もう北海道以外では夏休みが始まったらしく、ラジオでは『夏休み科学電話相談』が始まりました。
学校前の子どもから小学生までの子どもたちからの質問に、その道の専門家が、子どもたちにわかりやすく説明してくれる番組です。だいぶ以前からあるのでもう40年くらいはやっているのではないかな?
ここで、「あぁ、そうか!今時の人みたいに検索すればいいんだ」と気づき、検索。
1984年からやっていて今年で34年目なんだね。
先日の放送では、「虫かごから逃げたカブトムシを洗濯機で洗ってしまったけど生きてた。なんで?」なんていう質問に、「カブトムシは気門というところで呼吸していてそこを閉じることができるから、溺れ死ぬことはないんだよ」という回答があり、聞いていた私もびっくりしました。
それ以上に深く唸ったのが、「なんで、雌花と雄花に分かれている植物があるのですか?」という小学校6年生からの質問に、植物の専門の先生が、「植物の花には、おしべとめしべがあるけど、いろんなほかの花の性質と混じり合って生き残れるように、自分の花の花粉はめしべにつかないように時期をずらして出てきたり、くっつかないようにめしべだけ高くなっていたり、いろいろ工夫してあるんよ。それで、もっとほかの花と交わるためにはどうしたらいいだろうと、雌花と雄花を持つ植物も生まれたんよ。」と、『雌雄同株』、『雌雄異株』の言葉も説明しておられ、「そうだったんだ…」と60歳の少年も深く納得。甲南大の先生のゆるぅい話し方もいいんだよなぁ。
この時期、子どもたちの何にでも不思議を感じる新鮮な感性と、それに真剣に向き合う専門家の皆さんの巧みな回答に、自分自身、新たに創り変えられるのを感じて、暑くも新鮮なひと時を送ることができています。
でも、ラジオだから、私の友達みたいに、ろう者は聞けなくて残念だね。『夏休み科学電話相談』、今は本とかになっているかもしれません。とっても新鮮な気持ちになれるのでおススメです。