11月のアメリカの大統領選に向けて野党・民主党の大統領候補に指名されたバイデン氏がまもなく演説に臨みます。一方のトランプ大統領はバイデン氏を痛烈に批判しました。民主党は政権を奪還できるのでしょうか。
(新谷時子記者報告) バイデン氏は自宅から車で約15分ほどの場所にある会場で「打倒トランプ」を掲げ、分断した国民の団結を訴えるとみられます。しかし、今のところバイデン氏への熱狂的な支持は感じ取れません。
世論調査上ではトランプ氏をリードしているバイデン氏ですが、その差は徐々に縮まってきています。トランプ氏に辛口なCNNの調査でも、15の激戦州で支持率が拮抗(きっこう)しています。当選すれば黒人女性として史上初の副大統領として注目されているハリス氏の効果も今のところあまり感じ取れません。
トランプ大統領:「バイデン氏は50年間、政治の中心にいて米国をめちゃくちゃにし、雇用も海外に流出させた。そんなことを続けてきて今回は改革できるだなんて信じられるか?」
一方のトランプ大統領はバイデン氏の生まれ故郷のペンシルベニア州で演説し、バイデン氏のかつての経済政策などを痛烈に批判しました。バイデン氏がスポットライトを浴びる日に合わせ、あえて生まれ故郷を選ぶというトランプ流の牽制(けんせい)です。そのトランプ氏は前回、僅差で制した激戦州を精力的に回る選挙戦を今回も展開しています。その激戦州を我々が取材すると、急速に回復する株価などを背景に、白人を中心としてトランプ氏への期待感が非常に根強い状況です。11月の大統領選挙は最後まで厳しく競り合う展開となりそうです。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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