野鳥見楽

野鳥を見て楽しみ、聞いて楽しみ、撮って楽しむ

カッコウ幼鳥

2023年10月25日 | ホトトギス科

自分で巣を作らず托卵するカッコウ・ホトトギス・ツツドリ・ジュウイチは鳴き声を聞けばすぐ分かる鳥だが、カッコウ・ツツドリ・ホトトギスに関しては色彩・形がとてもよく似ていて識別が難しい鳥だ。私の後ろの木に飛んできたこの鳥もカッコウなのかツツドリなのか正体がわからないでいた。そのうち後ろ向きになってようやくカッコウの幼鳥と判明した。決定打は後頭部にある白斑だ。この白斑はカッコウの幼鳥以外にはない。

カッコウやツツドリはほかの鳥が食べない毛の長い毛虫(峨の幼虫)なども平気で食べる。托卵される鳥たちにとっては害鳥なのだが人間にはとても良い益鳥だと言える。

 

カッコウが托卵する鳥は主にモズ・ホオジロ・オオヨシキリだ。この鳥の仮親は誰だったのだろう。カッコウの親たちは托卵が終えると8月にはさっさと南へ帰ってしまう。今いるのは幼鳥ばかりだ。実際ここにはもう1羽いて一緒に行動していた。段々寒くなってくる。いつ南へ帰るのだろうか。

 

 

 

 


ヒバリシギ

2023年10月17日 | シギ科

背中のV字白線を見てヨーロッパトウネンと思ったのだがよく見ると足が黒ではなく黄緑色をしていた。ヒバリシギだ。トウネンと同じくシギ類の中では一番小さい部類に入る。どことなくヒバリに似ていて可愛らしい鳥だ。


アメリカウズラシギ

2023年10月09日 | シギ科

名前の分からないシギが1羽背を向けてトウネンと一緒にいた。

ようやく横向きになったときにはツルシギが前に邪魔していた。ウズラシギに似ているようなのだが自信がない。

ツルシギがいなくなったら再び背を向けてしまった。取り敢えず写真に修めて後で調べようと撮影していたら、ハヤブサがやってきたのか逃げ去ってしまった。写真を基に調べたら、胸の縦斑は白い腹と明瞭に区切られている点、肩羽の羽縁が白く目立っている点、また背に白線があることからアメリカウズラシギと判明した。図鑑にはまれな旅鳥とあった。春と秋の渡りの途中に立ち寄るだけの短い期間、見れただけ嬉しい。今度何時みれるだろうか。