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Max爺のひとり言

のこり少ない日々の記録
~でもまあ いろんなことをやってきたなあ~

モールスの聴き取り練習 ~CWFreak~

2021年03月06日 | アマチュア無線

ハンディー機での交信をし始めたので、そろそろモールス信号で交信するための準備を始めました。

送信の方は、これまでに作った電鍵を叩きながら練習しているので、少しは打てるようになったと思います。

一番の問題は、受信です。 信号を聞いたら、即、それをアルファベットに直して意味を取るのです。 その前に、お相手のコールサインが正確に聞き取れなければ、通信できないのです。

コールサインの聴き取り練習用の、CWFreak というフリーソフトを入れています。 なかなか良いソフトですので、これを使ってモールス信号の聴覚を鍛えます。 このソフトの開発者に大感謝を送ります。

通常は、コールサイン 6~8文字の音が聞こえてきて、それを入力欄に入れてEnterキーを押すと、Great(正しい)、So-So(まあまあ)、Bad(だめ)、Terrible(はちゃめちゃ)、などの評価が出てきます。 入力が1文字でも合っていれば、その部分は〇かXか教えてくれます。 だから耳に残った音は、とにかく入力します。

この方法を漫然とやっていても上達しそうにありません。複数の文字が続いてやってくるので、ちょっと1文字ひっかかると、考えている間に次の文字、次の文字が聞こえてくるので、頭が混乱します。 スピード(WPM)を落としてやっても、この引っかかりがあると同じことになります。

良いソフトなのですが、初期段階の聴覚を鍛えるには、ちょっと工夫がいるようです。 1音聞いたら瞬時に1文字が浮かんでくることが必要なのです。

そこで、一工夫しました。

このソフトには、信号音の基になるファイルがあって、そこに文字列を書いておけば、その通りに音を出してくれる機能があるのです。 文字列の順番はランダムに選んで音をだしてくれます。 だから、好きな順に書いておけばよいのです。

ただし、ソフトを立ち上げた後、どの信号ファイル(.spcファイル)を使うかを指定する必要があります。 この指定をしない場合は、Defaultのコールサインの信号ファイルが選択されるようになっています。

CWFreakの「File」タブで、「External spc 」をクリックするとファイル一覧が表示されるので、目的のspc ファイルを選択します。

そこで、ワシは、同じ符号が3回づつ鳴るように、信号ファイルを作成しました。 下記スクリーンショット。 (2回づつだって良いんですよ~)

信号ファイルは、メモ帳で作成して、拡張子を .spc として保存すれば選択できるようになります。 alphabet.spc という名を付けました。  これを CWFreakのフォルダー内に保存します。

基本、このソフトはコールサインを聞き取ることを第一義としていますから、オプションとして、音声に DE(こちらは・・・という慣用句)を頭に付けるかどうかのオプションがあります。 今回文字の聴覚の訓練ですから、いちいちDEが入ると煩わしいので、下記、赤丸の部分(DEを付ける)のチェックを外します。 この画面は、CWFreakの「File」タブ=>「Setting」を押すと出てきます。

そして、スピードを20 wpm以上くらいに上げて、聴き取り練習を繰り返します。 同じ文字が3回づつ聞こえますので、音感と文字を結びつけて覚えるのです。 1回聞き逃しても3回なるので安心感もあります。 この音はWだな~、てな感じでね。

下記は、実行中のスクリーンショットです。 3文字づつの音ですから回答も3文字づつ入力します。 Greatが並ぶと気持ちいいですよ~。

慣れてきましたら、自分はどの文字に対して弱点があるか、というのが分かってきます。 例えば、ワシの場合・・・

Y、W、G、V、B、X、Z、R、K、D、等が間違いやすい文字になりますので、今度は音声信号ファイルを、これら間違いやすい文字の組み合わせとして作成して訓練します。 例えば、spc ファイルの内容を次のように記述して繰り返し練習します。

YW
GV
BX
ZR
KD
WG
VB

等々・・・

しばらく続けると脳の神経がオーバーヒートして麻痺しそうになりますので、少しやったら休憩をいれます。

他に、アルファベットと数字を1文字づつ縦に並べた spcファイルで、高速で実行して瞬時に音を聞いて文字が浮かんでくるようになったらしめたものです。 1文字づつは時折エラーを起こします・・・

合調音のことですけど、この練習で音を聞いて、即、合調音が浮かんでくるのは、L (合調音 レディーガガ)6(合調音 ろうそく立て)くらいで、他は、”音=文字” になるように鍛えています。 合調音が「何だったかな~」なんて考えだすと、そこでまたストップしちゃいます。邪念はゼロにせねば・・・あくまで 音=文字 が基本です。

そして、音=文字 変換に、十分慣れたなと思ったら、コールサイン用のSpcファイルに戻して、DEを付けるオプションに戻して、スピードを調節して、コールサインの聴き取り練習に進むのです・・・あ~・・・

このソフトのいい点は他にもあります;

・オプションA: 繰り返してもスピードは自動で変わりません。止めたいと思うまで続けられます。 スピードを上げるにはWPMの数字を増やせばいいのです。

・オプションB:正解を続けるとスピードが自然に速くなるようになります。間違うと遅くなります。 どの程度早くするか、遅くするかは、上述の「Setting]パネルに指定があります。 このオプションでは、デフォルトでは、音は10回が1ショットで、1ショットごとに正誤成績が表示されます。 この1回のショット数もSetting画面で変更ができます。

・コンペティション:コンテストモードのLogファイルをセンターサイトに送ると、ユーザー全体中のランキングが分かります。 このモードでは自分の緊張度が上がりますね。より真剣になります。

結構遊べますよ・・・これ、作った人も使う人も・・・ CW Freak(CW狂い、CWきちがい)ですから・・・

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