政治ジャーナリストで元時事通信解説委員 長、田﨑史郎氏と産経新聞論説委員兼政治 部編集委員阿比留瑠比氏の対談「キャラ立ち しない総理と権力闘争しない自民党」の一部を紹介します。
安倍晋三元首相が病のため退陣した第一次政権後にもらした一言を阿比留氏が紹介します。
阿比留
「入院先の慶應義塾大学病院から仮退院し、私邸で療養に入られた。
お見舞いに行って帰ろうとした時、玄関まで出てきた安倍さんが突然、
『今度の件で、誰が本当の敵で本当の味方か分かったよ』と」
田﨑「それは怖い」
阿比留「そうは言ってもその後、敵認定した人とも、心の底では絶対に許していないだろうけれど、笑顔でうまく付き合われていました」
田﨑「安倍さんは、不遇の五年間でどん底から人の動きを見ていました。
この人は信用していい、この人は危ない、という区別を頭の中でインプットして、物事を動かすときにそれが基準になっていました。
岸田さんはそういう経験をしていないからなのか、一方的に閉ざしている感じがします。
ある宏池会幹部は『意見を言ったこともあるが、それに対してあまり反応しない。
きっと自分以上に親しい人がいるのだろうなと思っていうのをやめた』と語っていました。
岸田さんは『聞く力』という割に、周りに人が集まってこないですね」
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