武蔵野市立吉祥寺美術館で「斎藤真一展 瞽女と哀愁の旅路」が開催中です(~2月21日まで)。盲目の旅芸人・瞽女(ごぜ)を描いた画家。闇に映える〈赤〉がとても印象的で、デフォルメされた民話調の人物が強烈なイメージを伝えます。
でも個人的にはこのシリーズではなく、メランコリックでノスタルジックな作品群が好み。お金があれば本気で手に入れたいくらいなのです。 画面はまるでヨーロッパの映画とかお芝居の舞台のよう……。主人公も抜群の存在感ですが、道端に寝そべる犬とか電信柱にとまる鳥といったの脇役達?が、めちゃくちゃいい味出してます。で、今展のフライヤーにも大きく掲載されました。希代のストーリーテラーの回顧展、どうぞお見逃しなく。
斎藤真一作品に関する問い合わせは、八重洲の不忍画廊まで。鑑賞から購入まで、親身に相談に乗ってもらえると思いますよ。
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