ラルフの日記

お星様になったゴールデンのラルフと昨年お空にいってしまったピレのルーク☆
そして現在、3代目のピレ、エルモの毎日です☆

15歳7ヶ月の月誕生日とあの時のこと。

2013年05月20日 23時42分16秒 | ラルフ

ラルフが亡くなってから2ヶ月。

ラルパパは、ラルフが居たこと自体が夢を見ていたような気持ちになる、と言い
私はラルフが死んだことが夢であってほしいと今も思う。

ラルフが亡くなる数時間前、3月17日の夜、ラルフはまだちゃんと意識があって、
私やラルパパを目で追っていた。
その前日、16日から固形物をほとんど食べなくなって、サイコロ状の馬肉を2個と
OS-1を少し。
それから病院で患部の洗浄と排尿をしてもらったらすごく気持ちよさそうな顔になって
呼吸も深く安定していたから、あんなに急に悪くなるなんて思いもよらなかった。

17日の朝、大好きなチーズを鼻先にもっていっても食べようとしなかったので
その日は2時間おきくらいに何度か食べさせようとしたけれど、ラルフが口にしてくれたのは水分だけだった。
無理に食べさせて肺炎でも起こしたらいけないので、その日はこまめな水分補給をしながら
たくさん話しかけて、暇さえあればラルフを撫でながらずっと顔を見ていた。

夕方になっても何も食べてはくれなかったけど、呼吸も安定していたし、
手足を触ってもいつもと変わらず暖かかったのに。

夜になって、ラルフの呼吸音がいつもと違う音になりはじめていた。
鼻が詰まって、鼻の中で鼻水が行ったり来たりしている感じで
辛そうだったからラルパパが急いでドラッグストアで赤ちゃんの鼻水を吸い出す簡易ポンプみたいなのを
買ってきたけど役に立たず、結局鼻の浅い位置にある鼻水だけを綿棒で少しずつ取り除いてやったり、
蒸しタオルをマズルに当ててやったりすることしかできなかった。
時間とともに、だんだんと呼吸が苦しそうになって、目もうつろで意識も朦朧としてきたラルフ。
それなのに、体をさすってやることと気休めくらいに鼻水をとってやること、口をシリンジで
湿らせてやることくらいしかできなくて、
「ラルフ、ごめんね、どうしたらいい?まだいかないで、どうしよう、ラルフ、
苦しい?・・・」と文章にならない気持ちが単語だけ、支離滅裂に頭の中をぐるぐるしていた。

深夜12時すぎ、ラルフが初めて寝たままう○ちをだした。
少しだけ、おしりの飾り毛が汚れたのでラルフをラルパパが作った乗せたままシャンプーが
できる担架に二人で乗せて
お風呂場へ行き、そのままラルフのお尻を洗った。
そのあとも鼻が苦しそうだったので綿棒で固形に近い鼻水を取り除いてやると少し呼吸が楽そうになったから、
ラルパパと交代でラルフの傍で仮眠をとっていたけれど、18日午前4時すぎあたりから
今までと様子が異なりはじめ、二人で起きていた。
その時点で、もうお水も口にしなくて、呼吸だけが苦しそう。
マッサージをしたり話しかけたり、どれくらい時間が経ったのかもわからなくて、
外はすっかり明るくなっていたけどその時はもう、二人とも涙でぐしゃぐしゃだった。

朝7時すぎ、意識はほとんどなく、苦しそうな呼吸に思わず「ラルフ、もういい。
もう頑張らなくていいんだよ、ありがとうね、早くいきなさい。」と泣きながら言い、
ラルフを二人で抱きかかえて撫でていると、ラルフは大きく息を吸ったかと思ったら呼吸が止まった。
私たちは「早くいきなさい。」そう言ったはずなのにいざ呼吸が止まったら、
「ラルフ!だめ!息しなさいっ!ラルフ!息してっ」と言ってラルパパはラルフの口に手で息を
吹き込んだ。
するとラルフの呼吸がもどった。
でも、その数分後、だんだんと呼吸も鼓動も弱くなって、もう「ラルフ、ありがとね、ラルフ・・・」と
小さく名前を呼ぶことしかできなくて、ラルフの虚ろだった目がその時ははっきり私たちを見ていて
「あぁ、本当にいっちゃうんだな。」と思って、ラルフはまた大きく息を2回吸うと

呼吸が止まった。

そのあと私の手で感じ取っていたラルフの鼓動が、トク、トク、・・・トク・・・・・トン と
静かに終わった。





3月15日のラルフ
寝がえりを打たせるついでに、「ラルフ~~~」と抱きかかえたり、
赤ちゃんにするように抱きしめたりしてたけど、ちょっと迷惑顔?




生きていたら今日は15歳7ヶ月の月誕生日。
死んだ子の誕生日を数えてもしょうがないでしょう?!という人もいるけど、ほっといてくれ。

遺影のラルフは、可愛いままの、今も私たちの宝物



ラルフが居なくなっても、ラルフの傍がいいんだよね。

近頃はこんなふうに、パピーのような表情をするようになりました