11年1月元旦 土曜日 01/01・各社社説
新年おめでとうございます。
今年もお引き立てのほど宜しくお願い致します。
ごまめの翁
昨年は私にとってはあまり良い年ではなかったようだ。春には大腸ガンの手術、抗ガン剤の治療で苦しみ、そして年の締めくくりに身内に不幸があり、それが終わったと思えば、30日よりノロウィルスで嘔吐下すが三日も続き、昨日は各社の社説を休んでしまいました。
読者の皆様にお詫びいたします。
今日は産経のみ社説が見当たりませんので割愛させて頂きました。
各社とも日本の将来を憂う社説のようです。矢張り気の重い新年の始まりが平成23年の元旦だと云えます。
朝日新聞(社説)
今年こそ改革を―与野党の妥協しかない(ここからお入り下さい)
なんとも気の重い年明けである。
民主党が歴史的な政権交代を成し遂げてから、わずか1年4カ月。政治がこんな混迷に陥るとは、いったいだれが想像しただろうか。
長い経済不振のなかで、少子高齢化と財政危機が進む。先進国の苦境を尻目に新興国は成長軌道へ戻り、日本周辺の安全保障環境が変化しだした。政治はこれらの難問に真剣に取り組むどころか、党利党略に堕している。そんなやりきれなさが社会を覆っている。
■人類史で初の体験
■もう財政がもたない
■民主は公約を白紙に
読売新聞(社説)
世界の荒波にひるまぬニッポンを 大胆な開国で農業改革を急ごう(ここからお入り下さい)
四海の波は高く、今にも嵐が襲来する恐れがあるというのに、ニッポン丸の舵(かじ)取りは甚だ心もとない。このままでは漂流どころか、沈没の危険すらある。いったい、我々はどこへ行くのか。
菅首相率いる民主党主導の日本の政治には、こんな不安がつきまとう。
新しい年に希望をふくらませ、日本人であることに自信と誇りを持てるニッポンをどう築くのか。この問いに答える、強靱(きょうじん)な政治指導力が求められている。
◆日米同盟の強化が必須◆
◆経済連携参加を急げ◆
◆消費税率上げは不可避◆
◆懸案解決へ政界再編を◆
毎日新聞(社説)
2011 扉を開こう 底力に自信持ち挑戦を(ここからお入り下さい)
写楽や歌麿なかりせば、浮世絵は世界的な広がりをもつ強力な日本ブランドになっていただろうか。
2011年、卯(う)年の新年である。元気をなくしているといわれる日本の底力について考えてみよう。
謎の絵師といわれる東洲斎写楽が鮮烈なデビューを果たしたのは1794(寛政6)年だった。歌舞伎の夏興行に合わせ役者絵28枚が一挙発売されるという破格の扱い。役者の表情を強烈に描いた「大首絵(おおくびえ)」に江戸っ子は仰天したらしい。大首絵は2年前から喜多川歌麿が美人画で採用し大人気を博していたものだ。
◇写楽、歌麿で再起の勝負
◇元気を引き出す仕掛け
産経新聞(社説)お休み
日経新聞(社説)
世界でもまれて競争力磨く志を再び(ここからお入り下さい)
めでたいとは言い難い年明けだ。
日本経済はリーマン・ショックを何とか克服したものの、本格的な回復への手掛かりをつかめないままに年を越した。この20年の名目経済成長率は年平均でわずか約0.5%。公的な借金残高は3.3倍に増え、先進国で最悪だ。経済の地位低下が安全保障も脅かす悪夢を、日本人は尖閣諸島問題などでみた。
この停滞は放っておいて自然に解消するものではない。
■過信もあきらめも捨て
■八方美人の政治は有害
東京新聞(社説)
年のはじめに考える 歴史の知恵 平和の糧に(ここからお入り下さい)
新しい年を迎えました。希望や期待に胸躍るより、先行きへの不透明感や不安が込み上げてくるのは、日本を取り巻く内外環境が厳しいからでしょうか。
北朝鮮が韓国を砲撃した朝鮮半島の緊張は解けません。日本を抜き世界二位の経済大国となった中国は海洋進出を強めています。
政権交代で誕生した民主党の鳩山政権は、経済の国境がなくなるグローバリゼーションの果てに「東アジア共同体」を創成する夢を語りました。しかし、成長する中国やインドなど新興国は軍拡を進めナショナリズムが高まり、主権や領土の主張を強めています。
◆主権と領土の覇権競う
◆対外進出を促した怒り
◆貴重な外交資産生かせ
新年おめでとうございます。
今年もお引き立てのほど宜しくお願い致します。
ごまめの翁
昨年は私にとってはあまり良い年ではなかったようだ。春には大腸ガンの手術、抗ガン剤の治療で苦しみ、そして年の締めくくりに身内に不幸があり、それが終わったと思えば、30日よりノロウィルスで嘔吐下すが三日も続き、昨日は各社の社説を休んでしまいました。
読者の皆様にお詫びいたします。
今日は産経のみ社説が見当たりませんので割愛させて頂きました。
各社とも日本の将来を憂う社説のようです。矢張り気の重い新年の始まりが平成23年の元旦だと云えます。
朝日新聞(社説)
今年こそ改革を―与野党の妥協しかない(ここからお入り下さい)
なんとも気の重い年明けである。
民主党が歴史的な政権交代を成し遂げてから、わずか1年4カ月。政治がこんな混迷に陥るとは、いったいだれが想像しただろうか。
長い経済不振のなかで、少子高齢化と財政危機が進む。先進国の苦境を尻目に新興国は成長軌道へ戻り、日本周辺の安全保障環境が変化しだした。政治はこれらの難問に真剣に取り組むどころか、党利党略に堕している。そんなやりきれなさが社会を覆っている。
■人類史で初の体験
■もう財政がもたない
■民主は公約を白紙に
読売新聞(社説)
世界の荒波にひるまぬニッポンを 大胆な開国で農業改革を急ごう(ここからお入り下さい)
四海の波は高く、今にも嵐が襲来する恐れがあるというのに、ニッポン丸の舵(かじ)取りは甚だ心もとない。このままでは漂流どころか、沈没の危険すらある。いったい、我々はどこへ行くのか。
菅首相率いる民主党主導の日本の政治には、こんな不安がつきまとう。
新しい年に希望をふくらませ、日本人であることに自信と誇りを持てるニッポンをどう築くのか。この問いに答える、強靱(きょうじん)な政治指導力が求められている。
◆日米同盟の強化が必須◆
◆経済連携参加を急げ◆
◆消費税率上げは不可避◆
◆懸案解決へ政界再編を◆
毎日新聞(社説)
2011 扉を開こう 底力に自信持ち挑戦を(ここからお入り下さい)
写楽や歌麿なかりせば、浮世絵は世界的な広がりをもつ強力な日本ブランドになっていただろうか。
2011年、卯(う)年の新年である。元気をなくしているといわれる日本の底力について考えてみよう。
謎の絵師といわれる東洲斎写楽が鮮烈なデビューを果たしたのは1794(寛政6)年だった。歌舞伎の夏興行に合わせ役者絵28枚が一挙発売されるという破格の扱い。役者の表情を強烈に描いた「大首絵(おおくびえ)」に江戸っ子は仰天したらしい。大首絵は2年前から喜多川歌麿が美人画で採用し大人気を博していたものだ。
◇写楽、歌麿で再起の勝負
◇元気を引き出す仕掛け
産経新聞(社説)お休み
日経新聞(社説)
世界でもまれて競争力磨く志を再び(ここからお入り下さい)
めでたいとは言い難い年明けだ。
日本経済はリーマン・ショックを何とか克服したものの、本格的な回復への手掛かりをつかめないままに年を越した。この20年の名目経済成長率は年平均でわずか約0.5%。公的な借金残高は3.3倍に増え、先進国で最悪だ。経済の地位低下が安全保障も脅かす悪夢を、日本人は尖閣諸島問題などでみた。
この停滞は放っておいて自然に解消するものではない。
■過信もあきらめも捨て
■八方美人の政治は有害
東京新聞(社説)
年のはじめに考える 歴史の知恵 平和の糧に(ここからお入り下さい)
新しい年を迎えました。希望や期待に胸躍るより、先行きへの不透明感や不安が込み上げてくるのは、日本を取り巻く内外環境が厳しいからでしょうか。
北朝鮮が韓国を砲撃した朝鮮半島の緊張は解けません。日本を抜き世界二位の経済大国となった中国は海洋進出を強めています。
政権交代で誕生した民主党の鳩山政権は、経済の国境がなくなるグローバリゼーションの果てに「東アジア共同体」を創成する夢を語りました。しかし、成長する中国やインドなど新興国は軍拡を進めナショナリズムが高まり、主権や領土の主張を強めています。
◆主権と領土の覇権競う
◆対外進出を促した怒り
◆貴重な外交資産生かせ