前回投稿「堆肥・腐葉土の生成方法-1」で紹介した方法は
床堆肥を施した後(施して2年後)の状態ですが
実際に施工手順は以下の通りです。
1.床掘(トレンチ掘り)
まず畝を立てる場所に沿って溝掘り(トレンチ掘り)を行い
掘り起こした土は溝のわきに積み上げますが、
表層(上層)の土と下層の土を分けて仮積みします。
2.枯葉投入・潅水・踏圧
掘り終わった部分に枯葉を投入し、
水を与えながら攪拌し均等に湿らせます。
しっとりとした感じで均等に湿らせたら足で踏みつけます。
3.覆土(天地返し)
均一に湿った枯葉を踏みつけた状態で掘った穴が埋まれば
掘り起こした土を枯葉の上に覆土しますが、
この時、上層の土を先に戻してから下層の土を戻し「天地返し)をしておきます。
戻した土が沈下するまで暫く待ってから畝を起こします。
この方法は、床掘作業に枯葉収集作業が伴うため
耕作地近隣で枯葉を確保する場所がないと
遠くから大量に確保・運搬する手間がかかり大変です。
そこで、耕作地に生えている草花や雑草を使って
半熟堆肥を生成する方法を2通り紹介します。
<Case-1>枯れ草堆肥
まず最初、耕作地の片隅に堆肥生成用の場所を確保します
1.床掘
枯れ草を積み上げる部分だけ浅く床掘りします。
別に床掘をしなくてもいいのですが、
土と枯葉を交互の層で積むための土を確保します。
この時床掘り部分に水をためないように、
浸透した余分な水が掘った場所の外に抜く為の溝を掘ります。
2.枯葉の堆積と灌水
掘った部分に枯れ草を投入し、
水かけて均一に湿るように攪拌します。
均一に湿らせたら足で踏みつけて圧縮します
3.覆土
踏みつけた枯れ草の上に土を均一に被せてます
以後
1~3の工程を繰り返して確保した枯れ草を全部積み上げます。
穂と通りの作業が終われば1か月ほど置くだけでいいのですが
その間に1~2回ほど土と枯れ草の互層状態を攪拌し
土と均一に絡ませておきます。
仕込みは秋の枯れ草が確保できる時期なので
長雨に晒される場合はシートをかぶせておきます
春先になれば積み上げた枯れ草の内部は半熟状態になるので
これを畝や株間の覆土やぼかしに使います。
この方法も、堆肥を生成する作業と場所の確保が必要になるので
狭小菜園では非常に都合が悪いですね。
そこで次の方法です
<Case-2>敷き草堆肥
自家採種後に残った茎・葉・花殻や、
栽培が終わった後の作物残渣(茎・葉・枝・蔓)を
畝や畝間に敷きつつ刈り取った雑草や草花の茎や葉を
畝間にびっしり敷き詰めるだけで半熟堆肥が生成されます。
枯れ草(雑草や草花)は、
枯葉と違って堆肥化が早い為に
敷くだけでも土に触れた部分から腐植し始めます。
茎や葉の葉緑素は枯れる共に栄養源として土に浸透し、
枯草菌の働きで土に還元されて行きます。
その為、一旦畝間の枯れ残った部分だけを剥ぎとり
畝間を中耕しながら土寄せすると、
完熟と半熟が程よく畝に漉き込まれます。
中耕が終われば再び枯れ残った草を畝間に戻すだけでいいです。
これを繰り返していけば
わざわざ堆肥を生成することなく、
敷き草を畝間に敷くだけで半熟堆肥を常に漉き込むことができます。
床堆肥を施した後(施して2年後)の状態ですが
実際に施工手順は以下の通りです。
1.床掘(トレンチ掘り)
まず畝を立てる場所に沿って溝掘り(トレンチ掘り)を行い
掘り起こした土は溝のわきに積み上げますが、
表層(上層)の土と下層の土を分けて仮積みします。
2.枯葉投入・潅水・踏圧
掘り終わった部分に枯葉を投入し、
水を与えながら攪拌し均等に湿らせます。
しっとりとした感じで均等に湿らせたら足で踏みつけます。
3.覆土(天地返し)
均一に湿った枯葉を踏みつけた状態で掘った穴が埋まれば
掘り起こした土を枯葉の上に覆土しますが、
この時、上層の土を先に戻してから下層の土を戻し「天地返し)をしておきます。
戻した土が沈下するまで暫く待ってから畝を起こします。
この方法は、床掘作業に枯葉収集作業が伴うため
耕作地近隣で枯葉を確保する場所がないと
遠くから大量に確保・運搬する手間がかかり大変です。
そこで、耕作地に生えている草花や雑草を使って
半熟堆肥を生成する方法を2通り紹介します。
<Case-1>枯れ草堆肥
まず最初、耕作地の片隅に堆肥生成用の場所を確保します
1.床掘
枯れ草を積み上げる部分だけ浅く床掘りします。
別に床掘をしなくてもいいのですが、
土と枯葉を交互の層で積むための土を確保します。
この時床掘り部分に水をためないように、
浸透した余分な水が掘った場所の外に抜く為の溝を掘ります。
2.枯葉の堆積と灌水
掘った部分に枯れ草を投入し、
水かけて均一に湿るように攪拌します。
均一に湿らせたら足で踏みつけて圧縮します
3.覆土
踏みつけた枯れ草の上に土を均一に被せてます
以後
1~3の工程を繰り返して確保した枯れ草を全部積み上げます。
穂と通りの作業が終われば1か月ほど置くだけでいいのですが
その間に1~2回ほど土と枯れ草の互層状態を攪拌し
土と均一に絡ませておきます。
仕込みは秋の枯れ草が確保できる時期なので
長雨に晒される場合はシートをかぶせておきます
春先になれば積み上げた枯れ草の内部は半熟状態になるので
これを畝や株間の覆土やぼかしに使います。
この方法も、堆肥を生成する作業と場所の確保が必要になるので
狭小菜園では非常に都合が悪いですね。
そこで次の方法です
<Case-2>敷き草堆肥
自家採種後に残った茎・葉・花殻や、
栽培が終わった後の作物残渣(茎・葉・枝・蔓)を
畝や畝間に敷きつつ刈り取った雑草や草花の茎や葉を
畝間にびっしり敷き詰めるだけで半熟堆肥が生成されます。
枯れ草(雑草や草花)は、
枯葉と違って堆肥化が早い為に
敷くだけでも土に触れた部分から腐植し始めます。
茎や葉の葉緑素は枯れる共に栄養源として土に浸透し、
枯草菌の働きで土に還元されて行きます。
その為、一旦畝間の枯れ残った部分だけを剥ぎとり
畝間を中耕しながら土寄せすると、
完熟と半熟が程よく畝に漉き込まれます。
中耕が終われば再び枯れ残った草を畝間に戻すだけでいいです。
これを繰り返していけば
わざわざ堆肥を生成することなく、
敷き草を畝間に敷くだけで半熟堆肥を常に漉き込むことができます。