今の時期どの鳥も繁殖に大忙しだ。このオオヨシキリは一夫多妻で、♂は自分の縄張り内に10日ぐらいの間をおいて♀を迎え入れ子育てが重ならないようにしている。子孫を多く残す知恵なのだろう。
今はアシの原へ行くとオオヨシキリが盛んに鳴いている。この鳥は一夫多妻で雄は自分のなわばりに巣をいくつか作って雌を迎い入れる。ある調査では雌が5羽という結果があるらしい。
コロナ禍で暫くどこにも出かけられないでいた。5月に一度山に鳥見に出かけたが、考えが甘すぎた。山なら人はいないだろうと思ったのが大間違い。昨年サンコウチョウやキビタキがいた所へ行ったのだが、鳥は居なく人にばかり出会うので、早々と帰ってきたのである。コロナ感染も少し治まってきたかなと思って今度は葦の生い茂っている沼へ行って見た。そこではオオヨシキリがそちこちの葦の先で一生懸命囀っていた。