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弧状列島,共助,社会活動再開へ…「ポストコロナ時代」の緊張感に備えるコツ

2020-05-30 13:46:15 | 連絡
<うつ病や認知症予防法か>
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小山 文彦(こやま・ふみひこ) 東邦大学医療センター産業精神保健職場復帰支援センター長・教授。1991年、広島県出身。徳島大医学部卒。岡山大病院、独立行政法人労働者健康安全機構などを経て、2016年から現職。
著書に「ココロブルーと脳ブルー 知っておきたい科学としてのメンタルヘルス」
 
「精神科医の話の聴き方10のセオリー」
 
などがある。19年にはシンガーソング・ライターとしてアルバム
「Young At Heart!」
 
を発表した。 
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日々の暮らしの中で、ふと憂うつな気持ちになった時、「ブルーだ……」と表現することがありますね。そんな「ココロブルー」の状態が長引いて、うつ病などになってしまったら、それは脳の働きに問題が生じた段階、いわば「脳ブルー」の状態です。この連載では、精神科医として、臨床で出合った症例をもとに、ココロブルーのうちに元気を取り戻すための処方箋をご紹介したいと思います。
 私は大の音楽好きでもあります。日々の仕事の傍ら、好きな音楽を聴いたり、作ったり、人前で歌ったりもしています。医師としての経験や知見が、皆さんの心にうまく染みこむことを祈りながら、毎回、ココロブルーへのサプリとして、日々の生活にちょっとした刺激や安らぎを与えてくれそうな「この一曲」もご紹介していこうと思います。
緊張」の高まりに対処するためには、うまくリラックスすること。そこで、外出時のマスク習慣が身についた今、お勧めしたい方法が2つあります。
 <1>普段よりもゆっくりと呼吸をすること。緊張が高まる時には、呼吸も早くなりがちです。この逆のモードに入るのです。大きく緩やかに(鼻から)息を吸い込めるだけ吸い込み、数秒息を止めた後に、最後までゆっくりと吐きだします。これが腹式呼吸で、特に息を吐くときに、「ゆっくり」を意識すると、自律神経のバランスが整い、リラックス効果が得られるといわれています。
<2>マスクの下で笑顔を作ること。口角を上げると、顔の表情を作る大頬骨筋(だいきょうこつきん)や眼輪筋などが動いて、笑顔ができます。心から笑わなくても、笑顔を作るだけで、脳は笑っていると錯覚し、不安が緩和され、心身の緊張が和らぐとされています。

この二つの方法は、マスクを着けているからこそ試しやすい。そして、通勤・通学、それに就業中や授業中にもリアルタイムに行えますね。
連日の緊張で疲れないためには、あえて「(帰宅後や休日に)まとめてリラックスしよう」としないことも重要です。
 〜 Plusココロブルーへのサプリ 📀この一曲 〜 
Feels So Good - Chuck Mangione  米国のトランペット・フリューゲルホーン奏者、1977年の作品。ジャズ・フュージョン系のアーティストですが、明るくも少し切ないメロディーと軽快なアレンジで、世界中で大ヒットした一曲です。ゆったりと穏やかなイントロから、少しテンポアップすると少しトロピカルな印象に。マンジョーネのフリューゲルホーンだけでなく、途中のサックス、ギターのソロもちょっとした刺激のアクセントになっています。
「ポストコロナ」の日々に向き合う私たちは、いわば「日常性のピンチ」を経験しています。従来、気軽に楽しめた憩いや集いも、取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうです。そんなピンチにあっても、誰しも自前の五感で楽しむことは忘れていないはずです。そんな多くの人の「Feel」に、やさしく寄り添う名演です。
Feels So Good – Chuck Mangione
https://www.youtube.com/watch?v=FExBwfQHXlE




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