オオジュリンがアシの茎をバリバリ割りながら茎の中で越冬している昆虫を捕食していた。
河口でカモを見ていた時、頭の上をミサゴが通過して行った。双眼鏡で追いかけて行くと防波堤を超えたあたりでホバリングを始めた。急いで防波堤に上がりその場へ向かうと、そこは養魚場であった。ミサゴにとってはこんないい狩場はないだろう。養魚場の人には気の毒だが。
アオジが採餌している近くでミヤマホオジロも採餌していた。西日本では比較的多いらしいがこの地では滅多に見られない。2年前4羽ほど確認して以来だ。今回は1羽だけだったがまた会えたのは嬉しい。
ジョウビタキは中国西北部からウスリー地方一帯が繁殖地で日本には冬鳥として渡ってくる。渡ってくると雌雄関係なくそれぞれ縄張りを持つ・私の家の庭にも毎年やって来るがその年によって雄の時もあるし雌の時もある。庭木の いる虫やピラカンサの実が目当てなのだ。私はどちらかというと雄の派手な色よりも雌の方の色合いが好きだ。
ヘラサギはユーラシアやアフリカ大陸の温帯の湿地のあるところが繁殖地で、日本では冬鳥であるが数は少ない。私は宮城県のここで11年前初めて見た時から毎年渡ってきている。3羽と4羽見た年があったが殆どは1羽だけだ。特徴は何といっても名前のとおりシャモジのような大きな嘴で、これを水の中に入れて首を左右に振り嘴に触れた小魚や昆虫などの小動物を餌とする。