日本の兵士にも一人か二人、死んでもらう必要があるのです。新しい憲法草案のはなし

　先日、お世話になっている白川にお住まいのＴさんからお手紙をいただき、その中に「あたらしい憲法草案のはなし」（発行　太郎次郎社エディタス　９６Ｐ）が同封されていました。

著者は自民党の憲法改正草案を爆発的にひろめる有志連合（自爆連）。

あたらしい憲法のはなしとはまったく対極で、

あたらしい憲法草案では現在の憲法三原則を次のように変えるものだと紹介しています。

国民主権⇒国民主権の縮小
戦争放棄⇒戦争放棄の放棄
基本的人権の尊重⇒基本的人権の制限

「おい、おい」と言いたくなるようなことが次々に書かれています。

朝礼、地域の行事、結婚式、葬儀などの私的な儀式でも、国旗をかかげ、心をこめて国歌を斉唱したほうがよいのです。

「主役は国で、国民は国の一部分である」。あたりまえのことですが、国があってこその国民なのです。

「平和的生存権」をけずったが、国民が平和にくらす権利などをしんぱいしていたら、戦争はできませんので、とうぜんのことでしょう。

いままでの九条は戦争をしないためのブレーキでしたが、あたらしい九条は戦争をしやすくするためのアクセルといってもいいでしょう。自民党はこれを「積極的平和主義」と呼んでいます。

国防軍ができますと、ねばり強さがもとめられるめんどうなはなしあいは、しなくてもよくなります。

アメリカに一人前の国とみとめてもらうためには、なにがなんでも日本は他国といっしょにせんそうにさんかしなければなりません。そしてできれば、日本の兵士にも一人か二人、死んでもらう必要があるのです。

国防軍の仕事は公の秩序を維持し・・・・。しかしみなさん、心配はいりません。国防軍に殺されたくなければ、政府に反抗したり、さわいだりしなければよいのです。

十三条を「個人」を「人」としたのは、ひとりひとりの個性や考えかたはどうでもよく、人間としてあつかえばそれでよろしい、という意味です。きょくたんにいうと、動物あつかい（おりにとじこめる。くさりでつなぐなど）しなければ、それでよいのです。とくに「人として問題な人」の人権は、尊重しなくてよいでしょう。

「公益及び公の秩序・・・」は・・・「国の意向にさからうな」ということなのです。この条文があれば、国は国民の行動を自由にとりしまることができるのです。

鳥が自由に空を飛べるのは、空気の抵抗があるからです。人間もおなじで、自由すぎると、かえってなにもできなくなるのです。

「緊急事態条項」は、国会を無視し、自治体の長を支配下におき、人権を制限し、民主主義のルールをはずすという、強力なリーダーシップをはっきするための条項です。国の力をみせつけるのに、これほどふさわしい条項はないでしょう。

この憲法草案が本当の憲法になったら・・・、国民主権は縮小され、基本的人権は制限され、情報は統制されますので、政府に反対する意見は日本から消え、国民は政府によろこんでしたがうほかなくなるでしょう。

自民党の人たちは強い意志とかくごをもって、この草案をつくったのです。みなさんも。二度と引きかえせない道にふみだすのだ、というかくごで、よくお考えください。勇気をもって憲法を改正すれば。みなさんも「強く美しい国」の一員になれるのです。


まさに恐怖の自民党改憲草案です。

【今日のメモ】

文教常任委員会で視察で学んだことや意見交換
新社会党の府本部執行委員会
新社会党近畿ブロック会議

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HK & Les Saltimbanks "On l�・che rien" (Japanese subtitles)あきらめないぞ！ （いつの世もあきらめたらおしまい。自民党安倍政権が政治の私物化をもくろみ、国民だれでも逮捕自由自在の「なんでも秘密」法（特定秘密保護法は自由民主党が自由と民主の真逆であるのと一緒で、特定ではなく官僚が秘密と言ったら秘密になる）に反対し続けます。この歌に勇気をもらって頑張ります。）
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