7/5(日) 10:30配信
香港国家安全維持法(全66条)、全訳しました 中国当局がなんでもできる体制ができた
全訳から見える中国共産党と国際世論のギャップ
CC BY /S Baker
30日23時過ぎに公表された香港国家安全法全66条をニュースソクラ編集部で全訳しました。すでに成立していた中国国内向けの国家安全法にほぼ準拠した内容で、中国共産党にしてみれば香港は中国の領土という考え方を表したものですが、裏返していえば香港に自治を認めた返還時の「一国二制度」が完全に無視された内容です。 全文を読み通していただきたいところですが 特にポイントと思われる条文を取り上げます。
第6節 効力範囲 第36条 この法律に基づき香港特別行政区で罪を犯した者は、いかなる人物でもこの法律を適用するものとする。香港特別行政区で犯罪行為またはいずれかの結果を誘発した場合、香港特別行政区内での犯罪と見なされる。 この法律は、香港特別行政区に登録されている船舶または航空機内での犯罪にも適用される。
第37条 香港特別行政区の永住者または居住者、会社や団体などの法人または法人でない組織が香港特別行政区外で罪を犯した場合も、本法律に基づいて処罰される。
第38条 香港特別行政区に永住権を有しておらず、香港特別行政区外の者が香港特別行政区に対して罪を犯した者も本法律に基づいて処罰される。
第39条 本法律の施行後の行為は、法律規定によって処罰される。
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