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チョコレート摂取による 健康効果に関する実証研究、愛知学院大学 大澤教授のインタビュー

2022-02-13 14:38:15 | 連絡
蒲郡市内外の45~69歳までの347人(男性123人、女性224人)に、4週間、カカオポリフェノールを多く含むチョコレート*を毎日一定量(1日5gを5枚、約150 kcal)摂取していただき、摂取前後の血圧測定や血液検査などで身体の状態の変化を検証しました。この実証研究は、愛知県蒲郡市・愛知学院大学・株式会社 明治の産官学の共同で実施いたしました。検査は、蒲郡市民病院で行われ、チョコレートは、平成26年6月中旬から7月中旬に召し上がって頂きました。
※当実証研究ではカカオポリフェノールが多く含まれているチョコレートとして、カカオ分72%のチョコレートを使用
〇脳細胞を増やすために必要とされているBDNF(Brain-derived neurotrophic factor:脳由来神経栄養因子) が上昇しました
〇BDNFは脳にとって重要な栄養分。しかし、加齢とともに減ってい
〇BDNFを制限すると、記憶や学習能力が低下する。
 うつ病やアルツハイマー型認知症との関連性も。
〇認知症予防の可能性から、BDNFへの注目度が上昇中。
■うつ病や認知症で病院にかかる人が大幅に増えている。10年後には、約5人に1人が認知症になるとのデータも。 
〇BDNFは運動によって上昇する。
抗酸化物質にも脳内BDNFを上昇させる可能性あり。
〇チョコレートの摂取で、脳血流量が増える。
〇今回はじめて、チョコレートに認知症予防の可能性が認められた。
〇チョコレートに含まれるカカオポリフェノールにより、動脈硬化につながる、炎症や酸化ストレスが低下しました。
 ◇動脈硬化のリスクを下げる効果が認められました。
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〇BDNFとは、脳神経の産生に関係したとても重要なタンパク質で、「脳の栄養」とも言われています。うつ病やアルツハイマー型認知症の患者では、BDNFが不足することが知られています。また、記憶や学習などの認知機能を促進させるという報告もあります。
今回の大規模調査では、最終分析の結果、チョコレートの摂取によって、このBDNFが増加することが確認されました。チョコレートで確認されたのは初めてのことであり、しかも、このような身近な食べものでBDNFが上昇することがわかったのは、高ストレス社会あるいは超高齢社会にあって非常に画期的なことです。
愛知学院大学 心身科学部 教授 大澤俊彦氏
大澤 俊彦  Osawa Toshihiko
2010年度 – 2014年度: 愛知学院大学, 心身科学部, 教授
2011年度: 名古屋大学, 生命農学科, 教授
2008年度 – 2009年度: 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授
2007年度 – 2009年度: 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授
2006年度: 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 教授
1999年度 – 2005年度: 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 教授
1995年度 – 1999年度: 名古屋大学, 農学部, 教授
1993年度 – 1994年度: 名古屋大学, 農学部, 助教授
1987年度 – 1990年度: 名古屋大学, 農学部, 助教授
1986年度: 名古屋大学, 農学部, 助手
1986年度: 名大, 農学部, 助手

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今後日本では、高齢社会が進行するにつれて、認知症の人がますます増加していくと考えらえています。その認知症を予防するためには、さまざまな対策が必要ですが、なかでも一般の人が日常的にできて、しかも重要なことは、よく運動し、認知症になりにくいと考えられている食べ物をとることです。今回、チョコレートの摂取で認知症を予防する可能性が示唆されましたが、それによって、食べ物の選択肢が広がり、しかも食べやすいものですので、とても好ましい結果といえます。
今回の実証研究は、300人以上の一般市民を対象としたものでしたが、このような大規模研究が産官学で行われた点は評価できます。また、高濃度のカカオポリフェノールを摂取した結果、血清中のBDNF濃度が上昇したり、認知機能が高まったりするという「前向き研究」である点も評価できます。通常、このような研究が行われ、論文が発表されると、さらにそのメカニズムを解明する研究が追随して行われ科学的根拠が構築されていくものです。そういう意味でも、今回の大規模研究は、“期待すべき第一歩”といえましょう。
桜美林大学加齢・発達研究所長 大学院教授(老年学) 鈴木隆雄氏
鈴木 隆雄(すずき たかお、1951年 - )は、日本の医学者。桜美林大学大学院老年学研究科老年学専攻教授。老年学と古病理学を専攻している。 
略歴[編集]
1951年(昭和26年)、北海道生まれ[1]。71歳。札幌医科大学医学部卒[1]。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了[1]。札幌医科大学助教授、東京都老人総合研究所、同研究所副所長、国立長寿医療研究センター研究所長を経て、2015年4月より桜美林大学大学院老年学研究科老年学専攻教授[1]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E9%9A%86%E9%9B%84_(%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E8%80%85)





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