2019年10月12日
私は夜勤明けでしたので家でゆっくりしていました。
最初の予定では翌13日に友人と釣りの約束を入れていたのですが、折からの台風予報で数日前にキャンセルになってしまったので早く寝るでもなくヒマでした。
ここ最近は豪雨も多く天気予報も年々大げさになっている印象があります。
先の台風15号では千葉方面が大変でしたが、私の地方は雨風ともそれほどでもなく「あれ?大したことないじゃん」という印象が強かったので、この時点では「またまた大げさに言っちゃって」なんて思っておりました。
嫁さんも早めに仕事が終わり、二人で、とある芸能人が電動バイクで一般人の家のコンセントから電気をカリパクする番組を見ていました(この番組好きですけどね)
夕方から緊急エリアメールが頻繁になっていました。
19時半過ぎでしょうか、緊急エリアメールがレベル4からレベル5になりました。
嫁と「ちょっとヤバいかなぁ~?」
なんて会話はしましたが、雨は激しく降り続いていたものの周りの家が非難する雰囲気も感じられなかったので「ま、大丈夫」と片付けてしまった。
4年前に近くの川が氾濫したことがあったので(私の家は被害なし)その川が見られるライブカメラはチェックしていましたが、氾濫する様子はまだ感じませんでした。
20時半
TVのCMのタイミングで外を覗く。
すでにマンションの周りが水で囲まれていました
駐車場に置いてあった嫁のエクストレイルのタイヤが半分沈んでいました。
急いで車に行きエンジンをかけてみる
かかった!
止まった!!
もちつけ!
いや、おちつけ!
もう、ほぼパニック状態です
かかった!
急いで嫁を呼んで逃げなくちゃ!
早く!
嫁さんはリュックにアレやらソレやら詰めていてなかなか家から出てこない
夜だったので良く見えませんでしたが、マンションのすぐ横が川なのでその川が溢れているとしか思えない
川が溢れたら濁流が来る可能性も高い
一刻も早く逃げなくては
ようやく出てきた嫁さんを乗せて、玄関の鍵をかける余裕も無く車を出す
しかし、このマンションは川の土手しか出ていく道がない
そっちじゃない!
嫁さんが隣で叫んでました
俺は知りませんでしたが、裏にあるフェンスの切れ目の車止めを乗り越えろと
いろんなものを踏みながら走った気がします
すでに水は溢れていて、道と田んぼの境目も無く民家の塀を頼りに走るしかありませんでした
たぶんですが、外を覗くタイミングが5分遅ければ車で逃げられなかったと思います
そして、嫁が機転を利かせて裏の出口を教えてくれなかったら土手の越水に巻き込まれて土手下に車ごと落ちていたかもしれません
のちにニュースで頻繁に見かけた足利のドライブレコーダーのように。
嫁さんは駐車場のスロープからこっちに向かって大量に流れ込んでくる水を見たそうです
この時点で画像を撮る余裕は全くありませんでした
そして人生初の避難所に向かいました。
つづく
私は夜勤明けでしたので家でゆっくりしていました。
最初の予定では翌13日に友人と釣りの約束を入れていたのですが、折からの台風予報で数日前にキャンセルになってしまったので早く寝るでもなくヒマでした。
ここ最近は豪雨も多く天気予報も年々大げさになっている印象があります。
先の台風15号では千葉方面が大変でしたが、私の地方は雨風ともそれほどでもなく「あれ?大したことないじゃん」という印象が強かったので、この時点では「またまた大げさに言っちゃって」なんて思っておりました。
嫁さんも早めに仕事が終わり、二人で、とある芸能人が電動バイクで一般人の家のコンセントから電気をカリパクする番組を見ていました(この番組好きですけどね)
夕方から緊急エリアメールが頻繁になっていました。
19時半過ぎでしょうか、緊急エリアメールがレベル4からレベル5になりました。
嫁と「ちょっとヤバいかなぁ~?」
なんて会話はしましたが、雨は激しく降り続いていたものの周りの家が非難する雰囲気も感じられなかったので「ま、大丈夫」と片付けてしまった。
4年前に近くの川が氾濫したことがあったので(私の家は被害なし)その川が見られるライブカメラはチェックしていましたが、氾濫する様子はまだ感じませんでした。
20時半
TVのCMのタイミングで外を覗く。
すでにマンションの周りが水で囲まれていました
駐車場に置いてあった嫁のエクストレイルのタイヤが半分沈んでいました。
急いで車に行きエンジンをかけてみる
かかった!
止まった!!
もちつけ!
いや、おちつけ!
もう、ほぼパニック状態です
かかった!
急いで嫁を呼んで逃げなくちゃ!
早く!
嫁さんはリュックにアレやらソレやら詰めていてなかなか家から出てこない
夜だったので良く見えませんでしたが、マンションのすぐ横が川なのでその川が溢れているとしか思えない
川が溢れたら濁流が来る可能性も高い
一刻も早く逃げなくては
ようやく出てきた嫁さんを乗せて、玄関の鍵をかける余裕も無く車を出す
しかし、このマンションは川の土手しか出ていく道がない
そっちじゃない!
嫁さんが隣で叫んでました
俺は知りませんでしたが、裏にあるフェンスの切れ目の車止めを乗り越えろと
いろんなものを踏みながら走った気がします
すでに水は溢れていて、道と田んぼの境目も無く民家の塀を頼りに走るしかありませんでした
たぶんですが、外を覗くタイミングが5分遅ければ車で逃げられなかったと思います
そして、嫁が機転を利かせて裏の出口を教えてくれなかったら土手の越水に巻き込まれて土手下に車ごと落ちていたかもしれません
のちにニュースで頻繁に見かけた足利のドライブレコーダーのように。
嫁さんは駐車場のスロープからこっちに向かって大量に流れ込んでくる水を見たそうです
この時点で画像を撮る余裕は全くありませんでした
そして人生初の避難所に向かいました。
つづく