奥武蔵を駆け抜ける西武鉄道 池袋線の特急ラビューは、私のカメラ(コンパクト・デジカメです)の良き被写体でもあります。
撮り鉄さんたちのように、三脚に望遠レンズという重装備で、線路の脇で今か今かと電車を待ち構えるのではなく、散歩コースの途中で、うまく出会えたらシャッターを押すというスタイルは、奥武蔵の住人ならではの特権と言えるかもしれません。
ちなみに、ラビューというのは西武鉄道が特急電車用に開発した「001系」車両の名称で、運行上は、池袋・西武秩父(せいぶちちぶ)間全線を結ぶ特急は「ちちぶ」。池袋・飯能(はんのう)間を結ぶ特急は「むさし」という名称が使われます。
普段、散歩がてらに見かけるラビューは、もっぱら「ちちぶ」なのですが、特急電車は私の最寄り駅は通過してしまうので、私自身じつは残念ながら、ラビューにはまだ乗ったことがありません。
鉄道大好きな孫が遊びに来た時には、運転開始記念にもらった大切なラビューの小旗を持って、近くの見通しの良い小さな踏切へラビューの通過を見に出かけます。孫が足を踏ん張り、近づいてくる電車に向かって、このラビューの小旗を頭の上で精いっぱい振ると、運転士さんが小さくプワ~~ンと警笛を鳴らしてくれます。
ごくまれに素通りされることがあっても、孫は「運転士さん、きっと忙しくて、それどころじゃなかったんじゃない?」などと思いやる優しい鉄道ファン(鉄ちゃん)に成長してくれたことが、私には嬉しい限りです。
12月に入り、今年撮影した写真を振り返ってみたら、ラビューの写真がかなりありましたので、いくつかを掲げることにしました。
(写真上)© 高麗(こま)3号踏切から。通称「高麗カーブ」
(写真上)© 高麗~武蔵横手間。
(写真上)© 高麗4号踏切を通過するラビュー。
(写真上)© 武蔵横手駅でのすれ違い。左は臨時特急むさし。右は定時特急ちちぶ。「むさし」は通常、飯能までの運転で、秩父まで延長運転する機会は、観光のオンシーズンのみ。
(写真上)© 武蔵横手駅。珍しい右側通行でのすれ違い。左は臨時特急むさし。右は定時特急ちちぶ。
(写真上)© 高麗~武蔵横手間。
(写真上)© 細い道の先に顔をのぞかせたラビュー。お気に入りの1枚!
(写真上)© 池袋から 50.0 キロ地点。
(写真上)© 高麗3号踏切を通過するラビュー。
(写真上)© 武蔵横手~東吾野間。下を流れるのは、高麗川。
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