海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

海水魚飼育を中心に飼育方法や意見交換の場。小型水槽嗜好。ECOSYSTEM ECOMINIで挑戦中 

投入量の議論 海外編

2009-09-23 19:26:08 | ウオッカメソッド
理屈ぽくてひつこい議論かもしれませんが
一寸気になる議論なので・・・

アメリカ REEF CENTRAL サイトの掲示板から


Is this a safe amount?
1.0ml/100 start
0.1ml/100 incrise every day

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はじめに入れるのは 100Lに対して1mlがいいの?
それとも0.1ml がいいの?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

というストレートな議論がありましたので
解析してみると。




1 mL/100 L may already be too much for the beginning.

100Lに1mlでスタートというのは明らかに多すぎる。




DSB tanks react very sensitively on vodka supplementation,
thus be careful! If you run a DSB without a skimmer, you should add one to your tank.

DSB水槽(砂を非常に厚くひいた水槽)は投入量要注意。
スキマーのないDSBでは スキマーをつけるべき。



You can start with 0.1 mL/100 L for the first three days.
Then you increase the vodka volume to 0.2 mL/100 L for day 4-7.

100Lに対して0.1mlでスタートします。
4-7日たったら0.2mlにします。

これはこれと同じ。

So, e.g. for a 500 L tank:

しからば500Lでは

day 1-3: 0.1 * 5 = 0.5 mL
day 4-7: 0.2 * 5 = 1 mL
2. week (day 8-14): 1 mL + 0.5 mL = 1.5 mL
3. week: 1.5 mL + 0.5 mL = 2 mL.

ということです。


it's the first time someone reports no effects of vodka supplementation.
However, what might happen to your tank is that a heterotrophic bacterial
population is now starting to developing and your nutrient levels will drop
extremely
fast within 24 hours.

ウオッカ投入で効果がないと言った人ははじめてです。
有機栄養細菌が増殖しはじめ栄養レベルは24時間以内で急速に
降下します。


などなど・・Heinz Mahler氏の100Lに1mlでスタートは多すぎる
という意見も。でもMahler氏は1mlでスタートして
実証検証した上成功していますのでこれも正解なのでしょう。

しかしながら 安全性という点では その10分の1から
スタートした方がいいのでしょう。

私は今度1mlで一度スタートしてみようかと思います。
そのような危険をおかしてまでも・・とおもうけど
小型水槽はおかしくなったらその半分換水すれば
なんとかなるからです。(笑)

それができない大型水槽ではやはり慎重を期したほうが良いとも思えます。
各自ご判断にてお願いします。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (よしひろ)
2009-09-27 18:54:33
あきさん こんばんは。

書き込みありがとうございます。
あきさんのページも拝見させていただきました。
色々チャレンジされてそのスタンスは好きだなぁ。
リンクありがとうございました。
こちらもリンク完成いたしました。これからも
よろしく。

>大事なのはその効果を得るのにどういった危険性>があって、その危険性を回避するにはどうすれば>いいのかを理解する事だと思います。

全くご指摘のとおりと思います。危険性については
バクテリアの制御が種類別にできないことや増殖が急激に起こること、または悪玉バクテリアによる魚病などが考えられるとも言われており、これについては実は私も心当たりがあるのです。ソメワケがポップアイで片目を失ったとき、砂を厚めに引いて底面をつけ、その砂にニッソーのドクターなんとかというバクテリア増殖方法による?硝酸塩減少メディアを入れていました。いまから思えば悪玉バクテリアも増殖してやられたのかもしれません。
だけど、長年飼育した経験から言えば魚って不注意で落ちることもあれば。魚同士の喧嘩で落ちることもあるし、いろいろなんですよね。あきさんのように色々チャレンジして時代に応じた飼育技術向上を目指すのが私も好きです。

>炭素源の他に味噌の培養液(といっても味噌に飼>育水、PSBなど加えただけのものですが)も添加し>てますし(笑)、時々味噌汁作ってるみたいな感>覚に襲われます(笑)

そうでしたか!いよいよクッキング水槽ですね!
しかし、冗談でなくアミノ酸や栄養分はサンゴ達も希望しているのですからこれって本当に重要ですね。砂糖、酢、ウオッカ、みりんのほかに味噌も入るとこんどは・・トウバンジャン、ウスターソースなんかはだめでしょうかね。(笑)

ありがとうございました。
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Unknown (あき)
2009-09-27 00:17:40
どうもこんばんわです。

>危険が存在しつつも効果は認められる

確かにそうなんですけど、効果がある事は海外で十分実証されてますし、疑う事もないと思うんですが、大事なのはその効果を得るのにどういった危険性があって、その危険性を回避するにはどうすればいいのかを理解する事だと思います。

幸い、tetsuoさんが日本にBPシステムを伝えた時に、同時にその危険性も伝えてくれたので、ネット上ではそれほど失敗例は見当たりませんが。

あいにく英語は分からないので海外ではどんな感じなのかは分からないんですが、日本ではウオッカだけでなく、みりんや酢など複数の炭素源の添加をしつつ、定期的にバクテリア添加や天然海水での換水をしてる方が多いのも、そういったリスクを回避するためだと思います。

>しかし・・水槽がお吸い物やダシ化するのはなんだか 三分クッキング のようで笑えます。

俺、実際ある方からこんなニュアンスで揶揄された事があります(苦笑)

実際、うちでは炭素源の他に味噌の培養液(といっても味噌に飼育水、PSBなど加えただけのものですが)も添加してますし(笑)、時々味噌汁作ってるみたいな感覚に襲われます(笑)

添加開始時に極少量から始めるのは、味噌の例えでアレですが、時間をかけてジックリ寝かせて熟成させた方が、失敗も少なく、濃くて美味しい味噌が出来上がるって感じなんじゃないですかね?(笑)

>AZ-NO3はリン酸塩は下がらないのですか。

全く下がらないなんて事はないと思うんですが、俺がBPシステムを知る数年前にもAZ-NO3を使ってた事があるんですが、その時にもリン酸塩が下がった記憶がなくて、ひょっとしたらAZ-NO3は硝酸塩を下げるのに特化したモノなのかな?と勝手な憶測で使用を止めました(バクテリアの種類によっても違うみたいですが、一般的なバクテリアが消費するC、N、Pの比率で一番少ないのがPだったと記憶してます)。

>ブログをお持ちならURLを教えてくださいね。
>よろしければリンクをお願いしようかと思います。

ありがとうございます。

最近はURLの入力欄は手を抜くのが癖になってしまって(汗)

かなりいい加減な内容のブログですが、よろしくお願いします。

こちらからもリンクしておきますね。
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Unknown (よしひろ)
2009-09-25 22:22:51
あきさんこんばんは。

家に帰ってお知らせいただいた
URLで 拝見いたしました。Tetsuoさん
とか言う方でしたね。
なるほど良く研究されて脱帽です。かなり
化学の知識がないと読みこなせないところがあるのですが・・要点は

危険が存在しつつも効果は認められる

という結論でしょう。Michael Mrutzek and Jorg Kokott氏のことも言及されておられました。
これは100Lに対して約0・1mlのウオッカで
スタートするものでした。

みりんとか酢とか入れるとなおさら良いというのは
理にかなっているようですね。もっと研究してひろまるといいと思います。

(しかし・・水槽がお吸い物やダシ化するのはなんだか 三分クッキング のようで笑えます。)
返信する
RE:UNKNOWN (よしひろ)
2009-09-25 06:07:50
あきさん ありがとうございます。

あきさんも小水槽なのですね。
強い味方を得ました。他の皆さんは300Lとか
すごい水槽ばかりで圧倒されますから(笑)

これから仕事にいきますのでまた夜にでも
紹介いただいたブログをよく拝見させていただいてコメントいたします。

AZ-NO3はリン酸塩は下がらないのですか。
これは知りませんでした。炭素体を投入すれば
NO3もPO4も下がるのかと。(笑)

ブログをお持ちならURLを教えてくださいね。
よろしければリンクをお願いしようかと思います。
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Unknown (あき)
2009-09-25 00:36:52
うちも水量50リッター程度の貧乏水槽です(笑)

うちもAZ-NO3から添加を始めたんですが、単一の炭素源だけだとそれを利用できるバクテリアが限られてきてしまうため、みりん黒酢も添加してたんですが、硝酸塩ばかり下がってしまって肝心のリン酸塩が下がってこなかったので、今はAZ-NO3の添加は止めて、みりんと黒酢のみで様子見です。

添加量は最初は1滴2滴でしたけど、今はそれぞれ1ml添加してます。

既に知ってるかもしれませんが、ウオッカを始めとした水素供与体の添加による栄養塩の除去、俗に言うバクテリオプランクトンシステムを日本に最初に伝えた方のブログです↓

ttp://coralsuki.blog14.fc2.com/

こちらのブログやコメントしてる方々のブログなどを参考にすると、なんで添加当初は控えめにしなきゃいけないかなど、システムの仕組みや、疑問点、危険性など、このシステムの理解がより深まると思います。
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RE:はじめまして (よしひろ)
2009-09-24 19:23:38
あきさん:

はじめまして。ようこそおいでいただきました。
レスが遅くなりました。
他の皆様のような大水槽で立派に飼っていない
貧乏アクアアリュムですのでよろしくお付き合いの
ほどお願いいたします。

ウオッカの投入量については私も勉強中ですので
暗中模索です。しかしいくつか海外のコメントを
拝見してみますと100Lに対して0・1mlからスタートするのが多いようです。

私はこの理論をAZ-NO3でスタートしています。現在1ヶ月弱程度経過しましたが現在では当初は1滴からスタートしたのが現在では20滴程度投入していますから最初はかなり控えめでというのが基本なのでしょうね。AZ-NO3は高価なので軌道に乗るとウオッカやテトラナイトレイトなどに切り替えしようかと思います。


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初めまして (あき)
2009-09-23 22:52:13
挨拶を書き忘れました(汗)



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Unknown (あき)
2009-09-23 22:49:48
ウオッカ(炭素源)の添加量について、俺も最近知ったばかりなので認識が間違ってるかもしれませんが、C/N比率というのが関係してるらしく、その比率がそれぞれの水槽で異なるため、添加量も違ってくるみたいです。

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