源造のウキ浮き釣り日記

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SAIL ON

2020年08月09日 16時34分35秒 | 日記
こんなTシャツを買いました。





知ってる人は知ってると思いますが、今年の5月に島根のタマタマルアーの工房が電気設備のショートによる出火から火事になって、工房の内側がほぼ全焼してしまったそうです。
そのニュースはたちまちトップ界を駆け巡り、いろんな人がタマタマルアーの将来を案じていました。
そんな中、吉野さんのお友達なんでしょうか?ボーイスカウトというところがチャリTを作ったのを買ったわけです。

私はタマタマルアー・ビルダーの吉野さんには一度もお会いしたことありません。
なので吉野さんの`人となり‘も知りませんし、釣りはDVDで一度くらい見たかな?

ルアーは何個か所有したこともありますが、売ってしまったりして今は1個持っているのみです。
興味がないと冷たいもので、その1個さえ今回のことがなければ売ってしまったかもしれません。

そのくらいの興味しかないのになぜ買ったのか?

自力再建を目指しているっぽいというのが大きいですかね。
クラウドファンディングなどに頼らずね。

せっかく今まで築き上げたものがなくなってしまうのはもったいないので、再建するのに一番いい方法を選ぶべきだとは思いますが、何とか自力で頑張ってる人にちょびっとだけど役立てば。

火災であれ、災害であれ、昨日まであったものが一瞬でなくなってしまうツラさは知っているつもり。
そして人に頂いたら、どこかで返さないとね。人としてね。

そんなわけで、このTシャツに”若干”思うところがなくはないですが、それは、まぁ、置いといて。

そんな2020盛夏です。
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15周年漂流記

2020年05月05日 14時36分00秒 | 日記
はーい!
元気に自粛してますか〜!

自粛しなきゃタイホしちゃうぞ!バキュン❤️

こんなに警察がヒューチャーされたのは頭脳警察以来ではなかろうか。


ま、そんなわけで、
とっくに過ぎたんですけど4月の18日でこのブログも無事に15周年を迎えました。

これもひとえに皆さんのおかげです。
と心にも無いことも平気で書けるようになりました。

ウソウソ。

思ってないこともないぞ。ちょっとは。


今世間はね、こんな感じですから。
毎日毎日、出掛けたい奴らと正義をかざして叩きたい奴らのつばぜり合いですよ。
俺はどっちでもないので、自分で考えて行動すれば良いんじゃないかと。
TVも良くないよね、連日「こんなにいうこと聞かない人達がいる」って報道しといて自粛警察が出ると「なんてひどいんだ」って報道してるからね。
どっちやねん!

ってこんな過疎ったブログで書いてもなんの意味もないけどな。

まー、そんなわけでネタもないわけですよ。

あ、あるにはある。
4月の下旬に高熱だしたら、どこの医者も見てくれなくて保健所も検査してくれなくて、見事にたらい回しでグルグル回って10日ほど寝込みました。

結果、扁桃腺炎だったんですけど、こんなことしてたらコロナじゃ無くても死ぬぜこれ。

栃木県の県南の保健所は運用が厳格らしいのでPCRの検査数は伸びないようです。
ま、なんでも良いけど死ぬ前に検査して欲しいものです。

とりあえず16 周年を目指してツキイチ更新を頑張ります❗️





たぶん。
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惜別の歌

2020年04月03日 17時52分24秒 | 日記
まさかね、この人のこんな記事を書く日が来るとは思いませんでした。

これ読んでる人はもうほとんどご存じだと思います。
トップウォーターの鬼才(自称)マグナム長尾氏が釣りのガイド中の事故で亡くなりました。

私は以前のお店で何度か買い物をしたことがあるのと、独立してからのお店に何度か足を運んだことがあるくらいで、ブログはよく見ていましたが全くお付き合いはないといってよいでしょう。

良い話

良くない話

良くない話

良くも悪くもいろいろ聞く人でした。
最近はYouTubeに熱心なようでしたが、私はYouTubeはチェックしていなかったので、一度霞ヶ浦でガイドしているのを見かけたくらいでした。

しかし、どうにも納得いきません。
私の記憶が確かなら16ftのでかいボートを乗っていたはず。
ネットで見た限りは肩掛けのライフジャケットをいつも付けていた。
しかも現場は細い川。
どこにも転覆する要素は見当たらない。

いろいろネットをあさっていたら、
OGPイメージ

必読!循環流の恐ろしさ。。。 - BP松井の「ひとり言」(日記)2

その後、マグナム長尾さんがどういった状況で事故に遭ったのか?を確認する事が出来ま...

BP松井の「ひとり言」(日記)2

 

BP松井氏が書いてました。



それでもまだ納得いかなかったんでさらにネットを掘っていたら、
OGPイメージ

カヤック事故

今回の台風9号関連で残念な事故があった。神奈川県中津川でのカヤック水死事故である。普段はカヌーを楽しむほど水量がある川ではないが、それがゆえ...

雨ニモマケズ 風ニモマケズ

 

こんなブログを見つけました。

こういうことらしいです。

16ftのボートさえ引きずり込んでしまう循環流なんて・・・・
循環流という言葉も今回初めて知りました。

もし、自分が飲み込まれたときにライジャケを脱いで脱出!と行けるかどうか自信はありません。
かと言ってライジャケ無いほうがいいじゃん。 とはならないですよね。
ライジャケはつけるべきだし、絶対自動膨張のほうがいいです。
可能ならカヤック用の浮力体式のほうが良いです。
これの啓蒙をしている当のBP松井氏も手動を使い続けていますが、意味が分かりません。

以前カヤックで転覆したときに手動膨張をつけていましたが、ひもを引っ張ることは無理でした。
確かに高額ではありますが、命には代えられませんから。





殺されても死ななそうな人も死んでしまう。水は怖いですね。
肝に銘じて我々は釣りをしていくしかないと思います。




2億4千万の女子高生に見送ってもらえたかな?

安らかに


おやすみ チュッ
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+9

2020年03月11日 16時37分44秒 | 日記
9年経ちましたね。
やはり、この日になるといろいろ思い起こします。

あの頃一緒に釣りに行っていた人たちとはいつの間にか会わなくなってしまったな。
これからも少しずつ変化しながら生きていくのかな。
去年、自分も水害に遭って一つ分かったことがあります。

当事者じゃないとホントのところはわからない。

いまだに2千人以上の方が行方不明だそうですが、当事者の人たちにはいまだ津波のことが身近なんだろうな。
それを津波の被害から遠く離れた私が心を砕いたところで、ほんとのところはわからないのかなって思ったりしますね。


水害の後、友人たちからいただきました。

ほんとに涙が出るくらいありがたいものでした。


だから今年も

(主にエレクトさんが)拾ったルアーを黄色いお店にうっぱらいまして、


私のお小遣いもちょっぴり足して送ってきました。
今年は自分も被害受けたし、やめようかとも思ったんですが。。
こまごまとした申請などは残っているものの生活は安定しているし、区切りになる年数でもないのでね。
なにより、

「もらうだけの人間にはなりたくない」

と、思ったのが一番です。

去年小さい郵便局で送ったら専用の用紙がなかったので今年は大きい郵便局に行ってみたんですが、去年以上に要領得なかった(苦笑)
何回かやり取りをしてようやく、義援金の送り先の番号とかが出てきたよ。
最近は地震とか台風とか多いから、今日とはいえ義援金て言っただけじゃピンとは来ないらしい。
なんか、良い人ぶってるみたいで窓口で恥ずかしいんですよね。
これだけは何年たってもなれないわ。


あ、
私がいただいた義援金は使ってないです。
というか使えないです。

北の国から87初恋で、古尾谷雅人に田中邦衛が渡した泥のついた万札を古尾谷が吉岡秀隆につき返し、後々それが吉岡のお守りになったように。

今のうちは大切にとっておくつもりです。



いざとなったらあっさり使うと思いますがw



じゃね。
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新年 襲来

2020年01月04日 17時06分58秒 | 日記
あけましておめでとうございます。

今年も一つ、どうぞよろしくお願いいたします。



初日の出も仕事でしたし、正月らしい画像も掘り起こせなかったので、年末の雨の霞ヶ浦の寒々しい風景をどうぞ。

いや~、季節感ぴったり!思わず身震いしそうな写真ですね。
この雨の中釣りしていたのは内緒です。


最近はめっきり訪問数も減りまして誰に語りかけているのやら。。。
こんなのやってても意味ねーんじゃねーの?


























なーんて全く思ってないぜ!

意味は“あるもんじゃない” “作るもんだ!”



と、自分で自分を励ましつつ今年もダラダラ続けていく所存でゴザイマス。
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再開へ。

2019年12月14日 11時02分01秒 | 日記
以前書きましたが、嫁さんの美容室が台風19号の大水で床上浸水の被害に会いました。

それから2ヶ月。


ようやく工事も終わりまして。



12月14日。再オープンすることが出来ました。


復旧を手伝ってくださった方々。

支援いただいた方々。

ご心配頂いた方々。


ありがとうございました。


復旧支援の手続きや、補助事業の申請等々、嫁さんは夜な夜なPCと格闘しています。
オープンまで日にちが無くとてもバタバタしたオープンで、まだまだ片付いていないのですが、おかげさまで年内は予約で埋まったようです。


まだまだ生活の再建もままならない方々もいらっしゃると思います。
道は相変わらず埃っぽいですし、手つかずの所も見られます。

うちは全然幸せなほうだと思います。


浮かれたブログ書いていいのかわかりませんが、これしか見ていない方もいるかと思いまして。
とりあえずご報告まで。








毎日家に帰るたび励まされています。



(そういう意味じゃない)






じゃね
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Fiat チンクエチェント

2019年12月11日 21時11分41秒 | 日記
すっごい昔に書いたんですが、私はルパン3世カリオストロの城が大好きです。
もう何度見たか分からない。
(ラピュタの方が見てるけど)



5年ほど前に念願かなって、






このスパゲティーを食べました。






もし機会があるなら、



FIAT500 乗ってみたいな~とずっと思っていたわけです。




しかし60年代の車だし、オイラはメンテナンスすべてをディーラーに託す男なのでメカにはからっきしです。
しかも趣味がアウトドアなので釣りにはまったくむいていない。




そんなときにルパンが実写化。


このレモンイエローのフィアットが限定で発売されたり。
(あとで聞いた話では応募が多くて抽選だったらしいです。トップブリッジか!)

そんなこんなで月日は流れ・・・




もうそんな夢も忘れかけていた去年の暮れ。
前の愛車のジープが雨漏れを起こしていまして、時間をかけて診てもらったものの直すのは難しい(というか非常にお金がかかる)という判断でした。

8年落ちの13万キロという車歴を考えると直すのもねぇ。。
たまたま、ホントに偶然でしたが、嫁がSUV乗ってるし?!




















こりゃ、買っちゃうでしょー!

そんなに安くもなく、高くもなく微妙な値段と、非力な1200㏄ではありましたが、なんといってもカワイイ!
もうそれだけで十分でした。















10か月後













ディーラーの隅に置かれ、他の車に挟まれた愛車は、





無残な姿でありました。。


周りの車もすべて水没車。
オイラの車は泥がひどかった。
周りの車はきれいだったけど、屋根まで沈んじゃったそうです。
写ってないけど、イッセンマンエンのあるふぁろめおもありました。。

保険に入っていたので金銭的には大丈夫だったんですが、この色が気に入って買った限定車だったので、ディーラーが同じものを探してくれましたがもう無いという事でした。。
車が無いと不便な地域なので今は違うものを乗っていますが、もう少し乗りたかったなぁというのが正直なところ。

こんな事ならもっと写真撮っとけばよかったと後悔しながら画像ホルダーあさっていたら、








キレイなうちに撮っておいてよかったです。













じゃね。


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再開へ向かって

2019年11月27日 21時37分19秒 | 日記
台風翌日から嫁さんの収入が“ゼロ”になりました。


被災して気づきましたが自営業って収入が突然無くなるんですよね。
考えりゃあたりまえなんですが、サラリーマンしかしたことが無い私。結婚した時はすでに嫁さんは美容室経営していたので今回被災するまで収入が突然途切れるってことに気づきませんでした。




被災当日の水がひいた後の店内


どうすればいいだろうか・・


見える範囲の泥はみんなに手伝ってもらってきれいにしたのですが、基礎に入った泥はどうやっても掻き出せません。
工務店や設計士の人たちとあれこれ相談した結果、工事してもらうことになりました。


しかし一番の問題が工事費


書いてる通り母屋の改修工事をしているんですが、このローンが私の退職金まであてにしたローンを組んでしまったので店の工事費をローンに増額するのは難しい・・というかちょっとムリ。


どうすればいいだろうか・・part2


美容室ゆえ『汚れてるけど買ってください!』みたいな在庫もありませんし。
ま、通販もしてませんけど。





クラウドファンディング





も頭をかすめましたが、





安易にクラウドファンディングに走るのではなく

まずは自力再建を目指すべき


と思いまして、汚泥の片づけと並行して嫁と二人で金策の日々でした。

まぁ、うちのような零細無名な美容室がクラウドファンディングしたところで集まるわけもありませんが。



それからは、
商工会議所に相談したり。
銀行に相談したり。


被災した中小企業向けの国と県による支援策の説明会に夫婦で参加してみたり。

保険にも入っていたんですが、調査に来た担当者からはシブイ答えしか出てこないので非常にやきもきしたり。

そうこうしているうちにも工事を始めないと再開が延び延びになってしまう。
出来るだけ早く再開しないことには“キレイにしたのにお客さん誰も来ない”という恐怖も襲います。


金策もままならないうちに工事を発注することに。


頭金を入れねばならず母屋の資金をそっちに回しました。
これも早めになんとかしないと母屋の資金までショートしてしまうのでビビります。



基礎に入っていた汚泥も台風から1ヶ月でようやく掻き出すことが出来ました。



こんな感じだったのが


こんな感じまでに



あちこち走りまわったおかげか何とか資金の目途もつきました。
まだ工事が終わったわけではないので安心はできませんが、再開に向けて鋭意工事中です。

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汚泥

2019年11月21日 01時27分05秒 | 日記
正直、この後の数日は記憶があいまいです。


やらなきゃいけないことは山のようにあるのに、何から手を付ければいいのか頭が働かない。


毎日、
朝起きると家に行き、
泥を掻き出し、
荷物を片付け、
まだ使えそうな物の泥を流し、

市役所に問い合わせをし、
また泥を掻き出し、
ご飯を食べ、
泥のように眠る。

この繰り返し。


1日だけ友人3人に来てもらいました。
さすがに男3人だとだいぶ進みましたが、そうそう友人に甘えるわけにもいきません。
かといってボランティア頼むほどひどい状況は脱している。

結局は一人で泥の掻き出し。

これを1週間繰り返し、オイラの体も疲れがピークに達していました。
ホントにこの1週間がつらかった。


ときどき、ふと手が動かなくなる時もあり、ぼんやりしてしまう。






やばいやばい






気を付けないと鬱になっちゃいそうな自分がいました。
まぁ、なりそうって思ってるうちは大丈夫だとは思いますが、無理しないように早めに切り上げて嫁と夕食の買い出しとか気分転換するようにしていました。






この数日、切ない事もいろいろありました。







まずニオイ。
泥をかくと何とも言えないニオイ。

夏の野池のような・・・

下水もドブもすべてを飲み込んだ水と混ざり合った泥のニオイは強烈です。
自分の家の周りがその匂いってかなり切ない。。


まさに汚泥


またある時、家の前で家財の泥を流していたらスピードを落とさず通る車に泥水をかけられました。。
その泥水は自分で出したものではありますが。。。

ほとんどの車はスピードを落として走ってくれましたが、まったく気にも留めないやつもいるからね。
これも切なかったなぁ。。。






被災して分かりましたが、
友人に手伝いを頼んだ時にゆっくり目の時間を指定したら
一人の友人が「もっと早く行く」と言って聞きません。
来てもらえるのは大変助かりますが、被災者はとても疲れています。












台風15号の時、流れてきたツイッターを見ていたら、


物資を送ります!

水と食料も足りてるんで大丈夫です

手伝いに行きます!

今のところ足りてるんで大丈夫です

手伝わせてください!

大丈夫ですよ。何かの時はお願いします

いつでも言ってください!
(記憶で書いているので多少違うかもしれません)


こんなやり取りを見かけました。

手伝いたいという気持ちにウソはないだろうし、何かしなきゃ!って正義感から言ってるんだと思いますが、
自分の気持ちだけでなく、相手の都合を汲んであげることも必要かと思います。

“じゃ行かねーよ”とか言わずにね。
お願いします。



水没した室外機と、泥水をかぶってしまった、嫁が世話していた鉢植えたち




まさに毎日が泥との戦いでした。
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そして、朝

2019年11月14日 17時26分48秒 | 日記
ふと目覚めると夜が明けていました。

雨、風ともに収まり朝日がのぞき始めた6時前。

家に行きたいという嫁と避難所を後にしました。





避難所の前はだいぶ水が引いていました。


水が引いた後には泥がたっぷり残っていました。





車はもう、こんな感じ。買って2カ月だったのに。





家に戻ると、




この時点では後々イロイロ写真が必要なんて知らなかったので、一番ひどい状態の写真は撮り忘れましたが、まーまーひどかったです。


リノベーション中だった母屋は柱という柱に瓦礫、稲わら、これ何?的な物が山のようにひっかっかっていました。
工務店が設置した仮設トイレはどこかに流され、山になってしっかり縛ってあった新品の材木も跡形もなく流されていました。
母屋の隣で嫁さんが経営していた美容室は稲わらが大量に積もっていてドアを開けることもできませんでした。

流れて行ったモノの代わりに残っていたのは大量の砂利、果てしない泥、基礎部分に嫌というほどたまっている汚水。

私の頭はなぜか冷静で「そ~か~、こんな感じか~」と絶望的な風景を見ながら思ってました。
と、自分で思ってましたが実際はとてもオタオタしていたかもしれません。




家の状況がわかったので改築のために住んでいた仮住まいのマンションへ。



鍵もかけずに飛び出したので部屋のドアを開けるのは非常にドキドキでした。



マンションも床上に浸水していたら・・・・


今日からどうすれば・・・・

実家に避難するか・・・・

それとも、避難所に住むか・・・・




ドアを開けるまでの0.何秒かにいろんなことが頭の中を駆け巡りました。












ガチャリ

























無事でした。
























マンションは玄関まで水が来ていたようでしたが、靴が泥で汚れていたものの框で止まったようでホントにあと数センチ、部屋によっては浸水してしまったところもあったそうです。


マンションに置き去りにした私の車は泥に埋まっていました。



自転車も泥の中


スマホの通知をオフにしていたので気づきませんでしたが、私の安否を案じて連絡をくれた方もチラホラ。






さて、どうしたものか・・・






二人ではどうにもならないのは火を見るよりも明らかでした。


しかし、こちらからヘルプを要請するのはなかなか勇気がいるもの。

でもそんなことは言ってられなかったので、連絡をくれていた友人と実家にSOS

母屋の改築をやってもらっていた工務店もいち早く動いてくれて、瓦礫の撤去と泥の掻き出し。





某ブログから拝借した台風翌日のうちの横の道です。
水がひいた川底と言いますか、野池のドシャローと言いますか、とにかく水分をたっぷり含んだ泥のぬかるみでした。



まず瓦礫



工務店の2tトラックで3台分くらいは出たでしょうか。
この時点では仮設ゴミ置き場も出来ていなかったので工務店の契約したところまで持っていかねばならずなかなか時間もかかりました。


そして泥


大工さんが一家総出(小学生らしき孫まで!)で来てくれて、嫁の従兄弟夫婦、釣り仲間のエレクトさん、兄嫁と甥などを含め総勢15人くらいで泥の掻き出しと美容室の復旧に当たってくれました。



記録として写真を撮っておくべきかとも思いましたが、みんなが必死に作業してくれている中、のんきに(見えるような気がして)写真は撮れませんでした。

なので、一番時間がかかった汚泥の撤去とかの画像はありません。



その間にも保険屋さんやら、車のディーラーやらあちこち電話したり掛かってきたり。



そして、急な肉体労働で体はかなりしんどかったです。
でもみんなに手伝ってもらっている立場でシンドイとは言えないので(誰かに愚痴った気もするけど)
その言葉を飲み込むのもしんどかった。







大勢でやってもらった甲斐もあり、夕方には泥もだいぶ片付きました。







何も言わずに一日中泥出しをやってくれたエレクトさんと甥っ子

店の復旧をしてくれた兄嫁と従兄弟

孫まで来てくれた大工さん



もしその人たちがいなければ復旧もだいぶ遅れていたと思いますし、いまだ途方に暮れていたかもしれません。

感謝してもしきれません。



この場でお礼を言わせていただきます。ありがとうございました。






















しかし、泥はまだまだ私たちを苦しめるのでした。
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