音楽座

今日は音楽座という劇団の「21C:マドモアゼル モーツァルト」というミュージカルを観に足利市に行ってきました。
この音楽座という劇団は10年くらい前でしょうか、かなり人気があった劇団で劇団四季ほどではありませんでしたが、TVでCMを流し全国を公演して廻っていて、非常にクオリティの高い「大人が泣ける」ミュージカルを作ってくれる劇団でした。
私も近場に来る度に観に行きその公演を毎回楽しみにしていた一人でした。
しかしこの劇団の親会社の社長が脱税で逮捕されてしまい、それがマスコミに大きく出てしまったために地方の公演がキャンセルになったり、場所を貸してもらえないと言った事が続き、主要なメンバーが独立してしまったりして、ここ数年はあまり情報も聞かずすっかりご無沙汰していました。
ところが久しぶりにDMが届き、見てみると以前の音楽座に戻ってまた再出発との事だったので楽しみに出かけてみました。
今日の演目は「マドモアゼル モーツァルト」という、モーツァルトは実は女だったという漫画が原作で以前にも公演した事があるのですが、その21世紀版ということでキャストも一新し、構成もだいぶ変わっていました。
前作はモーツァルトと妻のコンスタンツェの関係にスポットを当て、女同士なのに夫婦として、人間同士として愛し合う姿が描かれていてよく出来た作品でした。
今回はモーツァルトの、女として、天才として生まれてしまった事の苦悩にスポットを当てているような作りで、歌やダンスは前作を遥かにしのぐ派手で元気なものだったのですが、派手なダンスを見せられるほど私の中では冷めてしまって、違和感を感じるばかりでした。
違和感はキャストが違うせいかなとも思うのですが、期待がかなり大きかったので少し残念でした。

もしこのミュージカルを観た方がおりましたら感想を聞かせてください。