NewYork 9.11テロ 天国から地獄へ

2011・9・11日NY Manhattanの37・38階で、私は恐怖の中に。
「歴史の生き証人」として語り継ぎたい。

Elevator

2013-10-03 08:20:01 | Weblog

 自分のマンションのエレベーターに乗った。

挨拶をして、ボタンを押してあげようかと、行き先階を聞いた。

返事がない。70歳と思しき男性。背が高く立派な風貌。だけど何と覇気のない顔。

 

定年後の人生。

楽しげな人生予告を見せられても、だれもがそれに乗れるとは限らない。「個人」尊重の時代。

きちんとした「人生マップ」はなく、自作自演で生きていかなければならない。規則通りの人生を送ってきて、今更自由な人生が与えられても乗り切れる人ばかりとは限らない。

退職後の自由な時間のある人生なんて、私たちの高度成長期に必死に働いてきた人には、経験のない事。

「自立、活動的な老後」 妻は、すでにそのステージを手に入れ、夫まで、そこに入れてあげる隙間などない。

忙しくしていないと許されないような強迫観念。人に迷惑をかけまいとする気負い。日々は、孤独で、ストレスが多いのだろう。

同じマンションの人に、ご挨拶も出来ないほど。

 

進むべき道は、まず、挨拶をすることから始めては、どうだろうか。

 

NYでは、37階に住んで居た。エレベーターに乗ると、必ず挨拶が帰ってくる。そしてにこやかな笑顔。これは、「あなたに敵愾心をもっていません。」という合図。(この笑顔を、好かれたと思う日本女性がいるのも困るが。)

気持ちがいい。それだけに他人に気を配らなければならない合衆国なのだが。

 

わたしの庭