がんばれ福島原発!

福島第二原発の建設から福島第一原発のメンテナンスをしていた経験から、現在苦境にある福島第一原発の現況を分析し、応援します

福島原発で耐震性低い設備30年間も放置・・・研究会指摘

2012年04月29日 | 原発
東電の担当者も参加した研究機関が30年以上前、「耐震性が低い」と指摘した電気設備が

福島第1原発で交換されないまま使われ、昨年3月の地震の揺れで倒壊、外部電源喪失の一因

になったことがやっと発表された。

原発事故では地震後の津波で配電盤などが水没したため、この電気設備が倒壊しなくても

電源喪失を免れることはできなかったが、東電の安全対策の欠陥があらためて露呈した形だ。

この設備は、外部電源を受電する「開閉所」の遮断器。

福島第1原発では重心が高い「がいし型」が使われていた。

電気設備の調査研究機関「電気協同研究会」の変電機器耐震設計専門委員会は1978年10月に

まとめた報告書で、このタイプは地震の際に重量を支える支柱に大きな負荷がかかり、

「耐震的には不利な構造で、実地震による被害も多く報告されている」と指摘されていた。

耐震性で有利なタイプとして、主要機器がタンク内に収められる「タンク型」を挙げていた。

委員会には有識者や資源エネルギー庁、東電の送変電建設本部や工務部変電課の担当者が幹事

や委員に入っていた。

経済産業省原子力安全・保安院によると、全国の原発の大半はタンク型を採用しているとしているが、

島根原発等では「がいし型」だったような・・・

事故では、地震で送電鉄塔が倒壊したことが、外部電源供給ラインの遮断になり、全電源喪失に

直接的に繋がったが、今回公表されたような事実は、数え切れないほどある。

研究会等では、原子力業界のトップに君臨し続けた東電に面と向かって、強い提言をすることは

不可能とされていたのが事実だ。


モチベーション持続の為にご協力お願いします・・ポチっと・・・役にたってますか?
   ↓↓↓↓↓↓↓↓ココ押シテネ!
事件・事故ニュース ブログランキングへ
にほんブログ村 ニュースブログ 国内ニュースへにほんブログ村