腸管が血液の質を決める働きを担っているからです。栄養を含んだ良い血液が送り出されているならいいのですが、腐敗物質や毒素を含んだ悪い血液が全身に回っている場合は、当然、体のあちこちで問題が出てきます。
太りやすくなる、全身の疲労感、老化なども、腸内環境の悪化がひとつの原因です。
さらに、この時、血液中の赤血球も変形し、酸素の運搬がうまくいっていないことがわかっています。結果、全身の細胞は、酸素不足の状態に陥ります。やがて細胞の生命力が失われていきます。
脳も血流不足、酸素不足に陥っていますので、働きが低下します。これが、マイナス思考を生み出している要因だと考えられるのです。
ということは、換言すれば、「腸内環境を整えれば、メンタルヘルスも整う」ということになります。
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発酵食品はなぜ体にいいのか?