、「軍・官憲による強制連行」だけに焦点をあてるが、連行時や慰安所における強制性を裏付ける新資料も多数発見されており、彼らの論理破綻は明らかである。

　私たちは木本市長や、それに連なる人々の、加害の歴史的事実に目をつむり、被害者を冒涜する発言や動きを許さない。そのために今後とも発言に対する追及とともに、史実に向き合い、二度と戦争の愚を起こすことのないよう行動していく。以上決議する。

２０１４年４月１２日
集会参加者一同

【情報紹介】
お遍路に外国人排除の紙

HK & Les Saltimbanks "On lâche rien" (Japanese subtitles)あきらめないぞ！ （いつの世もあきらめたらおしまい。自民党安倍政権が政治の私物化をもくろみ、国民だれでも逮捕自由自在の「なんでも秘密」法（特定秘密保護法は自由民主党が自由と民主の真逆であるのと一緒で、特定ではなく官僚が秘密と言ったら秘密になる）に反対し続けます。この歌に勇気をもらって頑張ります。）
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