超大型の台風一過・・・看板が飛んだりビワの木が倒れかかるなどちょっと慌てましたが、
気を取り直して「巡らひの美し」のご紹介です。
いつも穏やかな中正人さんの絵には、周りの人や動物、身近な人たちと訪れた山や魚釣りの様子などがしばしば描かれます。
今回ご紹介する絵も、アトリエひこの仲間の松本国三さんや
長いおつきあいの恩師であるむら塾・村中先生の奥さまを描いています。
「くにちゃん」 2016 47×65cm 紙にソフトパステル
「青いあんさん」2016 54×38cm 紙にアクリル
「あんさん」の絵は、ちょっと怖い感じです。
アトリエひこの石崎さんによると、「あんさん」はだんだん女神さまのようになってきている、とのことですが、
確かに女神像には、近寄りがたい畏れがあるものです。
自分の身辺の人やものごと、自然の在りようを、きちんと受け止めてやりとりする感受性を持っている中さん。
そうして受けた事柄を、心の中に留めて育てていく、中さんのそういうやさしさはかっこいい。
中さんの作るものには、彼がずっと培ってきた、ゆるぎのないやさしさや穏やかさと、
豊かな感情が伴った明快さが、はっきりと表れているように思います。
「巡らひの美し 祈りと光 ― アトリエひこの作品より」
2017年11月3日(金・祝) -11月20日(月)
金、土、日、月曜日の11-18時(火、水、木曜日は休み)
よろず淡日のギャラリー
【アトリエひこの石崎さんと茶話会】
11月5日(日) 14時-16時頃
茶菓代 200円
*参加ご希望の方は、淡日までご連絡ください。受付中です