ラルフの日記

お星様になったゴールデンのラルフと昨年お空にいってしまったピレのルーク☆
そして現在、3代目のピレ、エルモの毎日です☆

二週間

2013年03月31日 15時14分40秒 | ラルフ
ラルフが逝って、明日で二週間。

ずいぶん前のことのようにも思えるけれど、まだ二週間。

ラルフロス進行中です。

ラルフの看病をしていた時は一日があっという間に過ぎて、細くなっても体重25キロあった
ラルフを抱えたり、寝返りを打たせたりしてホンの少し肩や腰が痛くなったけれど、
大変だとか、辛いとかいう思いはまったく無かった。
むしろそうやってラルフの世話をすることで、以前よりも抱きしめる回数が増えたり、
一日中ラルフの傍にいられることが幸せでした。

寝たきりになってしまったラルフが痛くないように、苦しくないように、
お腹が空かないように、
喉が渇いて不快にならないように、
寒くないように、暑くないように、
快適に眠れるように、目覚めた時に寂しくないように、
お散歩に行けなくても、庭や家の前での日向ぼっこもけっこう楽しいよ、と思ってくれるように
私たちと一緒に居ることが常に彼の安心と幸せであるように、

全力を注いでいた、 つもりだった。


でも今となっては、腫瘍が小さかったうちに別の病院にも行っていれば
違う治療法があったかもしれない、手術できなくても、あそこまで腫瘍が大きくならなかったら
もうすこし生きられたんじゃないか、とか抗がん剤が効かないと気づいた時点で腫瘍認定医のいる
病院へ行くんだった、とか今更仕方がないと重々分かっていても、こういう時は後悔の念が
ついて回る。
気持ちの中の別のところではわかってはいるのだけれど、そう思ってしまうのもしかたないとも思っている。

ほとんどが楽しそうに笑っているラルフの画像を整理しながら、
「ラルフは幸せだったよね、笑ってる写真ばっかりだし、旅行もたくさん行ったね。
ラルパパが休みの日は一日中一緒にいたし、ちょっとの外出も留守番させてるのがかわいそうで
用が済めばすぐにうちに帰ってきた。
15歳になるまで病気らしい病気もしなかった。最後の最後も私とラルパパ、ルークも一緒に見送れたし。」
そうやってラルフにとって良かったと思うことをひとうひとつ自分に言い聞かせて、気持ちを
落ち着かせる毎日。

ルークも、何故か初七日がすぎるまでは散歩に行こうとしても家が見える範囲から出たがらず、
車で違う場所に連れて行って気分転換させたり、ラルフとは行ったことがない公園や海辺に行ってみたり、
といっても狭い町なのでそんな場所も1ヶ所しか思い当たらなかった。
でもこの一週間はいつもの散歩コースを歩いてくれるようになり、ラルフが寝たきりになってから
ラルフを守ろうと傍を離れなかったルークだから、もしかしたら初七日のうちはラルフが家の中に
居たのかもしれないな・・・。


ラルフが亡くなった日。お別れに来てくださる人がいないときはこうしてラルフを守るように傍に居た。


ラルフはそこに居る? 今も時々遺骨の前でじっと写真を見つめている・・・(;;)



玄関に出しっぱなしだったラルフのカートを片付けた日、
カートに敷いてあったマットを洗って畳んでおいたらそこに顔を乗せて寝ていたルーク。
ラルフに会いたいよね。

私たち同様に、ルークも寂しくて仕方ないのだと思う。
いつも一緒だったんだからあたりまえだよね。


涙が枯れるのはまだまだ先のことで、「あまり泣いてばかりいるとラルフが成仏できないよ。」と
言われたり、でもわがままな飼い主は成仏しないでうちに居てくれるんだったら居てほしい、と
思ったり、「ルークがかわいそうだからいつまでもメソメソしてはだめ」と言われるけど、
けしてルークをないがしろにしているわけがなく、ルークの寂しさも伝わってくるから、むしろ
以前より甘やかしてもいて、一日中、どこに行くにも一緒にいる。
だから、悲しいときは私は我慢しないで泣こうと思う。

そのうち泣くことにも疲れてくる日が訪れると思う。



優しい表情のラルフ。腫瘍が見つかってすぐの頃。


私がいつか、そっちに行ったらまた会えると信じてるから、ラルフそれまで待っててね



追伸
みなさんからラルフに頂いたたくさんの綺麗なお花、一日でも長く咲いていてくれるように
手入れをすることで随分と気持ちが安らぎます。
遅くなりましたがまずはこの場にてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
ラルフも綺麗なお花に囲まれて喜んでいます





おかえり

2013年03月22日 00時01分50秒 | ラルフ
3月19日

前日までの春の嵐が嘘のように、穏やかに晴れ渡った午後。
ラルフの兄弟ファミリーのセナママさんから「お花で埋め尽くしてあげて。」といただいた
色とりどりのスイートピー、ラルフの幼なじみのべっちゃんちのべっちさんから春らしい色合いの
トルコキキョウとおやつ、ご近所のお友達からも、たくさんのお花。
ラルフが大好きなおばちゃんの春キャベツ、姪が作ってくれた折り紙のボール。
ラルフが大好きな人たちからの大好きなものを持たせて、虹の橋の袂へと行かせました。




そして小さくなって戻ってきたラルフ。

3月20日
15歳5ヶ月の月誕生日。



帰ってきてるよね?




たからもの

2013年03月19日 02時25分19秒 | ラルフ
3月18日(月)

朝から強い春風が吹き荒れていました。

午前7時38分

わたしたちの大切な大切なたからもの

ラルフが虹の橋の袂へと旅立ちました。
15歳4ヶ月29日でした。

悪性腫瘍とわかって4ヶ月と少し、ラルフは本当によくがんばりました。

応援してくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。





これからも、「ラルフの日記」は今までアップしていなかったことや、ルークの日常などを
今までどおり不定期ですが続けていこうと思います。

これからもよろしくお願いいたします。

がんばっています 3

2013年03月17日 00時28分19秒 | ラルフ
余命1週間くらい・・・と言われてもうすぐ2週間。
20日の月誕生日、迎えられるかどうかわかりませんが、ラルフはまだがんばっています。


12日火曜日
破裂した患部の洗浄、消毒を毎日数回していても、急に20度を超える日が続いたりすると
すぐに痛々しさが増す状態になってしまいます。
食欲があって、意識もはっきりしているのでけして快適ではないだろうと思うとかわいそうで
たまらなくなります。

そこで思い切ってラルフがパピーから13歳までお世話になっていた、家から一番近い病院に電話をしました。
そしてとりあえず看てみないと、ということで
次の日の13日にラルパパと寝たきりのラルフを連れて行き
先生に延命措置ということではなく「今を快適に過ごさせたい」と告げると、先生も
医療処置となるとステロイドや抗生物質飲ませるくらいしかできないけど、と言いながら
聴診器を当て触診、するとおしっこも溜まってるなぁ・・・と言い
排尿してもらうと、出るわ出るわ、確かに朝、午後、夕方に外に出して
排泄させるといっても今までのおしっこの量に比べたらぜんぜん出したりないでしょう。
そして患部も「汚いところ取って洗いましょう。」と神経も無くなって黒くなったところを
専用のハサミでバチバチ切り始め・・・そして奥のシャンプー台に寝かせると
患部をきれいに洗ってくれました。
そして当のラルフは痛がる様子も無く気持ちよさそうに診察台の上ですぴすぴ寝息をたてていました。

16日土曜日
あれから3日。
私たちではなかなか強制排尿がうまくできず、再度病院に行って排尿と患部の洗浄。
それまで少し呼吸が苦しそうだったラルフが今は気持ちよさそうに寝息をたています。

2年ぶりに連れて行ったら瀕死に近い状態のラルフになっていて先生も驚いたと思うけれど、
思い切って行ってみてよかった・・・。


14日のラルフ。おしっこ出して傷口も洗ってもらってスッキリ
体を伸ばして呼吸も楽そう。顔つきも穏やかです

昨日の夜から食べなくなったのか食べられなくなったのか、固形のものを口にしなくなり、
水とゼリータイプの経口補水液、流動食になりました。

がんばっています 2

2013年03月09日 00時53分04秒 | ラルフ
3月3日、4日にかけての深夜、大きくなり続けていた憎い肥満細胞腫がとうとう破裂してしまいました。

4日、かかりつけの病院に行くと、もうできることは患部の消毒のみ。

でもラルフの「もう何もされたくない。」
私たちの「もう注射や外科的処置など痛いことは何もさせたくない。」
先生の「もう何かをしても何も変わらない。」と三者の結果的意思が一致しました。

そして余命一週間とも言われました。

でも、今日3月8日の時点でほぼ寝たきりになりましたが、朝、昼、夕食、間食2回を少量ずつながら
ちゃんと食べ、友人や近所の方や妹やその子供たちもお見舞いに来てくれると顔を上げたり
少しだけしっぽを動かしたりするんです。

破裂した患部は見ていて痛々しい限りですが、いちばん頑張っているのはラルフ。
あとどれくらいかわからないけど、一緒にいられる時間を無駄にしないように、後悔しないように・・・


3月5日、朝のラルフ


がんばっています

2013年03月02日 06時00分43秒 | ラルフ
3月1日、関東地方は春一番が吹いて暖かい一日でした。

でもこの強風をもたらす低気圧は私のように喘息や他にも偏頭痛や心臓疾患など持病に持つ人には
ちょっと辛いですよね。
その気圧の変化は人間だけではなく、
具合が悪い動物たちにも影響を与え、ラルフもそれに漏れず
26日㈫に体調が急変しました。

ラルフはすでに立ち上がりや食事に補助が必要になっていたのですが
その日は午後になってもあまり動かず、目の輝きや表情も今ひとつ・・・ちょっとおかしいな、と思って
すぐに病院に連れて行きました。
やっぱり具合が悪かったみたいで、病院に着くまでの車中と着いてからの待合室で
順番待ちの間にも床に溜まるくらい鼻血を出しました。

血液検査をすると敗血症の一歩手前というかほとんど敗血症、自宅で様子を見るなどしていたら
この1~2日でダメだったようです。
当然、抗がん剤も投与できる状態ではなく、抗生物質と補液を点滴しました。

前回書いたイマチニブは効果が出るのが遅く、また小さいけれど数箇所に飛んでしまったような
肥満細胞腫にはテキメンの効果があるらしいのですが、ラルフのように巨大なものには、
また高齢ということもあって、期待できるような効果がないかもしれません、ということを
先生もいろいろと調べてくださり、今までのビンブラスチンも続ければ当然に効果が出なくなり
負担がかかるだけなのでラルフの体調を見ながら治療していきましょう、と前回の通院で
話したばかりでした。

本当に、「急変」とはまさにこのことですが幸いなことにこの状態でもごはんを食べる、
しかも一日のトータル量は元気な時とほとんど変わらず(^^;
さすがゴールデン、この食欲恐るべし・・・

ただ、この憎い肥満細胞腫はここぞとばかりに増殖し続けていて、昨夜はラルフの皮膚の
伸びしろに限界が来てしまったようで、喉の皮膚が少し破れてうっすらと出血し始めてしまいました(;_;)

でも寝る前の夜食はしっかり食べましたよ

決して「元気です」とは言えないけれど、排泄に行きたくなれば、自力で立とうとするし(立てないけど)
数歩歩いては足がもつれてへたりこんでも「ぼく、もう無理です」って表情をしていない(ように見える)
そして少しするとまた自分で立とうとする。
もちろん絶対に無理はさせませんが。

こんな感じでこの数日間、ラルフはがんばっています。


2月20日、15歳4ヶ月の月誕生日の日。お散歩コースの折り返し地点で可愛い笑顔


25日、人工芝の上でルークと日向ぼっこ。この日はまだ普段と変わらず


27日~28日 肥満細胞腫が大きくなって顔も浮腫んでしまっています



今朝、病院に行く前。朝ごはんをしっかり食べて満足
自力では立てなくなってしまったけど、まだ目力があるでしょう?
朝ごはんは馬肉120g、卵焼きはちみつがけ、かぼちゃ少しを平らげました