<医療崩壊からの復興手段提言か>
<宮城県内では1日120件/人口229万人=の検査が可能か>
2020年04月11日土曜日
円滑な検査態勢の構築を 佐藤和宏県医師会長に聞く
宮城県医師会は、県内で新型コロナウイルスの感染者が増加し、地域医療を支える現場も「危機的状況」だと宣言した。「感染拡大を防止するには、検査しかない」。感染の有無を調べるPCR検査の円滑な実施態勢の構築が鍵とみる佐藤和宏会長に話を聞いた。(聞き手は報道部・相沢みづき)
-住民に身近な開業医など医療現場の現状は。
「感染者かもしれないという不安を抱えながら診察している。陽性の疑いでも、すぐに検査できず、確定診断ができない。検査を望む患者と確定診断できない医師の双方にストレスがたまっている。治療薬がない中での診察は、医療従事者としてじくじたる思いだ」
-検査が受けられず、病院を何軒も訪ね歩いた例もあると聞く。
「患者だけでなく、医療機関も不安に陥っている。医師が最も懸念するのは休日当番医を担当する時だ。ほとんどが新規の患者で、状況を把握しにくい。発熱など疑われる症状があれば、まずは電話で相談してほしい」
-県内では1日120件の検査が可能となった。相談から検査まで、スムーズに進める方策は。
「地域の医師が共同で外来を開設するなど、既存とは別のルートを設けた方がいい。例えば、圏域ごとに屋外にテントを設けて診察する。『宮城方式』として実施できないか、早急に検討したい」
「防護服やマスク、手袋があれば、問題なく診療できる。課題は、協力してくれる医療従事者と人件費の確保だ」
-県や仙台市は外出自粛を要請しているが、心身の健康を保つには。
「ずっと家にいなければならないと思うと、精神的に参る。天気の良い日に1、2人で桜を見ながら散歩はいいだろう。もちろん、人混みは避けてほしい」
「感染を懸念し、定期的な受診をためらう患者がいるが、持病の悪化につながる。必要な薬はきちんともらいに来てほしい」
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200411_13027.html
円滑な検査態勢の構築を 佐藤和宏県医師会長に聞く
宮城県医師会は、県内で新型コロナウイルスの感染者が増加し、地域医療を支える現場も「危機的状況」だと宣言した。「感染拡大を防止するには、検査しかない」。感染の有無を調べるPCR検査の円滑な実施態勢の構築が鍵とみる佐藤和宏会長に話を聞いた。(聞き手は報道部・相沢みづき)
-住民に身近な開業医など医療現場の現状は。
「感染者かもしれないという不安を抱えながら診察している。陽性の疑いでも、すぐに検査できず、確定診断ができない。検査を望む患者と確定診断できない医師の双方にストレスがたまっている。治療薬がない中での診察は、医療従事者としてじくじたる思いだ」
-検査が受けられず、病院を何軒も訪ね歩いた例もあると聞く。
「患者だけでなく、医療機関も不安に陥っている。医師が最も懸念するのは休日当番医を担当する時だ。ほとんどが新規の患者で、状況を把握しにくい。発熱など疑われる症状があれば、まずは電話で相談してほしい」
-県内では1日120件の検査が可能となった。相談から検査まで、スムーズに進める方策は。
「地域の医師が共同で外来を開設するなど、既存とは別のルートを設けた方がいい。例えば、圏域ごとに屋外にテントを設けて診察する。『宮城方式』として実施できないか、早急に検討したい」
「防護服やマスク、手袋があれば、問題なく診療できる。課題は、協力してくれる医療従事者と人件費の確保だ」
-県や仙台市は外出自粛を要請しているが、心身の健康を保つには。
「ずっと家にいなければならないと思うと、精神的に参る。天気の良い日に1、2人で桜を見ながら散歩はいいだろう。もちろん、人混みは避けてほしい」
「感染を懸念し、定期的な受診をためらう患者がいるが、持病の悪化につながる。必要な薬はきちんともらいに来てほしい」
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202004/20200411_13027.html
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