完成したマルツの4チャンネルメモリーキーヤー(エレキー)は、便利に使えているんだが、PCのDSCWに入れてみたが音が入らない。 DSCWというのは非常によくできたソフトで、Digital Sound CWといいます。 モールス音をマイクで入力して文字に複号できます。 従って打鍵(送信)練習しながら符号を覚えるのにうってつけなのです。
先に作ったKey-Soundでは次のようなインターフェースでうまく音が入っているのだが・・・
・Key-Soundのインターフェース
Key-SoundのYear Phoneジャック => ステレオ電線(3極) => 4極変換プラグのマイク端子 => PCの4極コンボジャック(DSCW)
聞く方は、
4極変換プラグのPhone端子 <= 片耳用モノラルイヤホン
Key-Soundで電鍵を打つとモノラルイヤホンから音が聞こえ、かつ、DSCWも反応して正しく複号してくれる。
同じように、メモリーキーヤーを次のようにつないでも音も聞こえず、DSCWも反応しない。 PCに音が入っていない。
メモリーキーヤーのPhoneジャック => 片耳用イヤホン
では、きちんと音は聞こえている。
・メモリーキーヤーのインターフェース
メモリーキーヤーの Year Phoneジャック => 3極ステレオ線(3極) => 4極変換プラグのマイク端子 => 4極変換プラグ => PCの4極コンボジャック(DSCW)
4極変換プラグのPhone端子 <= 片耳用モノラルイヤホン
PCのサウンド設定で音量レベルを最大にしてもダメだった。
これを次のように、ピンマイクやでイヤホンの音波を拾ってPCに入れるとDSCWはちゃんと反応するのだが、ワシとしてはKey‐Soundと同じように4極変換プラグを介して入れたい。
・メモリーキーヤーのピンマイクインターフェース
メモリーキーヤーのPhoneジャック => 片耳用モノラルイヤホン => ピンマイク(イヤホンの耳当て部を広げてピンマイクを包むコンドーム式連結) => 4極変換プラグのマイク端子
=> 4極変換プラグ => PCの4極コンボジャック
4極変換プラグのPhone端子 <= もう一つの片耳用イヤホン
または、PCの前でメモリーキーヤーのスピーカーを鳴らしてPCマイクで音波を拾ってPC(DSCW)に入れることはできるが、スピーカーからピーピーと音が聞こえて周囲に迷惑をかける。 できることならイヤホンで聞きながら・・・と行きたい訳です。
そこで考えて見ましたが、どうもメモリーキーヤーのイヤホン回路がおかしいのではないか?と
回路は次のようになっています。
上図の回路では、イヤホンジャックに入っている+側は5Vの電源につながっている。 トランジスタのベースは4.7KΩの抵抗を経て、PICの6番目のピン(R80)につながっている。
PICのR80からは800HzのToneが出力される。
ベースに入ったTone信号がコレクタ・エミッタの電圧または電流を増幅することでスピーカー(オリジナル回路では圧電ブザー、または、圧電サウンダーになっている)を鳴らすのだと理解している。 普通の8Ωダイレクトスピーカーに替えてもちゃんと聞きやすい音はでている。
エミッタ・グランド間に、1KΩのボリュームを入れてスピーカーに流れる電圧・電流をコントロールできている(と理解している)。
分からないのは、上記回路のイヤホンジャックに片耳用イヤホンプラグを刺すと、5V電源とコレクタ間は不導通となるにも関わらず、イヤホンが鳴る、ということです。
加えて、ボリュームを左に目いっぱい回すと(最大抵抗1KΩとなる)、イヤホンの音量が小さくなるのではなく大きくなる、ということです。
どうしてボリュームが不導通のイヤホンに影響を与えられるのか。
どなたか、お分かりになる方、コメント欄で教えを賜りたいのです。 コメントは私が承認しないと表示されませんが、私が毎日見てチェックしておりますので安心してコメント欄に書いてください。
ちなみに、メモリーキーヤーは、アルミケースに格納してあり、シャーシグランドは皆無、すべてのジャックは絶縁したうえでパネルに取り付けてあります。
グランドは、すべて回路上のグランドに接続。
回路上のグランドは、基板の4辺の周囲をぐるっと囲んでいてつながっています。
どうかよろしくご教授ください。