アシ原上空にハイイロチュウヒの雄が現われた。
夜明け前ガンが一斉に飛び立った。毎朝繰り広げられる光景とは言え、何度見てもすごい迫力だ。写真だけではなかなか伝えられにくい。見た物だけの特権だ。ここは前日(1/12)の生息調査でガン12万8500羽をカウントした宮城県蕪栗沼で今までの調査で1位だそうだ。そんなに大きな沼でもないのでさぞかしひめきあってたのだろうと思われる。この光景がが日の出までに4度ほどあった。
ガンが大部分飛び立った後にゆっくり太陽が昇ってきた
太陽をバックにガン達が舞い上がってくれたら良かったんだがそうそううまくはいかない
私の家の近くで毎年行われる小正月行事で酉小屋というものがある。ネットで調べると 「酉小屋はいわき地方に伝わる小正月行事で子供会などが主体となり、藁や竹などで小屋を建て、1月6,7日の深夜、あるいは早朝に正月飾りとともに燃やす。小屋は田んぼや空き地に建てられ、ボンデンと呼ばれる笹竹が立てられる。小屋内には、神棚が設けられ、正月様や歳徳紙が祭られる。当日夕方より、酉小屋に集まり、おでんなどを作り、正月飾りを持って来た人に振る舞う。酉小屋を燃やすのは翌日早朝に行うところが多い。この時に、酉小屋を燃やした火で、焼いた餅を食べると一年間風邪をひかないといわれる。」残念ながらこの伝統行事も引き継ぐ人や場所の問題もあって行っている所は数少ないと聞く。ここ いわき市平泉崎はこれからもずっと続けて行って欲しいと願います。
1月8日午前6時前、酉小屋に地区の方々が集まってます。残念ながらコロナ禍の影響で子供達の姿はありません。消防団の消防車も近で待機し火が入る準備が整った。
午前6時酉小屋に火が入った
小屋は一機に燃え上っていく
この日は満月の元、風もなく火は上空に舞い上がっている
小屋の孟宗竹が次々に破裂して激しい音と共に火花が飛び散った。思わず後ずさりする。すごい迫力だ。
ようやく空も白みかけてきた。
だいぶ火は小さくなったが10時ごろまで燃えているようだ。
沼べりで何かが動いていた。双眼鏡で確認するとクイナだった。周りに特化してよく見ないと分からない。盛んに水辺の餌を探していた。
突然かやの茂みに入っていった。クイナは人の声や物音など察知すると草薮などにすばやく身を隠すのだ。このときは丁度お昼の時間帯。近くの工場の方々が土手を散歩していた。こうなるとなかなか出てこない。人影がなくなるのを待つしかない。
ようやく出ててきたと思ったら足早に歩き始めた。危険を感じたらすぐ隠れる場所まで移動したのだ。