月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

月刊美術3月号発売されました

2011年02月20日 | 管理人兼水泳部員N
月刊美術2011年 3月号が発売されました。

巻頭特集は「ほしくなる版画」
これまで「版画NOW」「版画祭り」の名称で楽しんでいただいてきた版画の頒布特集をリニューアルしてお届けします。

前半は「新人作家インタビュー」。これまでの版画の常識を打ち破る新人作家たちに、インタビューと作品で迫ります。都市を廃墟空間に変える元田久治、木版画に女性らしさと物語性を取り入れた鈴木敦子、凄腕写実版画家ともいうべき女性版画家の庄漫(しょうまん)など、次世代版画家たちが総出演します。

後半は「すべて変えます!新作版画160点」と題して、これまでの頒布企画をグレードアップしてお届けします。この一年間に発表された版画の中から特に注目作品を160点集めて誌上頒布します。

頒布っていう言葉がもう古臭いと思われるかもしれませんが、要するに「誌上カタログ販売」です。雑誌で紹介した作品はすべて購入できますので、巻末の専用封筒に購入希望作品を書いてお送り下さい。一作品に複数応募の場合は抽選させていただきますが、版画はそもそも複数作品がありますので、選外になることはほとんどないでしょう。それでも、限定数を超える人気作品は必ずあるもので、今年も安部直人さんやアヤコイサカさんの作品には人気が集中すること必至です。新人版画家のブレイクの予感もありますよ。

人気コーナーの本江邦夫の「今日は、ホンネで」には、中林忠良さんが登場。日本の版画をその歴史から未来まで見据える日本版画界の巨匠が現状をどう捉えているのか、本江氏が切り込みます。

アトリエビューには、現在日本橋高島屋で個展開催中の洋画家・栗原一郎さんが登場。燻し銀の画家のアトリエにおじやまして、その制作風景の一端を垣間見ます。

イッセー尾形の「名画百面相」は、誰でも知ってるあの恐怖の顔のムンクの「叫び」。新解釈にタイトルをつけると「船がでるぞー」。その真意は本誌を読んでください。

新連載「The 蒐集」には諏訪敦さんが集めた鉛筆削りをズラリ。

今月号も情報満載の月刊美術3月号を是非ごらんください。
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