ヨーダは乳児の頃から病弱で手がかかり、母が多忙の為か
同居していた祖母が育ててくれました。
祖母は旧家の生まれで、とても穏やかで愛情深い人でした。
ヨーダは諭されたことは数知れずありますが
叱られたり怒られたことは一度もありません。
悪いことをして諭されるときは子供にも理解できるように
気長に話してくれて
最後に『こんなことはもうすまいよ(するまいよ)』と言われると
怒られたり、叱られたわけではないのに
ヨーダの心に沁みて、こんなことはもうしないようにしようと反省するのです。
祖母は子供心にも上品で優雅に見えて誇らしく思っていました。
そんな祖母なのに蜘蛛を見ると
『朝蜘蛛は夢に見ても殺すな、夜蜘蛛夢に見ても殺せ!』と言っていました。
どうしてなのか聞いたことがありますが
クモはお釈迦様のお使いで・・・・後は忘れてしまいました。
祖母が夜クモを見て殺したかどうか記憶にありませんが
この言葉だけは今も覚えています。
さっきカーペットの上に黒い糸くずが落ちているのを見て手を延ばすと
モソッと動きました。小さな黒いクモでした。
祖母が言ってたことを思いだしたけれど・・・・
殺生もなんだかなぁ・・・・と見ると・・フリーズしたみたいです。
ヨーダが触ったからですね。
そっと手のひらに乗せて庭の土の上に置きました。
久しぶりに祖母のことを思い出しました。
クモのことは別にして
祖母には感謝しかありません。
その話はまたの機会に・・・
ヨーダが元気になって大人になるまで生きていられるよう
祖母が何度も願かけをしてくれた龍王様(龍王宮)です。
今日も最後まで見て下さってありがとうございました。