山手線などでは両端のTcが冷房車で、隣りのMM'は非冷房であるため、冷房車であるのにもかかわらず冷房が使用できない編成がありましたが、この横浜線においてもこのようなキセル編成が多くありました。このようなキセル編成はおおよそMM'がウグイス色で1ケタ、2ケタの車両番号の車両が多く見られました。
横浜線もよく好んで103系を選んで乗車していましたが、時々73系にも乗車しました。南武線は駅間距離が短いのであまりスピードが出さませんが、横浜線ですと長いため、吊りかけのモーターを駆使して高速で走る音を聞くことができ、南武線の73系では味わえない体験ができました。
先日の記事で、青梅・五日市線の青色の103系を初めて見てビックリという記事を掲載しましたが、拝島で撮影した青色の103系の写真が出てきました。この時期、東京郊外の路線である南武線では、黄色とオレンジ色や黄色と青色の混色編成、横浜線ではウグイス色と青色の混色編成、青梅・五日市線ではオレンジ色と青色の混色編成が見られ、73系同様に101系や103系も都落ちする車両が多くあり、とても滑稽な姿を見せてくれました。
鶴見線の73系は首都圏では最後まで残り、昭和55年1月まで活躍しました。南武線や横浜線で73系が去ったあとも、学校が終わったあとにこの鶴見線の73系に時々乗りに行きました。写真はクハ79の920番台で、よく全金車を中心に撮影していました。