東京11R東京優駿(日本ダービー) D
ダービーはスケール勝負。毎年のように言ってきているこの言葉。ひとえにスケールといっても自分の定義としては、単に尺が長いという意味だけでなく、大きく走れること、筋肉量の多さを活かせること、という意味も込めている。
単純に過去10年のダービー勝ち馬はディープインパクトを除いて470キロ以上。ディープインパクトは体の小ささをあまりある筋肉収縮力で補っており、走り自体はむしろかなり大きい。体が小さくても、カバーできるほどの大きな走法、これがダービーで武器になるものだ。
まずはここから。○05オルフェーヴル。たしかに単純実力比較の観点では一番実績を示している。ただしステイゴールド産駒で走りがどうしてもピッチに寄っている点が先ほど挙げたダービーの定義からは外れている。ディープインパクトのように余りある収縮力があるかといえばそこまでは示せていない。今年のダービーを難しくさせているのは、この点ではないかと思う。走りにダービーを感じ無いのだ。
それでは、本命は何か。上記のダービー要件を満たすスケールを感じさせ、さらに成長を感じる馬。それが◎01ウインバリアシオンだ。青葉賞で見たときにあまりの馬体の成長ぶりに感服した。しっかりと筋肉量の増加、スケールが出たことを感じさせた。青葉賞の相手自体はたいしたことがない(このコラムでもはっきり、しょっぱいと書いた)ので、あの勝利が「示した」ことにはならないのかもしれない。しかし、馬を見る人間としてははっきり「変わった」という点を感じられたことは妙味として活かしたいという思いがある。青葉賞勝馬からダービー馬が出ていないデータは承知の上、今回は狙ってみたい。
スケールを感じる馬がいないので、他はきちんとここまで無駄なくレースをしている馬を拾っておきたい。10ナカヤマナイトは前走きちんとした切れ負けといえる内容ではあったが、レースの立ち回りがうまい馬でこういう馬の入着はきちんと許されるはず。02サダムパテックも路線を引っ張った馬。前走はたしかに完敗といえる内容だが内枠引いたこともありもう一度見直す手も。重賞勝馬が連対条件のダービーだけに重賞未勝利でどうしても印は上げられないが07ベルシャザールは多少のスケールを感じる馬体で無視できない。06クレスコグランドはスタミナ解決型でファストタテヤマのようなタイプに見えるだけに混戦の入着の可能性はある。あとは正直人気しすぎている気はするが、多少のスケールの雰囲気は11デボネアにも一応感じる。
スケールじゃないダービーなのかもしれない。ただ自分としてはスケールのないダービー馬は想像できない。だから、今回は少し、頑張ってみたい。
◎01ウインバリアシオン
○05オルフェーヴル
▲10ナカヤマナイト
☆02サダムパテック
△07ベルシャザール
△06クレスコグランド
△11デボネア
ダービーはスケール勝負。毎年のように言ってきているこの言葉。ひとえにスケールといっても自分の定義としては、単に尺が長いという意味だけでなく、大きく走れること、筋肉量の多さを活かせること、という意味も込めている。
単純に過去10年のダービー勝ち馬はディープインパクトを除いて470キロ以上。ディープインパクトは体の小ささをあまりある筋肉収縮力で補っており、走り自体はむしろかなり大きい。体が小さくても、カバーできるほどの大きな走法、これがダービーで武器になるものだ。
まずはここから。○05オルフェーヴル。たしかに単純実力比較の観点では一番実績を示している。ただしステイゴールド産駒で走りがどうしてもピッチに寄っている点が先ほど挙げたダービーの定義からは外れている。ディープインパクトのように余りある収縮力があるかといえばそこまでは示せていない。今年のダービーを難しくさせているのは、この点ではないかと思う。走りにダービーを感じ無いのだ。
それでは、本命は何か。上記のダービー要件を満たすスケールを感じさせ、さらに成長を感じる馬。それが◎01ウインバリアシオンだ。青葉賞で見たときにあまりの馬体の成長ぶりに感服した。しっかりと筋肉量の増加、スケールが出たことを感じさせた。青葉賞の相手自体はたいしたことがない(このコラムでもはっきり、しょっぱいと書いた)ので、あの勝利が「示した」ことにはならないのかもしれない。しかし、馬を見る人間としてははっきり「変わった」という点を感じられたことは妙味として活かしたいという思いがある。青葉賞勝馬からダービー馬が出ていないデータは承知の上、今回は狙ってみたい。
スケールを感じる馬がいないので、他はきちんとここまで無駄なくレースをしている馬を拾っておきたい。10ナカヤマナイトは前走きちんとした切れ負けといえる内容ではあったが、レースの立ち回りがうまい馬でこういう馬の入着はきちんと許されるはず。02サダムパテックも路線を引っ張った馬。前走はたしかに完敗といえる内容だが内枠引いたこともありもう一度見直す手も。重賞勝馬が連対条件のダービーだけに重賞未勝利でどうしても印は上げられないが07ベルシャザールは多少のスケールを感じる馬体で無視できない。06クレスコグランドはスタミナ解決型でファストタテヤマのようなタイプに見えるだけに混戦の入着の可能性はある。あとは正直人気しすぎている気はするが、多少のスケールの雰囲気は11デボネアにも一応感じる。
スケールじゃないダービーなのかもしれない。ただ自分としてはスケールのないダービー馬は想像できない。だから、今回は少し、頑張ってみたい。
◎01ウインバリアシオン
○05オルフェーヴル
▲10ナカヤマナイト
☆02サダムパテック
△07ベルシャザール
△06クレスコグランド
△11デボネア