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朴 承珉のプロフィール
朴承珉(パクスンミン)。ソウル在住ジャーナリスト。時事通信ソウル支局記者を経て、「文藝春秋」「週刊文春」のソウル特派員。長年、北朝鮮問題をウオッチ。平壌や開城工業団地、板門店、金剛山など7回以上北朝鮮入りして取材。黄長燁・元北朝鮮労働党国際担当書記の米議会での証言に同行取材。金正男氏の暗殺された直後(17年2月)、2回マカオ入りして取材。北朝鮮の現地住民50人以上に電話取材。日韓メディアに多数寄稿している。
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「姿くらました本物=金正恩、「1月に狭心症の手術」説」ー首領の心臓を縮み上がらせる「ジャンマダン世代」の暴発ー
「昨2019年6月、板門店でトランプ米大統領(左)と会談した本物=金正恩委員長。このときは笑顔が見られたが・・・(写真:ロイター/アフロ)」
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が、もう19日間も姿を現していない(2月13日時点)。1月25日に三池淵(サムジヨン)劇場でのお正月を迎える記念公演を鑑賞して以来、公式の席に出てきていないのだ。
実は金委員長、今年1月初めに平壌の烽火(ボンファ)診療所で狭心症の手術を受けたという。
「中国の人民解放軍301病院の心臓専門医が平壌に入ってきて手術をしたと聞いた」(安燦一[アン・チャンイル]世界北朝鮮研究センター所長)
この時、ステント挿入手術も一緒にした模様だ。
金委員長は肥満が進んだ上に、最近では相当なストレスを抱えているという。そのいずれもが心臓に大きな負担をかけているのだろう。また、金日成(キム・イルソン)主席の死亡原因が心筋梗塞と発表されたことを考えると、循環器系の疾患は遺伝性かも知れない。
1月8日、金委員長は、自分の誕生日パーティを当初、幼少期を過ごした元山(ウォンサン)の招待所で開こうとしたが断念、結局は平壌市内の「木蘭館」で幹部ら50人を招いて行った。ところがパーティに出席した党や軍部の幹部たちは大いに驚いたという。金委員長の姿があまりに痩せ衰えて見えたからだ。そのため出席者は、涙を流して「お休みになるように」と慰めの言葉を口にしたという。もしかしたらこの時期の前後に、金委員長は心臓手術を受けたのかもしれない。
しかし、誕生パーティの招待者を涙ぐませるほど、金委員長の健康を害しているストレスの元とは何なのだろうか。
アメリカによる制裁もその一つだろうが、それ以上に重くのしかかっているのは、若い世代に対する統制の問題と見てよいだろう(最近は新型肺炎の国内への感染への恐れもあるかもしれないが)。
身代わり?=正恩氏、長距離砲兵の火力打撃訓練を「再び指導」 KCNA
2020年3月10日 12:51 発信地:ソウル/韓国 [ 韓国 北朝鮮 韓国・北朝鮮 ]
【3月10日 AFP】北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)は10日、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長が朝鮮人民軍長距離砲兵区分隊の火力打撃訓練を「再び指導」したと報じた。
「発射訓練を視察するデコイ=身代わり?=金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長(右)。撮影場所不明(2020年3月9日撮影、10日公開)。(c)STR / KCNA VIA KNS / AFP」
北朝鮮の非核化をめぐる米国との交渉が停滞する中、北朝鮮による「火力打撃訓練」はこの1週間で2度目。KCNAは、「(金氏が)朝鮮人民軍長距離砲兵区分隊の火力打撃訓練を再び指導した」「作戦動員準備状態は完璧だ」と報じた。
日本政府は前日9日、北朝鮮が弾道ミサイルとみられる飛翔(ひしょう)体を複数発射したと発表していた。韓国軍統合参謀本部も同日、北朝鮮が「さまざまな種類の多連装ロケット砲を使用した総合火力演習を実施したとみられる」と述べ、「深い憂慮」を表明していた。韓国当局は当初、3発の飛翔体を確認したと発表していたが、後に「複数」という表現に変更した。
韓国軍統合参謀本部によると、飛翔体は北朝鮮の咸鏡南道(South Hamgyong Province)から北東の海上へ向けて発射され、飛距離は約200キロ、最高高度50キロだった。2日に発射されたものよりも飛距離はやや短く、最高高度はやや高かった。韓国軍は2日の飛翔体について、短距離弾道ミサイルとみられるとの見解を示していた。
北朝鮮は兵器の性能を向上させるための開発を続けていると、専門家らは指摘している。(c)AFP
デコイ(英語: decoy、Military dummy、囮とも)は、敵を欺瞞して本物の目標と誤認させる目的で展開する装備の総称。電磁波を対象としたものは、電子対抗手段(ECM)の一種に分類される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/デコイ_(兵器)
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